梅雨時でもハッピーキッチン♪ ヘルシー料理のヒント6選
育児世代の女性向け食べ方情報サイト「たべぷろ」(日本食糧新聞社)では、国内外で活躍する食の専門家や専門媒体が、おいしくてヘルシーな食べ方を紹介しています。今回はその中から、「梅雨時」も楽しくヘルシーに料理するポイントをご紹介。「なるほど!」と思ったらぜひ実践してみてください。
タイムは殺菌効果の強いハーブ さわやかな香りで食欲も増進 <ハーブ・スパイス料理クリエーター 諏訪麻衣子>
タイムは強い殺菌効果と抗ウイルス作用があり、食中毒の多い時期に、お弁当や保存食に使っていただきたいハーブです。鮮やかな緑色も視覚に効果的。さわやかな香りで食欲も増しますね!
【レシピ】
◆タイムの香りを楽しんで♪ あさりと豚薄切り肉、じゃがいもの炒め蒸し
〈材料・2人分〉
・アサリ 20粒
・豚肉の薄切り(白だしとブランデーで下味をつける)100g
・たまねぎ(薄切り)100g
詳しくはこちら→ タイムは強い殺菌効果のハーブ、さわやかな香りで食欲も増進【レシピ付き】
【重ね煮レシピ付き】梅雨の食欲不振やだるさを感じた時には「切り干し大根のハリハリサラダ」 <「重ね煮」専門家 田島恵>
梅雨は髪の毛がフニャフニャしてまとまらないという方も多いのでは?実は、髪の毛だけでなく身体の中でもジメジメ・フニャフニャの現象が起きやすいんです。それは、老廃物を含んだ水分が滞りやすくなるから。たまった水分を外へ上手に排出できないと、ぜんそくがひどくなったり、鼻炎や中耳炎を起こしたり、頭痛や倦怠感、肩こりの原因にも。
心掛けたいことは次の7つ。(1)火を通したものを食べる、(2)ウリ科の野菜を食べる(3)乾物を活用する(4)小豆を摂る。
詳しくはこちら→ 梅雨の食欲不振やだるさを感じた時には「切り干し大根のハリハリサラダ」【重ね煮レシピ付き】
管理栄養士が教える水分補給!手作りはちみつイオン水で熱中症を予防 <管理栄養士 大山加奈惠>
この季節に気をつけてほしいのは、水分補給。体温が上がると、身体は血液から汗をつくり出します。汗が蒸発することで、効率良く体の熱を外に逃がして、体温を下げることができます。ただし、汗の中には水分だけでなくイオン(電解質)、中でもナトリウムが多く含まれています。
汗をかいたときには、水分だけでなくナトリウムも補給することが大切。水だけでは血液中のナトリウム濃度が薄まってしまうので、身体が水を飲むのをストップしてしまうのです。
血液の塩分濃度は約0.9%、みそ汁の塩分濃度は0.9%~1%。みそ汁と血液の塩分濃度はほぼ同じなので、吸収されやすいのです。水分補給はイオン水がぴったり。はちみつイオン水をつくってみましょう。簡単ですよ!
詳しくはこちら→ 管理栄養士が教える効率のよい水分補給、手作りはちみつイオン水で熱中症予防!
暑い時期にはササッと野菜の「蒸し煮」でお弁当も楽ちん! <重ね煮弁当研究家 北知美>
蒸し蒸し&ジメジメの梅雨に入りましたね。こんな季節は、少しでも台所に立つ時間を短くしたいもの。そんな時にオススメなのが、「重ね煮」の調理法の一つでもある「蒸し煮」です。少量の水とひとつまみの塩でサッと蒸し煮するだけで、あっという間にできあがり。水も火も使う量が少ないので省エネで、一石二鳥!
蒸し煮は「かくし塩」と「さそい水」で短時間で完成し、うま味も栄養分も逃がしません。「かし塩」とは親指・人さし指中指の3本でつまめるの塩、「さそい水」は3分の1~2分の1カップの少量の水のこと。とうもろこしや枝豆も蒸し煮オススメ。うま味が凝縮され、甘くおいしくなりますよ!
「とうもろこしの蒸し煮」のレシピはこちら→ 暑い時季にはササッと…お野菜の「蒸し煮」でお弁当も楽ちん!【レシピ付き】
ゴルフボールより大きな「高田梅」を甘漬けに <たべぷろ編集部員・結城助助(福島県会津若松市)>
梅雨の時期には梅が旬を迎えます。会津地方には、名物「高田梅の甘漬け」があります。「高田梅」は、大きな実をつける梅で、実の大きさはゴルフボール以上。会津地方では、昔からこの高田梅を「甘漬け」などにして食べるのです。
甘漬けは、梅干しと違いカリカリとした食感が楽しめます。梅干しは塩としその葉で漬け込みますが、甘漬けは氷砂糖としその葉で漬け込むのが特徴。梅干しと違って天日に干すこともしません。酸味がマイルドなので、酸っぱいものが苦手な人や小さな子どもでも食べやすいはず。ふだん、私たちが食べている梅干しとは全く異なるその味は、一度食べるとハマッてしまう人も少なくありません。
詳しくはこちら→ ゴルフボールより大きな「高田梅」を甘漬けに【6月6日は、梅の日】
【レシピ付き】お弁当を傷ませない3つのコツとおいしいおかず3選 <料理家 ノザワエミ>
気温が高くなる時期につくるお弁当は傷みやすく、食中毒も心配。衛生的なお弁当の作り方とコツを知って、安心・安全なお弁当を心掛けましょう。
【その1 食材の選び方】生野菜や水分の多い食材は避けるのが無難。水分の多いおかずは、水分を吸収する食材(乾燥わかめ、かつおぶし、すりごま)を合わせて使ってみて! 防腐効果が期待される酢・梅干し・しょうが・スパイスも上手に取り入れましょう。
【その2 調理方法】傷みにくいおかずの順番は、揚げ物→焼き物→煮物→炒め物。水分が出やすい野菜炒めや、だしを使った煮物は傷みが早いので、いつもより砂糖やみりんを多く使い、濃いめの味付けで水分をしっかり煮切るといいでしょう。
詳しくはこちら→ お弁当を傷ませない3つのコツとおいしいおかず3選【レシピ付き】
◇百菜元気新聞の2018年6月1日号の記事を転載しました。
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