石川県金沢市のお隣にある河北郡在住の北陸家庭料理研究家・大象みかです。石川県では、株式会社まつやの「とり野菜みそ」が有名です。「マツコの知らない世界」でも、マツコ・デラックスさんが「おいしい!」と絶賛しています。
このみそを使うと、白菜、鶏肉などを入れた鍋物が簡単に作れます。今回は鍋を食べた後に、煮込みうどん、雑炊にアレンジしてみます。

まつやの「とり野菜みそ」は石川県人のソウルフード

とり野菜みそは、このようなパッケージで石川県内のスーパーで取り扱っています。1袋200g入りで、だいたい4人分の鍋物が作れます。この中にはみそだけではなく、調味料や魚介エキス、香辛料などが入っていて、水を入れるだけで鍋物のスープが完成します。

ちなみに、「とり野菜みそ」の「とり」は鶏肉のことではなく、「野菜や栄養を摂る」からきています。わが家は鶏肉を入れることが多いですが、豚肉や魚介類の鍋にしても味わうことができます。石川県民の食卓にはよく上る料理ですね。

さて、11月7日は「鍋の日」です。日付が立冬になることが多く、家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでもらおうという願いを込めて、ヤマキ株式会社が制定しました。

寒い日が続くと、温かい食べ物が食べたくなりますね。石川県で愛されている「とり野菜みそ」で鍋物を作り、さらに煮込みうどんと雑炊にアレンジして、体が温まる料理を紹介します。

「とり野菜みそ」を使った鍋物のレシピ

<材料 2人前>
・とり野菜みそ 100g(1袋が200gなので半分です)
・水 300㏄
・鶏もも肉 200g
・白菜 350g
・にんじん 30g
・ネギ 1/2本
・えのき 1/3袋
・しめじ 1/2袋
・マロニー 20g

<作り方>

1.鍋に水を入れて沸騰させ、みそを溶かします。

2.鶏もも肉は1口大に、白菜はざく切り、ネギは細切り、ネギは斜め切り、えのきとしめじは半分くらいの長さに切ります。

3.最初に鶏もも肉を鍋に入れ、白菜の硬い部分から煮込みます。

4.他の野菜やきのこ類、マロニーも入れ、煮込みます。野菜から水分が出るので、汁も増えてきます。

5.材料に火が通ったら出来上がりです。

「とり野菜みそ」の鍋物を味わってみよう

鍋物を小鉢によそって味わってみます。白菜やネギにしっかりみその味が付いて、白いご飯とも合いそうですね。お酒を飲む方はビールや日本酒にも合いそうです。

最初にみそだけをなめてみると塩辛いと感じるかもしれません。しかし、鍋物にすると野菜やきのこ類から水分が出て、汁の味がまろやかに変化します。鶏肉の風味も加わって、味に深みが出たように感じます。

鍋料理を食べていると体がポカポカと温まり、心も癒されます。家族で鍋物を囲むと会話も増えて楽しくなりそうですね。友達を呼んでパーティーをする時にもお勧めします。

鍋の後は煮込みうどんに!

鍋物の後の「しめ」はどうしようか、迷う方も多いかもしれません。まず、うどんを入れて、煮込みうどんにしてみました。鍋の汁は濃いので、少し水を入れてから煮込みました。

上にネギの小口切りを乗せて、七味唐辛子をかけてみました。ピリリと辛くて、みその味とよく合います。うどんなのでツルツルとのど越しがよく、食が進みます。

うどんを入れると汁が少しあんかけ状態になり、更に体が温まる料理になりました。風邪をひいた時や、受験生の夜食にも良さそうですね。

みそ鍋を雑炊にアレンジ!

残った鍋物を半分残しておいて、雑炊も作ってみました。汁は少なくなりましたが、鍋物の汁を十分に吸ったご飯は優しい味わいで、こちらも体が温まる一品に仕上がりました。

刻んだ三つ葉を乗せて食べてみました。三つ葉の瑞々しいシャキシャキ感が、煮込んだ野菜やご飯に変化をつけてくれます。「とり野菜みそ」は、鍋物の後もいろいろとアレンジして楽しめます。

11月7日の「鍋の日」に鍋物を作ろう

まつやの「とり野菜みそ」は石川県ではどこのスーパーでも見かけるのですが、全国的には関東や関西の百貨店やスーパーで取り扱っている所もあります。まつやのオンラインショップで購入することもできます。

11月7日の「鍋の日」には、ぜひ、家庭で鍋物を作って温まりましょう。家族で鍋を囲むと、会話も増えて心も温まりますね。皆さんもまつやの「とり野菜みそ」を見かけたら、鍋物を作ってみてください。