コロナに見舞われたこの3年で、家族の健康を意識する働くママはさらに増えています。たべぷろで紹介しているメニューでも、単にお腹を満たすものだけでなく『ヘルシー』『糖質オフ』といったキーワードに敏感に反応しているのが人気記事ランキングからも見て取れます。そこで、たべぷろ編集部では、内食需要が高まり市販のお惣菜販売が好調ないま、食物繊維や発酵食材たっぷりの「腸活」惣菜選びについて全国の働くママ100人にアンケートを実施しました。

コロナ禍で市販の惣菜選びにも変化が…

働くママにとって市販の惣菜は救世主ともいえる存在として、かねてより食生活を支えてきましたが、長引くコロナ禍でその存在意義にも変化が見えてきました。テレワークなどで時間に余裕ができ、手作りを強化する働くママがいる一方で、そうした働き方が難しい人も多くいるのが実情。ますます市販惣菜の力を借りたいといったところでしょうか。ただ、その惣菜の選び方に工夫がみえるようになっているようです。

【たべぷろ編集部調べ】
Q:腸活にもなるお惣菜、食べてみたいメニューは?
調査地域:全国
調査対象:働くママ
調査実施日:2022年4月4日
有効回答数:100サンプル

1位 海藻サラダ

ミネラルが豊富で水溶性食物繊維の多い海藻類は、胃腸内をゆっくりと移動するため、お腹が減りにくく食べすぎ予防となります。さらに食後の血糖値上昇やコレステロールの吸収も抑えてくれるのが特徴です。腸内環境を整えるのに大変有効な成分として、イメージしやすいのでしょう。ヘルシーなので普段から食生活に取り入れているといった回答が多くみられました。

<コメント>

  • 海藻は身体によさそうだから
  • 腸内環境をよくするために食物繊維の多いものを選んでいる
  • 普段から取り入れておりヘルシーでお通じもよくなるため
  • 糖質が少なそう
  • ミネラルも豊富だから

▽おすすめレシピはこちら

野菜も海藻も苦手なお子さんに!ささみ肉たっぷりご馳走わかめサラダ10分レシピ

2位 きんぴらごぼう

水溶性食物繊維だけでなく不溶性食物繊維も多く含むゴボウも、腸活といった観点からは人気の食材です。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸のぜんどう運動を活発化させるため便通をよくする特徴があります。便秘やダイエットに効果的なため料理に取り入れているといった回答が多かったのもうなずけます。

<コメント>

  • 便秘がちなのでできるだけ食物繊維を摂りたい
  • 普段から食物繊維は摂るように気を付けている
  • ダイエット方法としても最適

▽おすすめレシピはこちら

野菜ソムリエおすすめ太っちょきんぴら!お弁当のおかずにもぴったり

3位 チーズグラタン

腸内環境を整えるために有効な食材として『発酵食品』もイメージしやすいです。中でも乳酸菌を豊富に含むチーズは、老若男女問わず好まれる身近な食材であり、料理をおいしく仕上げてくれることから、たべぷろでも大変多くのメニュー提案があります。乳酸菌は便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑え、腸の免疫力アップにも期待できるとされています。

<コメント>

  • 普段から食べているため違和感なく食べられる
  • 子どももおいしく食べられる味だから
  • 定番メニューでおいしそうに感じる

▽おすすめレシピはこちら

子どものほうれん草嫌い克服15分レシピ!簡単濃厚レンチングラタン

以下、「きのこ炒め」「切干大根の煮物」と僅差で続いており、普段から食べ慣れている、意欲的に摂取している食材を使った腸活惣菜が人気を集めていました。

惣菜選びには理由アリ

自宅で食事をする時間が増えたことから、市販惣菜を利用する働くママも増え、それを夕飯に取り入れることに対する『罪悪感』がかねてより薄れてきたように感じます。ただし、むやみに商品を選択しているわけではありません。家族の健康を守る立場としても、利用することに何らかの『理由付け』を求めています。その最大の理由が「健康」ではないでしょうか。

そしてそこには、健康を意識した素材や調理法を用い提案する、企業サイドの努力が存在している結果が、惣菜好調の理由のひとつではないかと推測しています。(たべぷろ編集長・貞苅江梨子)