幼児が下痢の回復期におすすめの消化のよい食事2選【レシピ付き】
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こんにちは! 偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。保育士の資格も持っています。子どもが下痢をしてしまったら大丈夫なのか心配ですよね。下痢の時の食事にも気を付けないと、ますます症状を悪化させてしまう場合もあります。
これ以上つらい思いをさせないためにも、幼児が下痢の時に気を付けたいポイントや回復食についてお話ししていこうと思います!
幼児が下痢の時は、まず水分補給を
幼児が下痢をしてしまう理由にはいろいろなものが挙げられます。食べ過ぎ、冷えなどもその1つでしょう。ですが、下痢をする大半の要因は、ウイルスによるものとなります。
まず、知っておきたいことは、「下痢は身体から病原体を排出しようとする防御反応」だということです。悪いものを出して身体を守ろうとしているため、下痢を薬で止めるのは好ましくありません。
とはいえ、何も対処をしないでいると、特に幼児は脱水を起こしてしまう場合があるので水分補給に充分気をつけるようにしてください。下痢が酷い場合は、電解質の多い経口補水液をあげるといいですよ。
下痢の時の幼児食のポイント3つ
<1>幼児が下痢をしている時の食事は、消化のよいものをあげるのが原則です。
・おかゆ
・オートミール、クラッカー
・煮込みうどん
・クリームスープ、味噌汁
・ひき肉
・白身魚、はんぺん
・半熟卵
・やわらかく煮た野菜
<2>刺激の強いものや、油が多いものを与えてしまうと余計にお腹を下してしまうこともあるので注意が必要です。
<3>便のやわらかさと同程度のやわらかさのおかゆが下痢の時の食事の目安です。ひどい水下痢の時は、とろとろのおかゆや、裏ごしした野菜などの食事から始めていきましょう。
回復期の食事に!簡単和風卵がゆ
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次に、ひどい下痢がやや落ち着いてくるころの回復期の食事にぴったりのメニューを紹介していきます。
初めに紹介するのは、簡単に作れる和風卵がゆです。炊いたご飯を雑炊風に味付けて卵でとじる簡単おかゆなので、パパッと作れて胃腸にも優しくおすすめです。
回復に向かっているとはいえ、まだまだ腸はダメージを負っている状況です。いきなりいつも通りの量をあげるのではなく、いつもの半量程度に留めておいて、すぐにお腹が空くくらい数回に分けて食事をあげるよう、量を調節してあげてください。
【材料】(2人分)
水 300ml
温かいご飯 180g
卵 1個
顆粒和風だし 大さじ1/2
みりん、醤油 各小さじ1
【作り方】
1.小鍋に水を入れて火にかける。
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2.ふつふつと沸いてきたら、だしを加える。
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3.卵を溶きほぐす。
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4.鍋に(3)をかき卵となるように少量ずつ流し入れたら、調味料も加える。
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5.器にご飯を盛る。
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6.鍋に(5)を加え、やわらかくなるまで煮る。
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ご飯がやわらかくなったら雑炊風の卵がゆの完成です。米からではなく、炊いたご飯を使うことによって時短につながります。
まだ回復期の初期を想定して具は溶き卵だけにしました。卵はたんぱく質が豊富で、ビタミンも多く含まれているので栄養は摂れるので安心してくださいね。
そして大丈夫そうなら少しずつ細切り人参やキノコ類、鶏肉など様子を見ながら加えていってあげるといいですよ!
とろけた野菜が腸に優しい!カボチャのくたくたうどん
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続いて紹介するのは、カボチャのくたくたうどんです。消化のいいやわらかいうどんに、とろけたカボチャがスープとなって絡む優しいメニューです。他の野菜も細かくやわらかく煮ていくので、腸への負担も少なく栄養もしっかりと摂れるレシピとなっています。
【材料】(2人分)
鶏むね肉 70g
カボチャ 200g
人参 1/2本
えのき 1/3株
白菜 小鉢1皿分程度
ゆでうどん 1玉
水 500ml
顆粒和風だし 小さじ1
酒、みりん 各大さじ1
醤油 大さじ1/2
【作り方】
1.鶏肉を細かく切る。
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鶏むね肉は脂肪が少ないので消化が良いほうですが、無理にあげなくても大丈夫です。今回、鶏むね肉を加えた理由は2つあります。うどんにコクを出したかったからと、煮ることによって鶏肉の栄養をうどんのスープの中に煮出したかったからです。
少量ずつ食べられそうなら、細かく裂いて食べやすくして与えてあげてくださいね。
2.人参を薄い輪切りにする。
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カボチャは厚さ1cmくらいに切る。
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カボチャはとても固いので、私はレンジで少し火を通してやわらかくしてから切りました。厚さはこのくらいで充分です。ぐつぐつと煮込んでいくので、最終的にカボチャはすべて溶けます!
3.鍋に人参、カボチャ、鶏肉を加え、水を加える。
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鍋を火にかけ、顆粒だしを加える。
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酒、みりん、醤油を加える。
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鍋に蓋をして中火で煮る。
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4.ネギを斜め薄切りする。
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白菜とえのきを細かく切る。
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5.ひと煮立ちした(3)に、ネギ、白菜、えのきを加える。
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野菜を加えた直後は、かなりボリュームがあって「大丈夫かな?」と不安になるかもしれませんが、煮ていけばかさも減り、野菜からも水分が出るので心配はいりません!
6.野菜が煮込まれてしんなりしたら、うどんの準備をする。
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うどんを鍋に加え、野菜がくたくたになって、うどんに味が浸み込むまで煮込む。
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カボチャがとろけて、うどんもくたくたに煮えたら完成。
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カボチャがとろとろになるまで煮たうどんは、ほうとうのような感覚で食べてもらえます。カボチャの優しい甘さが食べやすく、食欲がない時でも箸が進むはずです。
うどんも煮込んでやわらかくなっているので、腸への負担も少なくなっています。回復期の食事として作りましたが、大人が食べても十分おいしく食べていただけます。
まとめ
子どもが下痢をしていたら、「何とか早く止めてあげたい!」と心配になってしまうと思います。でも、下痢は身体の中の毒素を抜くためでもあるので、無理に止めてしまうのはNGです。
胃腸に優しい食事にしてあげて、身体を休めて少しでも早く回復に向かわせることは可能です。今回は下痢の時の回復時の食事の一例として、具が卵だけの胃腸に優しい「卵がゆ」と回復が進んできた用のたっぷりと野菜の栄養が摂れる「カボチャのくたくたうどん」を紹介しました。
栄養をしっかり摂ってもらうのも身体の回復につながりますが、やはり一番の休養は身体を休めることなので、食べて休んで、上手に乗り越えてくださいね。
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