急いで帰って夕食を作らなくっちゃ、という時に重宝するのが簡単なパスタ。パスタをゆでている間に具を作れば、たったの20分で出来上がりです。特に買い置きしておいた缶詰でできるツナとトマトのパスタは、バランスのいいワンプレートディッシュで、子どもも大好きな人気メニューです。忙しいママのためにレシピ付きでご紹介します。

忙しい平日は簡単なパスタ料理を

ボンジョルノ。イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回は、イタリアの働くママの定番メニュー、簡単パスタをご紹介します。パスタはご飯と違って水に浸す時間が必要ないので、帰ってきてすぐに作って食べられる優れもの。パスタをゆでている間にソースが作れるので、あっと言う間にできあがりです。

イタリアの忙しいママたちは、時間のかかるミートソースや微妙な具合が肝心のカルボナーラのような料理は時間がある日曜日に、忙しい平日は簡単なパスタ料理と上手に使い分けをしています。

超簡単な「パスタビアンカ」

まずは、簡単パスタの中でも料理とは言えないような超簡単パスタをご紹介します。どこの家の台所にあるものですぐにできる優れものです。

その中でも超簡単なのが、白いパスタを意味する「パスタビアンカ」。まずはゆで上がったパスタに、溶かしバターかオリーブオイルを絡めるだけ。えっ? と驚くほどシンプルな具なしパスタですが、すぐにできて一度食べると病みつきになるおいしさです。

おろしたてのナツメグやパルミジャーノチーズをかけると、さらに本格的なイタリア料理の深い味わいが楽しめます。

私の住むローマでは、ゆでただけのパスタにおろした羊のチーズと黒コショウをたっぷりかけたパスタも人気です。

ペペロンチーノを簡単アレンジ

それから日本でもすっかりおなじみのペペロンチーノ。パスタをゆでている間に、フライパンに入れたニンニクと唐辛子をエキストラヴァージンオリーブオイルで温め香りを移します。焦がさないように火加減を注意。茹で上がったパスタとオリーブオイルを合わせていただきます。

ペペロンチーノのバリエーションとして、しめじやマイタケ、エリンギなどのキノコ類をニンニクや唐辛子と一緒に炒めると、ピリッと辛いキノコのパスタができあがり。

パスタをゆでるときに一口大にちぎったキャベツを一緒にゆでて、ニンニクと唐辛子を炒めるときにアンチョビも加えてみてください。ほんの少し材料を加えただけなのに、イタリア風キャベツとアンチョビの簡単パスタに変身します。

野菜やキノコ類が入ると、簡単パスタといっても栄養のバランスもよくなりますね。

買い置き缶詰が大活躍!トマトとツナのパスタ

いつでも家庭に用意しておきたい買い置きの缶詰は、トマトの水煮缶とツナ缶。この2つがあると、こんなに簡単だとは思えない本格的なパスタ料理が、あっと言う間に出来上がり。子どもにも大人にも人気の料理です。

<材料>(4人分)
パスタ(スパゲッティでもショートパスタでもお好みで) 320g
トマトの水煮缶 1缶(400g)
ツナ缶 2缶(70g)
ニンニク 1かけ
唐辛子 1かけ(お好みで)
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ3
イタリアンパセリ(みじん切り) 適量

<作り方>

  1. 大きな鍋にたっぷりの水をいれ火にかけ、沸騰したらパスタを入れて、袋の指示通りの塩を入れて必要な時間ゆでる。
  2. 鍋にエキストラヴァージンオリーブオイルとニンニクを入れて、弱火でじっくり香りを移すように温める。お好みで唐辛子も一緒にいれる。
  3. オイルから良い香りがただよってくれば、ツナ缶を加えて、1分くらい味を馴染ませるために弱火で炒める。
  4. トマトの水煮缶もジュースごと加えて中火にして5分くらい煮る。ニンニクを取り出す。
    ※水煮トマトはザルでこすか、1cmくらいの各切りにする
  5. パスタが茹で上がったら、(4)と和えてからめる。イタリアンパセリのみじん切りをのせて、いただきます!

あっという間に、簡単パスタの出来上がりです。野菜サラダを添えればなおいいですね。パスタをゆでている間にソースができてしまうので、所要時間は20分もあれば十分という簡単パスタ。

忙しいときのお助けメニューといってもとてもおいしいので、忙しくないときにでも家族のリクエストが多い人気のパスタ料理です。時間がない時の定番メニューになること間違いなしの簡単パスタ、試してみてくださいね。