明けましておめでとうございます。スポーツ栄養士、健康食育シニアマスターの馬明真梨子です。お正月はいかがお過ごしでしたか? 我が家は、いつもの神社に初詣に行き、長女が7年連続「大吉」を引くというハッピーな2018年スタートとなりました。もちろん美味しいものもたくさん食べましたので、「出しきる」が今月の食べ方のテーマでもあります。

お正月は「ハレの日」ごはん、楽しんでOK!

「お正月、食べ過ぎちゃったー!」と思っている方も多いのではないでしょうか。食べ過ぎてしまう、その食事が普段と違い「特別」なものであれば良いと思います。それは、お正月が「ハレの日」だからです。

皆さんは「ハレの日」「ケの日」という言葉はご存知でしょうか。「ケの日」が「日常、普段」に対し、「ハレの日」は「非日常、特別」です。このハレの日とケの日を意識して分けることが、ハレの日のごはんを罪悪感なく楽しめるポイントでもあります。

お祝い行事はキャラデコちらし寿司も頑張って作ります

近年は食べたいものが手軽に買えるようになり、食の欧米化や多様化で「ケの日」の食事が乱れています。特別な日の食事をより楽しく美味しくするためには、普段の食事を整えることを意識してみましょう!

雑穀ごはんと味噌汁でバランスを整えよう!

お正月などのハレの日の食事は、「おかず(主菜)」が多く、食事全体の脂質が理想のバランスよりも多くなることがほとんどです。もちろんハレの日なので、バランスが崩れても大丈夫です。ポイントは1日でバランスを整えるのではなく、1週間、1か月と長いスパンで整えることです。

ハレの日の食事が続いた時は、ケの日の食事を雑穀ごはんと具沢山の味噌汁にすればOK。ポイントはお米をしっかり食べること。1日2合が目安です。長いスパンでバランスを見た時に脂質のバランスを整えてくれます。

さらに雑穀ごはんにすることで、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった代謝アップやデトックス力に欠かせない栄養素を簡単に増やすことができます。

雑穀は「質」の良い国産をえらびましょう!

雑穀は食べるサプリメントです。「質の良い」ものかどうかで、雑穀のもつパワーに大差がでます。

岩手県産100%雑穀。粒の割れ欠けがないことも質の良いポイントです

質の良い雑穀は、炊いた時に「粒」がしっかりとしており、弾力があります。ぷっくり、もっちりとした食感があり、「そしゃく」を促します。噛む回数が増えることは、胃腸の動きを活発にし、老廃物(便)を外へ押し出す力となります。栄養価だけでなく、胃腸の筋トレにもなるのです。

良い雑穀を選ぶポイントは、いくつかありますが産地、包装方法をまずチェックしましょう!産地は国産、特に○○県産と記載があり真空包装してあるものがおススメです。

食べ比べてみて、ご自身の体調に合う雑穀を見つけてみてください!