こんにちは、楽薬食膳代表の渚月順子です。健康であることが美の秘訣!それを伝えたいと思っております。冬の気候の特色は「寒さ」と「乾燥」です。秋から一気に気温が下がり、冷えによる体調不良やカゼを引きやすくなったり、気血の動きも悪くなり、より冷えを感じたり、場合によっては痛みがでてくることもあります。カラダを温めて、新陳代謝の低下による気血水不足を補うことで元気に乗り切りましょう。

鮭は体を温め、蓮根は空咳を落ち着かせます

また、「腎(カラダ本来のエネルギーを蓄えるところ)」を養うのが大切な季節です。「腎」が弱ると、体内の水分代謝が悪くなったり、気(エネルギー)が少なくなり、疲れやすくなったり老化も進みます。「腎」をケアすることでアンチエイジングに繋がります。

寒さの厳しい冬は、活発に動いてエネルギーを消耗することを避け、ゆっくりと温かくして過ごすことが重要です。

鮭には気を補う作用、血を補う作用があり、胃腸を温め働きを良くします。元気の足りない時、貧血の時などに。

レンコンはのどの痛みや咳、痰の緩和に良いと言われ、古くから民間薬として親しまれてきました。 カラダを潤す作用以外にも、血流をよくする効果があります。レンコンは若干カラダを冷やすので、この時期は特に火を通して食べると良いです。

鮭と蓮根で、こんなおしゃれな一品に

鮭とレンコンの重ね焼き(4人分)

<材料>
・鮭 2切れ
・レンコン 4cm分
・つけだれ
-すりおろしニンニク 1片分
-醤油 大1
-みりん 小さじ1
・餃子の皮 4枚
・ヨーグルトソース
-無糖ヨーグルト 大さじ4
-レモン汁 大さじ1

<作り方>

  1. 鮭を4等分、レンコンを5mm厚さにカットし、つけだれに30分以上漬け込みます。
  2. 餃子の皮を半分にカットし、油をひいたフライパンでカリッとさせます。
  3. 餃子の皮を焼いたフライパンに油を足し、漬けておいたレンコンを両面焼きます。
  4. レンコンを焼いたら、鮭を焼きます。
  5. お皿に、餃子の皮・レンコン・鮭を重ねていきます。
  6. ヨーグルトのソースとゆでたブロッコリーを飾ります。

次回は、冷えによる風邪や頭痛、便秘を解消する薬膳をご紹介いたします。今年の冬は風邪に負けず元気に過ごしましょう。