ローカルスーパーでしか味わえない!?ご当地ユニーク弁当10選
全国のローカル食品スーパーには、地元住民に愛され続ける名物弁当やお惣菜がたくさんあります。この春に発売された『ご当地 弁当惣菜ガイド』というビジュアル満載の大型本には、ネットや一般誌ではあまり紹介されていない激レアなお弁当やお惣菜がたっぷり紹介されています。その中から、たべぷろ編集部が「ご当地に行ったら絶対に食べるべし!」というローカル名物弁当を10個選びました。食べてみたいお弁当やお惣菜を目当てに、その土地を家族で旅行するのもいいですね。
1g 1.08円ランチバイキング(福井) 好きなお惣菜を詰め込んで644円!
地元では「オレボ行く?」みたいな愛称で親しまれている地域密着のダイニングコンビニ。コンビニと惣菜弁当の複合店として福井市民から絶大な人気を誇り、1gが1.08円のランチバイキングは全国から同業者が見学に訪れるほどの人気ぶり。
地場素材を主に使用した、作りたての店内調理が基本。とりわけライブ感の演出がすばらしく、足を運ぶとワクワクする食のアミューズメントパークのような店内です。オープンキッチンのグリドルで調理され、焼き魚であれば注文後にその場で焼かれ、熱々が食べられるのが魅力です。
やきとり弁当(函館) 焼き鳥好きも大絶賛!
「ハセストのやき弁」とは、函館市を拠点に14店舗を展開するコンビニ「ハセガワストア」の「やきとり弁当」の愛称です。「安近短」のご当地グルメとして地元の人々に1968年発売以来、愛され続けています。
このやきとり弁当には、見えないところにさまざまな工夫が施されています。容器のふちに4本の溝があり、弁当のフタで押さえながら手を汚さ串が引き抜け、海苔は箸でちぎりやすいアミダの切り込みがあります。
やきとり弁当の調味ダレは、醤油ダレ、塩、うま辛ダレ、塩ダレの4種類から選べて、カスタマイズできるのも人気の理由だそうです。どれにしようか迷ってしますね。
野菜美人弁当(浜松) 無添加で身体にやさしい飽きない味
静岡県浜松市を拠点に45店舗を展開する「知久屋」は、1977年開業以来、無添加の素朴な味を売りに、地元から厚い支持を得ています。自社農場まで立ち上げ、有機・減農薬の栽培にも取り組んでいます。
季節の旬の素材を使った惣菜を主力に、常時なんと200品もの商品が売場並びます。製造工場で前日晩に素材を仕込み、夜中から調理がスタート。集客のタイミングに合わせて各店で最終調理され、賞味期限は、無添加のため24時間。マヨネーズまで自家製です。
すきやき弁当(久留米) 肉のプロの強みを発揮
「すきやき弁当」を売っているのは、福岡県久留米市の「肉のナカツル」。九州黒毛和牛の1頭買いを掲げる精肉販売店で、強みはミートデリカ。イートインコーナーも併設され、都心の高級スーパーよりもハイレベルかつ割安です。
黒毛和牛は、産地と生産者を厳選・指名した入札により、月に30~40頭仕入れています。すきやき弁当のほかに人気の「焼肉弁当」(税別600円)もぜひ食べてみたいお弁当です。1日1000個売り上げるポテトコロッケは、注文後に揚げるので、ホクホクアツアツ。鶏肝の煮付けや豚の角煮などのお惣菜も充実しています。晩ご飯におかずに最高ですね。
特製幕の内(福岡) お惣菜8種が入って食べ応え満点!
お惣菜が充実したお弁当は、満足感が高く、夕飯前でも空腹になりにくい底力があります。このお弁当を作っている「お弁当のひので屋」の親会社は、株式会社葉隠。こちらはその看板商品です。
この幕の内には、常時8~10品目が詰め合わされ、味つきご飯ではなく白いご飯であれば550円とさらにお得に! お店近くの製造工場から作りたてが運ばれてくるので、いつでもアツアツ。レンジアップが不要の作りたてお弁当です。
一番人気の「からあげ弁当」は、なんと税込みで300円。パック惣菜も充実しており、単品50円、詰め合わせ100円。300円弁当にプラスで買って帰る人も多いのです。福岡に行ったらぜひ行ってみたいお弁当屋さんですね。
甘納豆がぎっしりつまったお赤飯(北海道) 金時豆70個がぎっしり!
お客さんからの「大好きな甘納豆がたくさん入ったお赤飯が食べたい!」という要望をもとに作られた、驚いて思わず立ち止まってしまうようなびっくり弁当です。「お弁当・お惣菜大賞 2019」の祭事・催事部門で最優秀賞を受賞しました。
もち米が見えなくなるほどぎっしりと敷き詰められた北海道産の金時豆使用。もち米は北海道産「はくちょうもち」を蒸籠(せいろ)で蒸し上げられ、 ふっくらと柔らかいながらも、しっかりと粒が感じられるような仕上がりです。絶品の赤飯は、ぜひ一度食べたい!
かき飯(広島) 大粒のぷりぷり牡蠣が698円!
旅行に出かけると、必ず地元のスーパーに立ち寄るという方も多いのではないでしょうか。その土地ならではの特色あるものが売られていて、ワクワクしますよね。お土産屋さんでは決して売られていない地元食材や特産品などを見つける楽しみもあります。
ここ広島のスーパー「ゆめマート」では、揚げ物は「夢屋」、寿司は「華寿し」、お好み焼きは「廣島屋」と屋号を掲げて専門性が演出され、まるでフードコートのような賑わいと活気をみせています。
そして、広島といえば、やはり牡蠣。駅弁で買うと1200円はするちょっと贅沢なお弁当ですが、スーパー「ゆめマート」であれば、700円足らずでお得に味わえます。できればもうひとつの名物「あなご飯」も食べたいところです。
北海ちらし鮨(境港) 鮮度抜群!松葉ガニの本場の面目躍如
松葉ガニというのは、ズワイガニの雄のことで、山陰地方(兵庫県北部、京都府北部、鳥取県、島根県)の呼び名です。越前地方(福井県)では越前ガニといわれ、漁獲時期は11月から3月下旬。このお弁当も、その時期にしか食べられない限定販売です。
松葉ガニの特徴ともいえるしなやかに伸びた細長い脚の形の脚肉が、そのままの形でのっているのは、新鮮である証です。
そして、カニ肉のフレークに加え、イクラもたっぷり。手に持ったときに、一瞬軽いと感じますが、それはご飯の量が少ないためです。つまり、ご飯ではなくカニ肉がたっぷり! カニ好きにはたまらないお弁当です。
高菜サバ弁当(鹿児島) EPAとDHAたっぷり!
値段はなんと300円以下。サバ好きにはたまらないお弁当です。作り方は、まず容器に白いご飯をつめ、高菜漬けを全面に散らし、そしてその上にどーんとサバの塩焼きをのせます。シンプルだけど、また食べたくなるやみつきになるおいしさです。
やはりそれは、サバそのものに脂がのっておいしいからでしょう。鹿児島市内のスーパーであれば手に入る地元定番のお弁当ですが、鹿児島三強の「タイヨー」「山形屋ストア」「ニシムタ」では、主力扱いで陳列されています。鹿児島に行ったらぜひとも食べたいお弁当です。
シャケ弁当(新居浜) 量り売り惣菜店の草分け!無添加手作り
1947年創業の精肉店が立ち上げた惣菜専門「クック・チャム」。当日に店内で調理され、無添加、手作りが売り。日替わりメニューは110~120品! 従業員の97%が女性で、女性ならではの感性を生かしたメニュー開発と接客サービスにあふれています。
お店のこだわりは、「だし」「日替わり」「安全」「元気」の4つ。家族のために毎日献立を考えるのとまったく同じ気持ちで、日々充実した日替わりメニューを展開しています。大皿で陳列されて量り売りされ、小容器を用いて「好きな料理を好きな量だけ買える楽しみ」が人気の秘密。ご近所にぜひともほしいお店です。
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