スーパーのかまぼこやちくわと並んで年中売られている食材「はんぺん」。おでんに使うだけにしておくにはもったいない! くせがないのでどんな調味料とも相性がよく、メインにもお弁当のおかずにも汁物にも使えるヘルシー食材です。安くて子どもも食べやすい「はんぺん」の簡単メニューをご紹介します。

小さい子どもとはんぺんは相性抜群!

わが家の娘は、2歳の時に初めて食べて以来、はんぺんが大好きです。よく見ていると、はんぺんの味だけでなくやわらかさや食べやすさも気に入っているポイントのようです。

はんぺんはフォークでも食べやすく、お箸の練習にも適した食材。お箸でつかんでもぼろぼろ崩れにくく、すべりにくいのできゅっとつかめます。煮物に入れても高野豆腐のように水分を含むわけではないので、かじったときに食べこぼしがほとんどありません。後片付けが楽なので親としてもありがたいですね。

また、くせがないのでどんな味付けにも合います。子どもの好きなバターやチーズ、照り焼き味と相性ぴったりです。

はんぺんとにんじんのお吸い物

わが家のヘビロテ人気メニューがはんぺんを使った汁物です。今回紹介するのはニンジンと組み合わせたお吸い物。

作り方は簡単で、細切りしたにんじんを水から煮て顆粒だしと醤油で味付けをしたら最後に一口大に切ったはんぺんを浮かべて火を止めれば出来上がり。

はんぺんにほんのり塩味がついているので、味付けは薄めに。我が家では塩は使わず味付けしています。

お弁当に!はんぺんハムチーズ

お弁当メニューとしておススメなのはチーズとハムをはさんで焼き目を付けたもの。それぞれ味が濃いので味付けは一切不要。

挟みやすいように小さく切ったはんぺんの一辺を残して切れ目を入れ、そこに小さく切ったハムとスライスチーズを挟み込んでいます。すべて加工食品で生でも食べられますが、お弁当に入れるので食中毒予防のため必ず加熱を。

塩っ気が強いのでお弁当に最適で、娘もパパも大好きなメニューです。このはんぺんハムチーズに溶き卵とパン粉をつけて揚げればチーズフライになります。こちらもおいしいので夜ご飯のメニューとしてもおすすめですよ。

はんぺんを焼くときのポイント

わが家でははんぺんを焼くときにはテフロン加工のフライパンを使っています。はんぺんは火が通りやすく、すぐに焼き目がつくので40秒ほどでひっくり返します。

このとき、はんぺんがフライパンにくっついて、せっかくの茶色い焼き目がはがれてしまうことがあります。薄く油やバターをひいてから調理するか、焼くときにフライパンにキッチンペーパーを敷いてその上で調理するとくっつき防止になります。

今回は「はんぺんとにんじんのお吸い物」を紹介しましたが、はんぺんとベーコンのコンソメスープ、はんぺんと小松菜の中華スープなど、どんな汁物の具としても合います。煮崩れしないのでスープが濁らずきれいに仕上がりますよ。

また、やわらかくてさくっと切れるはんぺんは、子どもの包丁デビュー食材にもおすすめ!子ども用の包丁やステーキナイフなどでも簡単に切れます。夏休みのお手伝いとして試してみるのもおすすめですよ。