愛知在住フードライター瀬山野まりです。愛知のバラエティ豊かなグルメをたくさんの人に知ってもらいたく記事を書いています。
今回は名古屋名物あんかけスパゲッティです。名古屋の人に昔から愛されているあんかけスパゲッティ。やみつきになってしまう人もしばしば見られます。「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」から売られているレトルトソースを使って自宅で再現してみました。

あんかけスパゲッティとは

あんかけスパゲッティとは2mmほどの太い麺と、トマトベースに野菜の出汁と胡椒が効いたとろみのあるソースが特徴の名古屋名物のスパゲッティです。

1963年にイタリア家庭料理のミートソースをヒントに、横井博氏が考案したのが「ヨコイのソース」で、当時はさまざまな呼び方がありましたが、後に「からめ亭」店主が「あんかけスパゲッティ」と命名して定着したそうです。

あんかけスパゲッティの代表的なメニューには、ウインナーやハム、ベーコンといった肉類中心のトッピングのミラネーズ、玉ねぎ、ピーマン、トマト、マッシュルームといった野菜中心のトッピングのカントリー、そしてミラネーズとカントリーを合わせたミラカンがあります。

スパゲッティ・ハウス ヨコイをはじめ、横井氏が考案時にシェフをしていた「そ~れ」や、からめ亭、あんかけ太郎、あんかけ家、あんかけ堂などさまざまなあんかけスパゲッティ専門店があります。

参照サイト:
あんかけスパゲッティ[スパゲッティ・ハウス ヨコイ]

ミラカンを作ってみました

スパゲッティ・ハウス ヨコイから「ヨコイのソース」という名前であんかけスパゲッティのソースが売られています。今回はこちらでミラカンを作ってみました。スパゲッティの麺もヨコイの2.2mmを使用しました。

【材料 2人分】
赤ウインナー 90g
ベーコン 30g
ハム 2枚
ピーマン 1個
玉ねぎ 1/2
マッシュルーム 3個
スパゲッティ(2.2mm) 約200g

作り方はトッピングとスパゲッティを炒めて、ソースと和えるのみという簡単なものです。

スパゲッティは軽く塩を入れて茹で、レトルトソースは温めます。ウインナーは斜め切り、ピーマン、玉ねぎは同じ幅で細切り、マッシュルームは薄切り、ベーコンやハムは1cm弱でカット。フライパンでこれらのトッピングを炒めて皿に避け、スパゲッティを軽く炒めてトッピングとソースを加え、絡めて完成です。

スパゲッティの硬さはお好みで。レトルトソースは油分もしっかり使える湯煎がおすすめです。

スパゲッティの茹で汁は残しておいて、ソースと絡めにくいことがあった時に少し足してみてください。

クセになる味、アレンジもたくさん

スパゲッティの茹で具合や野菜のカット、炒める時間など丁寧に行うことで、かなりお店の味に近づくことができたのでは?と思うくらいにおいしいです。

もちろんソースのおかげですが、この外観、味わいはまさにミラカン。胡椒の風味がガツンと広がりトマトの酸味、野菜のコクが順に伝わってきます。とろみのあるソースが太いスパゲッティによく絡み、モチモチとした食感で食べ応え抜群です。

ソースは味が濃いですが、スパゲッティが太いことでソースとのバランスが整っています。食べ終わるとともに「また食べたい」と思わせられる、クセになるおいしさでした。

クセになる胡椒の効いたあんかけスパゲッティソースは、あらゆるアレンジの可能性を秘めています。

ヨコイのメニューではミラネーズ、カントリー、ミラカンの他、海老フライやハンバーグ、ピカタ、目玉焼きといったトッピングのメニューもあります。ハンバーグや海老フライ、卵とも相性の良いあんかけスパゲッティのソース、ぜひ一度ご自宅でお試しください。