朝晩は特に寒さを感じる季節となりました。そうなると気になるのが「風邪」ですよね。特に免疫力の弱い子どもに対して、風邪を引かないように着るモノで調整しつつ、食べ物でもしっかりとケアしてあげたいところ。もちろん、子どもだではなくママさんたちにもです! 風邪で仕事なんて休めない~!
それに、発酵調味料はそれひとつでおいしく調味できたり、漬け込むことで肉が柔らかくなるなど時短調理にはとても便利な食材なんです。
そこで今回は、手作りしてみたい発酵食品・発酵調味料をテーマに、全国の働くママ100人にアンケートを実施しました。市販品を購入するのはもちろん楽チンですが、手軽に作れるものなら手作りしても楽しいですね。

1位:ヨーグルト

かねてより手作りしている方も多い【ヨーグルト】が首位獲得となりました。作り方もいたって簡単な点も高評価ポイント。手作りであればたっぷり食べられるのも嬉しい!

<たべぷろ編集部調べ>
調査地域:全国
調査対象:働くママ
調査期間:2020年8月12日〜9月1日
有効回答数:100サンプル

簡単に作れそう!

  • 時間や手間をかけずにできそう。子どもも好きな食品なので喜んでくれそうだから。(50代/女性/個人事業主)
  • 手作りでいつもあれば毎日食べられて健康でいられそうだし、ヨーグルト作り器もあったりするので、働いていてもできそうだから(40代/女性/個人事業主)
  • ヨーグルトと牛乳だけで簡単に作れるから。温度管理が難しいようだが、炊飯器にもヨーグルトを作るモードがあるので気軽に挑戦できると思う。(40代/女性/個人事業主)
  • 我が家には育ち盛りの子供と高齢の両親がおり、健康のために発酵食品は意識して摂るようにしている。ヨーグルトと納豆は必ず冷蔵庫に入っており、その中でも作りやすいのはヨーグルトと思う。(40代/女性/パート・アルバイト)

手作りのものをあげたい

  • 働くママは子育ても忙しい。子どもの朝食に、自身の整腸作用に手作りの物をプラスできればと思ったから。(50代/女性/パート・アルバイト)
  • 朝はとにかく忙しく、朝食の支度は簡素になりがちで栄養バランスが気になる。何かひとつでも基本栄養素を取り入れたく、それが手作りであればなおの事、気持ちのこもった我が家の朝の定番メニューになるのではないかと思う。(40代/女性/正社員)
  • 子供たちのおやつ代わりにもなり、大人たちの腸内環境の改善などにも効果があると思うから。市販のもの中には糖類が多く含まれているものも多いので自分で調節できるのが手作りの良い点だと思う。(30代/女性/個人事業主)

経済的にも◎

  • 家族みんなで食べると消費量が多く、手作りヨーグルトならたくさん作ることが出来るので経済的。(50代/女性/パート・アルバイト)
  • 牛乳だとお腹を壊す娘の為、カルシウム摂取を目的に、毎日ヨーグルトを食べさせている。コロナ禍で一時ヨーグルトがお店に無かったことがあり、手作りしてみようかと考えた。(40代/女性/パート・アルバイト)
  • ヨーグルトメーカーで免疫力を謳う商品を増やして食べると、家計的にもかなりお得。(30代/女性/パート・アルバイト)

2位:ぬか漬け

2位は【ぬか漬け】です。かつてのぬか床は毎日かき混ぜる必要があったり、ちょっとニオイも気になったり。「おばあちゃんが作る」イメージの強かったぬか漬けも、今では「ぬか漬け男子」なるものも登場! 冷蔵庫で保存できるキットなどもあり手間のかかるイメージを払拭です!

子どもの好き嫌いにも

  • 時間があるコロナ禍で以前から興味があったぬか漬けにチャレンジ。野菜嫌いな子供もぬか漬けなら食べられるということで、今でも続いている。(30代/女性/パート・アルバイト)
  • ぬか漬けは発酵食品の中でも日本に古くからあり、野菜も補給出来る事や何度も作れることも考えるとマイぬか床に挑戦してみたいと思った。(60代/女性/派遣社員)

手軽に挑戦できるようになった!

  • 昔のぬかと違い、今時のぬかは手入れも簡単で、残り野菜や好きなものをなんでも投入しても良いと聞いたので。(40代/女性/正社員)
  • 最近では簡単にぬか漬けを始められるキットがあり、実際使っている。本当に簡単で、毎日確実に野菜がとれるし、美味しいし、腸にもいいし、おすすめ。(50代/女性/パート・アルバイト)
  • 他のものより簡単に食事のおかずの足しになるように思ったため。(40代/女性/正社員)
  • 現在は毎日かき混ぜなくてもいい発酵ぬか床が販売されているから失敗しない。漬物は買うとたかいから。(30代/女性/個人事業主)

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食材を無駄にしない

  • 買い物の回数を減らすためにまとめ買いが増え、野菜をぬか漬けにしておけば浅漬けから古漬け迄無駄にしないで食べきると考えている。(60代/女性/個人事業主)
  • ぬか漬けは自分の母や祖母も作っていてイメージが湧きやすく、ヨーグルト等よりも長く食べられそうなので、この先重宝しそう。(20代/女性/派遣社員)

おふくろの味としても伝えたい

  • 昔からぬか漬けが大好物で、実母は自宅で漬けてくれていた。夏になり、キュウリやナスなどの夏野菜を見るたびに「ぬか漬けがたべたいなあ」と思う。(30代/女性/正社員)
  • 母として子供たちにも母のこだわりや伝統を受け継いでほしいと思う。(50代/女性/正社員)
  • 昔、食卓には母が漬けてくれた糠漬けがあり、母の味として記憶に残っている。子供たちが大人になったとき、母の味の一つとして覚えてほしいため。(50代/女性/正社員)

3位:味噌

3位の【味噌】は、古来より愛される万能調味料で、お味噌汁や料理の味付けだけでなく、隠し味としても使えて本当に便利!「みそは医者いらず」といわれるほど日本人にはなじみ深い発酵食品ですね。

  • ほぼ毎日お味噌汁を飲むので消費量が多い。自分で手作り出来たら節約にもなり、中身に何が入っているかわかるので安心だと思う。また、腸活が流行っているので手作りしてみたい。(20代/女性/正社員)
  • 子供の頃にキット等で味噌をつくった思い出があるので、子供と一緒に挑戦したい。(20代/女性/正社員)
  • 仕事で帰宅が遅くなったときに用意しておいた味噌玉を使ったり、豚肉や鶏肉を味噌に漬け込んでおけば、お湯を注ぐだけ、焼くだけで夕食の一品が簡単に完成するため。(50代/女性/パート・アルバイト)
  • 味噌は使う頻度も多いため、手作りしてみたいと思っていた。また、他の発酵食品に比べ、作り方もそれほど難しくなさそう。(40代/女性/個人事業主)
  • 夫の高血圧対策として減塩味噌がほしいから。(40代/女性/正社員)
  • 日々料理に使うものなので、自分で手作りするとお料理に張り合いが出そう。(50代/女性/パート・アルバイト)
  • 自分で一から作って美味しいお味噌汁を家族に提供できたら嬉しいから。(30代/女性/個人事業主)
  • 手作りの味噌をもらったことがあるが、市販の味噌に比べてまろやかで料理に使ったときも美味しくなったから。(40代/女性/パート・アルバイト)

4位:塩麹

今から10年ほど前にブームとなった【塩麹】。食材を漬けておくだけで、まろやかなうまみを与えてくれたり、柔らかくしてくれたりと、時短メニューには特に欠かせない調味料のひとつになりましたね。

  • 他の調味料も不要で簡単手早く便利に使っている。ただ、安価なものは添加物が入っていることが多いため、自分で手作りすることで安心安全な簡単調味料が使えると良いと思う。(40代/女性/正社員)
  • 栄養価も高くいろんな料理に活用出来たり、賞味期限も長く冷凍保存も可能であったり毎日の食事に取り入れやすい。(30代/女性/正社員)
  • 塩麹は体に良さそうだから。ほったらかし料理で手間がかからなそうだから。(30代/女性/個人事業主)

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  • 買うときに割高感を感じるので手作りしたい。また、料理のレパートリーが広がりそうだから。(40代/女性/パート・アルバイト)
  • 家族が塩麹を使った料理が好きで、塩麹をスーパーで購入する事が多々ある。自分で作る事ができれば、より美味しい物が時短で出来るのではないかと思う。(40代/女性/個人事業主)
  • お肉を簡単に柔らかくしてくれるため、使い勝手がいいと思いました。(30代/女性/正社員)
  • メーカーによって味の濃さに差があるので、手作りで自分好みの味が作れたら良いと思う。(40代/女性/正社員)

5位:醤油麹

5位は、聞き慣れない方もいるかもしれませんが【醬油麹】がランクイン。混ぜ合わせるだけでできる醬油麹は、塩麹同様に万能調味料として重宝されていますが、塩麹との大きな違いは、大豆の旨味成分が加わる点! 旨味成分・グルタミン酸が塩麹の10倍以上にもなるんだとか。

  • 市販の調味料は塩分が多かったり味が濃い場合が多いので自分で作りたい。醤油麹は万能調味料というイメージがあるので週末に作り置きをして平日の忙しい時間に時短で肉や料理の味付けができる。(30代/女性/パート・アルバイト)
  • 醤油麹は試したことがなく、調味料としてよい味が付くと耳にしたことがあるので気になっていた。地元ではあまり見かけないし醤油麹にかかる情報も少ないので、機会があればと思っていた。(40代/女性/個人事業主)

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6位:納豆

【納豆】も実は手作りできるんです! これこそ難しそうですが、納豆大好きな私は、発泡スチロール+ホッカイロで挑戦した経験アリ! その他、炊飯器でも作れるそう。納豆を心ゆくまで食べたいと言う方はぜひお試しください!

  • 元々納豆が好きなのと、子どもが納豆が大好きなので、切らしたくない。常に冷蔵庫に入れておきたい食材なので、自分で作って自家製のタレも作って美味しく食べたい。(30代/女性/パート・アルバイト)
  • 納豆ならそのまま食卓に出せて家族みんなが好物のため、消費しやすく手間がかからないから。(40代/女性/個人事業主)
  • 納豆は比較的金額の上下もなく、手軽に始められそうな食品なので、コロナ自粛の間で色々と調べて手作りに挑戦してみたいと考えている。(30代/女性/パート・アルバイト)

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【たべぷろ編集長の視点】「混ぜ合わせて放置」も必須キーワード

秋~冬のインフルエンザが流行する時期は特に発酵食品に注目が集まりますが、今期はさらにコロナというキーワードも加わるため、積極的に発酵食品や調味料を使って、家族の健康を守りたいと考えるママも多いのではないでしょうか。

しかもその発酵食品や調味料が時短料理をかなえてくれて、家族でおいしくいただけるのなら、お仕事をされているママにとって言うことなしですね!

とはいえ、例え便利で健康価値を創造してくれる発酵食品や調味料であっても、やはり時間に制約があるため、簡単に手間なくできることは必須事項です。その点を考慮すると、混ぜ合わせるだけであとは放っておいても完成するものであれば、挑戦するのにハードルも高くはないですね。

経済的で子どもの好き嫌い克服にも繋がるのであればなおよし、といったところでしょうか。普段、子どもと接する時間をなかなか取れない働くママにとって、こうした発酵食品・調味料を一緒に作ってみるというのも子どもとのコミュニケーション時間を確保できるとても大切なひとときですね。

たべぷろ編集長 貞苅江梨子