ママ管理栄養士おすすめ醤油こうじレシピ!漬けて焼くだけ5分でメインのおかず
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/face9686a126c31e936870d7c956b970-17-e1589611849239-730x410.jpg)
管理栄養士の安藤ゆりえです。少し前に流行した「塩こうじ」は旨味があって、お肉や魚もやわらかく美味しくしてくれる調味料ですよね。「塩こうじ」も美味しいのですが、今回は私のお気に入りで、なくなる前に作って常に冷蔵庫にスタンバイしている「醤油こうじ」をご紹介します。
おうちで簡単に作れる万能発酵調味料・醤油こうじ
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/5ab4e5139589646657b148927ea7520c-16-690x460.jpg)
「こうじ(麹、糀)」とは、お米に味噌や醤油などの発酵の元になるこうじ菌をつけたものです。この「こうじ」を塩と水に漬けて発酵させたものを「塩こうじ」。醤油に漬けて発酵させたものを「醤油こうじ」と呼んでいます。
旨味たっぷりでいろいろと使えてとっても便利な調味料です。家で発酵食品を作るなんて難しそう…と思われるかもしれませんが、とっても簡単です!
【 材料 】(作りやすい分量)
米こうじ 100g
濃口醤油 米こうじが浸る量
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/c3a5523f830483ce6f4f58258040d6b1-6-690x460.jpg)
保存用に煮沸消毒して水気を取り除いた蓋付きのガラス容器も用意します。米こうじはスーパーの冷蔵の甘酒売り場や、漬け物売り場のあたりに置いてあることが多いです。
【 作り方 】
1.ガラス容器にしっかりほぐした米こうじを入れる。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/2089d2effda8474a71c9b2d451d74531-3-690x460.jpg)
2.(1)に醤油を米こうじが浸る量まで入れる。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/e30fbce1b3c9f9f91cfe513af891f254-4-690x460.jpg)
3.清潔なスプーンや箸でかき混ぜる。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/01174b121c88f8d7949002705e79dd34-3-690x460.jpg)
4.1日1回かき混ぜ、こうじが醤油を吸って上の方に醤油が浸らなくなってきたら、醤油を追加で注ぐ。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/f735ce66349a46d534c8cb6cb815dbc0-7-690x460.jpg)
5.こうじがやわらかくなったら完成。夏場は1週間ほど、冬場は10日~2週間ほどで出来上がります。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/aae5742d244018d5ea16e41a69ca5878-7-690x460.jpg)
出来上がり後は冷蔵庫で保存し、3ヶ月ほど持ちます。作った日付を容器に書いておくと良いですね。醤油こうじはいろいろな料理に使えますので、一例を紹介します!
鶏肉に揉み込んでメインのおかずに
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/68b3d9ce398d384acc05ff9d06e1a83a-5-690x460.jpg)
鶏もも肉300gに醤油こうじ大さじ2を揉み込み15分以上(できれば一晩)置いておきます。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/72a6870ccd8aaf4a79283aa4eb9b885d-3-690x460.jpg)
フライパンに油を引いて焼きます。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/a9857b6d5e6cde6d564ab738737435d6-2-690x460.jpg)
お皿に盛り付けて完成。固くなりがちな鶏肉も醤油こうじの力でやわらかく、とってもジューシーな仕上がりになります。
魚に揉み込んでメインのおかずに
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/face9686a126c31e936870d7c956b970-17-690x460.jpg)
今回はブリを使ってみましたが、鮭やたらなどの白身魚、サバなど脂ののった青魚もオススメです。魚の下処理として、塩を振り10分ほどおいたら、余分な水気を拭き取ります。臭みを取ることができます。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/ab18a4f4c08312736d19869d2023c237-1-690x460.jpg)
魚2切れに対し醤油こうじ大さじ2を加えて揉み込みます。揉み込んで15分以上(できれば一晩)置いておきます。
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/22856d09926ff3654ef47d87e728a4a0-1-690x460.jpg)
あとは焼くだけで完成です。
マヨネーズと和えて副菜に
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/7137f457f3d7f8bf774cdf56441871ca-1-690x460.jpg)
塩もみした大根にマヨネーズと醤油こうじを1:1で混ぜれば絶品和え物になります。乱切りにしたきゅうりと醤油こうじを合わせて、モロキュー風にしても美味しいですよ。
納豆にもよく合います
![](https://tabepro.jp/wp-content/uploads/2020/05/a5e96bb9aa6f96ff02c512baad6d4031-690x460.jpg)
旨味たっぷりな醤油こうじは納豆にもとってもよく合いますよ。
事前に揉み込んでおくことで時短!
帰ってきてすぐご飯にしたい!という日もありますよね。お肉やお魚はあるけど買ってきてそのままの状態だと、どんな味付けにしようか迷う時間や調味料を出す時間、味付けにかかる時間もかかります。それぞれは分けて考えると小さなことですが、積み重なると思いのほか時間がかかってしまいます。
時短のポイントは、お肉やお魚を買ったら冷蔵庫に入れる前に味付けを決めてしまうこと。ここではご紹介した醤油こうじを揉み込んでおくことですが、こうすることで次、冷蔵庫から出すときには焼くだけの状態になっています。
また、食材を醤油こうじがコーティングしてくれるので、食材に直接空気が触れず鮮度も保たれます。冷凍しておいてもOKなので、「今日の夜は鶏肉の醤油こうじ焼きにしよう!」と決めたら、冷凍庫から冷蔵庫に移し解凍しておくだけで夜には焼くだけの状態になっています。
醤油こうじのうれしいメリット
・旨味たっぷり
塩こうじも旨味の効いた美味しい調味料ですが、醤油こうじには塩こうじの10倍もの旨味があるとも言われています。これは醤油の原材料である大豆の旨味のおかげです。
・素材をやわらかくする
お肉やお魚に漬けておけば、焼いてもふっくらやわらかくなります。やわらかいのでお子様にも食べやすいですし、冷めて固くなりがちなお弁当のおかずにも最適です。
・お腹の調子を整える
醤油こうじは発酵食品です。便通を良くしたり、免疫力をUPさせたりしてくれる腸内の善玉菌を増やす役割もしてくれます。納豆やキムチなどの発酵食品は苦手なお子様も多いですが、調味料から摂れるのは嬉しいですよね。
さいごに
旨味たっぷりで美味しい、そして健康にも嬉しい「醤油こうじ」。私が醤油こうじを初めて作ったのは5年ほど前ですが、お家ごはんのバリエーションがググッと広がりました。そして、揉み込んで焼くだけの簡単料理なのに家族からも「美味しい!」と大好評なので本当に醤油こうじには感謝しています(笑)
一度作ってしまえば、困った時のお助け調味料になってくれるのでぜひおためしくださいね。
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。