愛知在住フードライター瀬山野まりです。今回はレンチンじゃがいもの簡単レシピを2つご紹介します。じゃがいもは、煮ても焼いても揚げてもおいしく、子供にも人気ですよね。しかし火が通るのには時間がかかってしまうので、レンジを使用する人も多いのではないでしょうか。

さっぱりスイートポテト

じゃがいもでもスイートポテトに! さつまいもよりもあっさりした甘さです。レンチンとオーブントースターでお手軽おやつが完成です!

【材料】(4個分)
じゃがいも 1個
バター 10g(常温に戻す)
砂糖 小さじ2
卵黄 1/2個分
オールスパイス 適量
オリーブオイル 適量

【作り方】
1.じゃがいもは皮を剥いて乱切りにし、レンジで4分加熱する。
2.(1)のじゃがいもを裏ごしし、バターと砂糖を加え混ぜて半分に分ける。
3.(2)の一方にオールスパイスを入れ、よく混ぜ合わせる。
4.アルミホイルカップにオリーブオイルを塗って、それぞれ2個ずつに丸めた(2)(3)を入れ、表面に卵黄を塗る。

オリーブオイルではなくバターでも。

5.オーブントースターで約10分焼き、焼き目がついたら完成。

<ポイント>
裏ごしするのに固いようであれば、レンチン時間を延ばしてくださいね。マッシャーでマッシュにすると少しほろほろした食感になるので、そちらもおすすめです。オールスパイスの他、シナモンでもよく合います。ホイルカップを使用せず、アルミホイルを敷いた上に成形して載せても構いません。

さわやかヨーグルトポテトグラタン

ほくほくポテトグラタンはおいしいけど、暑い日には少し合わないかも? というときにはこちらがおすすめです。ほのかな酸味がさっぱりとした風味となって暑い日でも食べやすいものになります。レンチン時短でお手軽に。

【材料】(2人分)
じゃがいも 大き目1個
キュウリ 1/2個
ブロックベーコン 1.5cm
水切りヨーグルト 1/2カップ
顆粒コンソメ 小さじ1
ピザ用チーズ 適量
イタリアンパセリ 適量

【作り方】
1.皮むきしたじゃがいもを一口大に乱切りし、ラップをしてレンジで3分加熱する。

2.(1)のじゃがいもと、乱切りしたキュウリ、1cm角にカットしたベーコン・コンソメを入れてヨーグルトを上からかけ、チーズを全面にかける。
3.オーブントースターに入れて10分程度加熱し、焼き目がついたら取り出してイタリアンパセリをかけて完成。

<ポイント>
ヨーグルトは前日から水切りをしておくとより濃厚な味わいが楽しめます。作り方はザルにキッチンペーパーを敷いてヨーグルトを加え、包んで冷蔵庫で一晩置くだけと簡単! 水切りヨーグルトはさまざまな料理に使えるのでお時間があるときにでもお試しください。

じゃがいもの芽や緑色の皮に注意!

じゃがいもには芽や緑色に変色した皮に下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こす可能性のある有害成分が含まれています。じゃがいもを食べるときには、芽や変色した皮は必ず取り除きましょう。

じゃがいもの芽や皮の変色は保存期間や環境によっても防ぐことができます。保存中の発芽を抑えるには暗くて涼しい場所に保存し、発芽したり変色したりする前に早めに食べきりましょう。また発芽を抑制するエチレンガスを含むリンゴと一緒に保存しておくのもおすすめです。

ただしエチレンガスは一般的に野菜や果物の老化を早め作用があるため、じゃがいも以外の野菜や果物に近づけないようにしましょう。

参考サイト:ジャガイモによる食中毒を予防するために:農林水産省

さいごに

じゃがいも料理はレンチンすることで一気に調理時間を短縮でき、スイーツからおかずまでバリエーションも幅広くあります。またレンチンじゃがいもは、茹でるよりも水っぽくなりにくいという点もあります。

じゃがいもは食物繊維や加熱に比較的強いビタミンCも豊富なので、積極的に摂取していきたいですね。料理によって加熱方法を使い分け、いろんな料理で活躍させてくださいね。

<お知らせ>
現在、東海ラジオ「タクマ・神野のど~ゆ~ふ~」(平日午前9時から正午放送)内の「教えてど~ゆ~ふ~」(月曜午前10時~)というコーナーに出演し、食をテーマにしたお話をさせていただいております。とても楽しい番組なのでよかったらぜひご視聴ください。