育児世代の女性向け食べ方情報サイト「たべぷろ」(日本食糧新聞社)では、各地で活躍する食の専門家や専門媒体が、おいしくてヘルシーな食べ方を紹介しています。この季節、女性や家族にとって大事なテーマ「温活」も話題に。ぜひチェックしてください。

季節の変わり目の不調に! 鮭とれんこんの重ね焼き

国際中医薬食膳師・渚月順子

冬は冷えによる体調不良や、風邪を引きやすくなったり気血(きけつ)の動きも悪くなり、場合によっては痛みが出てくることも。身体を温めて気血水不足を補いましょう。

鮭には気血を補う作用があり、胃腸を温め働きを良くします。元気の足りない時や貧血の時などにオススメ。れんこんはのどの痛みや咳、痰の緩和に良いと言われ、身体を潤す作用以外にも、血流を良くする効果があります。この時期は火を通して食べましょう。詳しくはこちら急激な天候の変化による不調に!鮭と蓮根の重ね焼き【薬膳レシピ付き】

お弁当のお供に温かい重ね煮みそ汁を!

重ね煮弁当研究家・北知美

重ね煮は、切って重ねて火にかけるだけの簡単調理。陰陽の法則に基づいて、鍋の下から陰性の野菜、上に行くに従って陽性の野菜を重ね、水を入れて火にかけると、鍋の中でらせん対流が起きて陰陽が調和され中庸になり、野菜のうま味たっぷりでまろやかな味になります。

砂糖で甘みをつけたり油でコクを出す必要もなく、油の使用は香りづけ程度。アレルギーのある方、離乳食、介護食、生活習慣病の方にも対応できます。我が家の息子が大好きな重ね煮みそ汁「豚汁」はこちらから寒い冬…お弁当のお供に温かい重ね煮味噌汁を!【レシピ動画付き】

冷え性や風邪とサヨナラ! 体温を上げよう

スポーツ栄養士・馬明真梨子

食事を取ると、身体がポカポカしますね。これは、食べることで熱を生み、体温が上昇した証拠です。体温が1度C上昇すると免疫力が30%もアップします。胃腸も筋肉でできているので、しっかり動かせば熱を生み出します。

お腹をさわった時に「冷たい!」と感じる方は、胃腸の運動が足りていないのかも。次のことに気をつけてみて! (1)よく噛んで食べられるものを選ぶ(2)温かい食べ物を選ぶ(3)だらだら食べず食事の時間は集中する。詳しくはこちら冷え性や風邪とサヨナラ!体温を上げる食べ方

アツアツ、ホクホク! ふろふき大根は、下ゆで&隠し包丁

フードディレクター・SHIMA

やわらかく優しい昆布のだし汁が染み込んだ大根に、こってり甘辛肉みそをかけたふろふき大根、寒い季節にぴったりですね。火が通りにくい大根はレンジで下ゆでしておくと、おでんやふろふき大根など大きめに使う時も便利。下ゆですると味も染み込みやすくなるそうです。

また、包丁で深さ1cmほどの十字の切り込みを入れると、味の染み込みや火の通りが良くなります。詳しくはこちら家族に家計に嬉しい♪ 簡単ホクホクあったかメニュー3選

◇百菜元気新聞の2018年1月1日号の記事を転載しました。