ラグビーボール形の「神戸メロンパン」をご当地フードに
生活協同組合コープこうべは、10月21日神戸朝日ホール(神戸市中央区)で開催された「第3回神戸パン祭り」(兵庫県パン協同組合主催)で、神戸が誇る“ラグビーボール形メロンパン”を普及させるために、地元のパン店7店舗(ニシカワ食品、金生堂、原田パン、パンプキン、オイシス、カスカード、コープこうべ)12種類の神戸メロンパンだけを集めた専門ブースを設置。神戸山手女子高校の生徒の協力で限定販売した。
同生協では、ラグビーボール形で知られている「神戸メロンパン」をPRし、神戸のご当地フードとして根付かせるため、兵庫県パン協同組合や町のパン店、神戸市の高校生・大学生と協働で「神戸メロンパンご当地フード化計画(KMG)」を推進している。
イベント当日は、台風の影響であいにくの天候であったが、開始時間前から多くの来場者が押し寄せ大盛況となった。
「神戸港」開港以来、パン文化が広まった神戸では、52年にラグビーボール形メロンパンが誕生した。開発当時、流行していたオムライス型で作ったパンの形が「マクワウリ」(当時のメロン)に似ていたことからメロンパンと呼ぶようになった。丸形に格子模様の他府県でメロンパンとされるパンは「サンライズ」としている店舗が多い。
近年は「神戸メロンパン」の認知度が低下傾向にあることから、イベントへの参加を契機に「神戸メロンパンご当地フード化計画」をさらに盛り上げていく考えだ。
◇日本食糧新聞の2017年11月3日号の記事を転載しました。
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