15分で完成する夕飯メニュー提案サイト「たべぷろ」に、いつもオリジナルレシピをお寄せいただいているライターの皆さんは、食のプロであり働くママでもあります。日々忙しいライターママさんらは、料理にどんな工夫をこらしているのでしょうか!? そんなコツを伺うために、「たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞」のオンライン表彰式とあわせて座談会を開催しました!テーマは「一週間の献立づくりのコツ」と「我が家のパパが作る絶品料理」と「好き嫌い克服のコツ」です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

座談会参加者

キッズ食育マスタートレーナー 松野文枝さん
キッズ食育マスタートレーナー 石動敬子さん
野菜ソムリエプロ 小島香住さん
料理家・食育インストラクター sato aiさん
フードアナリストMAYさん
たべぷろ編集長 貞苅江梨子
たべぷろ編集部 大滝江里加

表彰式の詳細はこちら
【たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞】オンライン表彰式を開催!

食のプロは「食材をどう生かすか」を大切にしている!

貞苅:『食のプロ』として日々忙しく活躍されているワーママライターの皆さん。一週間の献立を週末に立てていますか? そのコツなどをおしえて下さい。

大滝:日本食糧新聞社の大滝です。今年の5月よりワーママデビューをしました。私の場合、買い物に行くことができるのは土日だけなので、土日にまとめ買いをし、月曜日から金曜日までの主食をざっくりと決め、スマホのメモ帳に書いています。また、土日に一週間分の野菜を作り置きにし、平日は仕込んだ野菜を炒めたり、煮たりするだけに済ませています。

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貞苅:土日など時間のあるときの下ごしらえは、とても重要ですよね。

satoさん:以前は料理教室を中心に、コロナ禍の現在はライター活動を中心におこなっています。魚が美味しい地域に住んでいるので、魚料理を食べることが多いです。購入した魚はすぐにさばき、いろいろな味に漬け込み、あとは焼くだけ、衣をつけて揚げるだけの状態にして保存することが多いです。子どもも魚が好きなので、サバの味噌漬けや、今が旬のカツオもゴマ味噌に漬け込んで置くことで、魚料理+スープといったメニューを簡単に用意できるので楽チンです。

松野さん:私は週の半分以上は「青空キッチン」を主宰しているため、材料が余ることが多いので、考えていた献立を作るよりも、余った食材を料理することが多いですね。時短を心がけていますので、残った物で何をつくれるかを考えています。

▽「たべぷろワーママ応援レシピ2021夏賞」を受賞した松野さんのレシピはこちら

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貞苅:現在はSDGsなど注目されていますので、食材をいかに上手く使うかはとても大切ですね。石動さんも「青空キッチン」を主宰されているので同じような環境でしょうか?

石動さん:同じく、料理教室の食材がたくさん余るので、残ったもので何ができるのかを考えています。また、なるべく新鮮な食材を使いたいので、買い物は当日に行くようにしています。1週間分の献立を事前に立てるのは性に合わず、また4歳と8歳の子どもたちも作った分だけたくさん食べてしまうのでなかなか料理が残らず(笑)、作り置きとは無縁なタイプです。

MAYさん:私は献立を考えるのが少し苦手で、フリーランスの在宅勤務で時間に余裕もあるため、今日食べたいものは何かを考え、その都度買い物に行っています。また、週に1回宅配スーパーを頼んでいて、注文の際にざっくりと1ヵ月分の肉や魚の量を考えます。届くたびに冷凍の食材がある状態なので、心に余裕ができ、野菜は献立に合うものを毎日買いにいきます。

貞苅:宅配ではミールキットなども注文しますか?

MAYさん:一時期マイブームがあって(笑)。ミールキットを頼んでいましたが、冷蔵タイプだと賞味期限が短く買い置きができないのが難点だったのです。しかしイオンの冷凍ミールキットはそうした問題も解決してくれるので最近よく利用しています。

貞苅:ミールキットは量が少なく、コスパがあまりよくないイメージですが、工夫はされていますか?

MAYさん:ミールキットは味が濃い目という点を生かして、野菜でかさ増しをしています。ただ、子どもの苦手な魚などもミールキットだと食べやすい味付けになっているので、魚料理にチャレンジしやすい点は評価できますね。

小島さん:私も献立は考えずに週末にまとめ買いをしています。お肉の日とお魚の日が重ならないように、またできるだけ洋食と和食が交互になるよう夕食を考えます。野菜ソムリエの知識を生かして野菜を使用した副菜を常備菜として用意するので、常に副菜の小鉢が2~3品は食卓に並びます。

ご飯は土鍋で炊いているのですが、毎日頑張って作るのは一品と決めており、ご飯を炊くのも一品とカウントしています。そのため、ご飯を炊く日は前日のおかずを活用しています。

▽野菜ソムリエプロ小島香住さんのレシピはこちら

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貞苅:ありがとうございます。プロの皆さんは、一週間の献立を事前に立てるよりも、その時に手元にある食材をうまく生かしたメニューを考えているわけですね!ぜひ見習いたいと思います。

パパのつくる自慢の料理は?!

貞苅:続いては「パパが作る絶品料理自慢」です! 昨今は積極的に料理に参加される男性も増えていますので、ぜひパパの自慢料理を教えて下さい。我が家ではパパが作った「鶏肉の南蛮漬け」と「こんにゃくの甘辛炒め」を娘が気に入り、それ以来、私の帰りが遅いときは決まってこのメニューです(笑)。

大滝:我が家は、調味料のタレを和えて作る料理が得意ですね。簡単に味が決まるので使いやすいようです。人が作ってくれたものはやはり美味しいので、感謝しながらいただいています。

松野さん:夫が料理好きなので、冷蔵庫にあるものを組み合わせ思いついたものを作ってくれることが多いです。私がレシピ開発もしているので、夫に食べてもらい感想をもらう事もあります。子どもたちも夫の作る料理が大好きで、「パパチャーハン」「パパ焼きそば」と呼んで美味しそうに食べていますよ!

貞苅:チャーハンの味付けは難しく悩みでもあるのですが、「パパチャーハン」の味のポイントは何でしょうか?!

松野さん:ベーコンやソーセージを入れて、パンチの利いたスタミナ飯のような味がポイントですね。私もマネして作りますが、どうしても優しい味になりがちなので、夫に作ってもらうことが多いです。

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石動さん:主人は料理はしませんが、納豆の食べ方にはこだわりがあるようで(笑)。混ぜるときの空気の入れ方や、卵を入れるタイミング、ねぎの切り方などにこだわりを持っていて、彼の混ぜた納豆はとても美味しいです。

MAYさん:夫は料理をしてくれるのですが、冷蔵庫にある食材で作るというより、作りたいレシピを検索し、それをしっかりと確認しながら料理をしていますね。また、釣りをしていた経験があり、特に魚料理を作ることが多いです。買い物に行くと売ってる魚を見て、その場でレシピを検索しています。煮魚や子供たちに好評なアクアパッツァを作ることが多いです。

小島さん:夫は洗い物専門です(笑)! ただ、買い物には一緒に行き、食べたい料理を私にリクエストすることが多いです。

貞苅:メニューを決めることが億劫なときもあるので、食べたいものを言ってくれるのは助かりますね。

好き嫌いをなくすためにあえて見せる!

貞苅:最後に、プロの皆さんに食育についてお伺いします。好き嫌いの克服や、食べることに興味をもってもらうための秘策はありますか?

satoさん:うちの子は朝ごはんのお手伝いを積極的にしてくれます。特に7歳のお兄ちゃんはだし巻き卵や妹のお弁当を作ってくれます。小さい頃から包丁の代わりに、手を切る危険性のないバターナイフで切る練習をしていました。りんごを切ったり、卵を混ぜる練習しているうちに、だんだんと出来るようになって今では朝ごはんを作るようになりました。

▽料理家・食育インストラクターsato aiさんのレシピはこちら

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大滝:うちの子は緑の野菜が苦手なので、ポータージュや好きなメニューに入れる工夫をしていますが、あまりレパートリーがないので、おすすめの料理があれば教えていただきたいです。

松野さん:青空キッチンでは、子供が自ら食べたいと思うことを大切にしているので、苦手なものを隠したりはせず、一口だけでも食べられるように促します。そのサイズはとても小さくていいのです。米粒一口大だけでも食べられたら、まず褒めてあげることが大切です。苦手な物を隠すよりも、「すごいね」の声掛けをつみ重ね、成功体験を増やす方法を大切にしています。

食の細い我が子に、隠して食べさせるよりも、食べないなら一緒に料理を作り、自分で作った料理を家族にふるまうことで食に興味を持てるよう心がけていました。今でも量はあまり食べられませんが、自分でレシピを検索して料理をつくるほどに成長したので、この方法で良かったと私は感じています。

石動さん:一緒に楽しく料理をする経験が好き嫌い克服につながると感じています。子供たちの前で自分が美味しそうに食べることも心がけており、「この野菜は農家さんが暑いなか心をこめて作ってくれたものだよね」と声かけを常に意識しています。

▽キッズ食育マスタートレーナー石動敬子さんのレシピはこちら

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小島さん:我が家では調理前の野菜を見せるようにしています。どのように花が咲いて実になるのか、その過程を子供に教えてあげるのはとても大切だと思います。子どもにとって野菜は、料理される前後でかけ離れた印象を持つと思うので、生活の中で見せるよう心がけています。

また、素材のままの野菜を一度は食べさせるようにしています。ピーマンも、加熱し味をつけ食べやすくする前に、生のままで食べさせ、苦みや食感を感じさせます。うちの子は離乳食の時から食べることが大好きで、大根やインゲンなど渋めの物も食べられたのでよくあげていました。生と調理後の食感の違いを楽しんだり、ピーマンも長く加熱すると実は苦みが強くなるので、生で食べさせてみるのは良いと思います。

MAYさん:男の子の場合、小さい頃からのお手伝いの習慣が大切だという話を聞いたことがあるため、3歳くらいから料理を手伝ってもらい、包丁の代わりにカトラリーナイフでバナナを切るなどさせてきました。また、カラフルな野菜を好む傾向にあるため、カラーピーマンやカラフルなトマトも使うなどして、見た目にも楽しいメニューを用意するようにしています。

貞苅:プロの皆さんのご家庭では、子どもが積極的に食べられるような工夫をされていますね!「隠さない」「あえて生を食べさせる」など、これまでに知り得なかった方法が出てきましたので、ぜひ参考にしたいと思います。本日はありがとうございました。