子どもが大好きなコーンクリームスコップコロッケ!包丁も火も使わない夏向け15分レシピ
野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住です。今年は例年にない早さでの梅雨入り宣言した地域もあり、ムシムシした日が続いていますね。暑くなってくると、キッチンに立つのが本当に辛いですよね。それにも関わらず、子どものリクエストは揚げ物…!なんてことありませんか?そこで今回は、包丁も火も使わずに作るクリームコロッケをご紹介します。
すくって食べるのも楽しいコーンクリームスコップコロッケ
本来クリームコロッケは、ベシャメルソースを作り→冷却→成形→衣付け→揚げる工程でかなり手間のかかるメニューです。しかも、やわらかいクリームを成形するのはむずかしく、揚げている時に破裂してしまうなど、失敗も多いメニュー。それなのに、唐揚げと1位2位を争う子どもに人気の揚げ物メニューですよね。
ご紹介レシピでは、豆腐とパスタソースを混ぜるだけの簡単ベシャメル風ソースを作り、成形しないスコップコロッケに仕上げます。成形も揚げる工程もないので、破裂などの失敗もなく、子どものお手伝いにもぴったりのレシピです。包丁も火も使わずにできるので、まさにこれから暑くなる時期には大助かり!
すくって食べるのも楽しいスコップタイプのコロッケです。
【材料】(2~3人分)
絹ごし豆腐 2丁(150g×2)
カルボナーラソース 1袋(70g)
小麦粉 大さじ2
コーン 50g
パン粉 大さじ8
オリーブオイル 大さじ1
パセリ 少量
【作り方】
1. 豆腐を手で4つ割りくらいにして耐熱容器に入れ、ラップなしでレンジで600W×3分加熱して、粗熱が取れたら水気をきる。
2. アルミホイルを敷いたバットにパン粉を広げ、オリーブオイルを絡ませて、トースターで2~3分きつね色になるまで焼く。
3. (1)の豆腐をなめらかになるまでしっかり撹拌する。
4. カルボナーラソース・小麦粉・コーンを加えて、もう一度レンジで600W×2分加熱して、取り出したら全体を混ぜ合わせる。
5. 器に(4)のソースを流し入れ、焼いたパン粉を上からのせて、刻んだパセリを散らしたら出来上がり。
木綿豆腐でも作れますが、なめらかな食感にするには絹ごし豆腐がおすすめ。パン粉に絡めるオリーブオイルは省いたり、サラダ油に置き換えたりしてもOKです。
「豆腐+パスタソース」のバリエーションでアレンジ自在
このレシピの時短ポイントでもある「豆腐+カルボナーラソース」で作るベシャメル風ソース。“和”の豆腐に、“洋”のカルボナーラソースの組み合わせに驚かれたかもしれません。
豆腐はペーストにすると、意外にもソースとしての活用ができる優れもの。味もたんぱくなので、合わせるソースの風味も損ないません。豆腐がソースのボトムとなり、チーズや卵を原料とするカルボナーラソースを組み合わせると、お手軽ベシャメル風ソースができてしまうのです。カルボナーラソースには、ベーコンやブラックペッパーも入っているので他の調味料を加える必要もありません。
パスタソースの組み合わせを変えると、いろいろなバリエーションでアレンジができるのも、このソースのおもしろいところ。今回は、旬のコーンを楽しむコーンクリームコロッケにしましたが、「豆腐+オマールソース+カニカマ」でカニクリームコロッケにしたり、「豆腐+トマトクリーム+鮭フレーク」で鮭クリームコロッケにしたりもおすすめです。
1食分だけ余ってしまったパスタソースも活用できますよ。
【働くママへのエール】“名もなき料理”も立派な創作料理
今回ご紹介したアレンジはやや奇抜なアイディアかもしれません。それでも我が家の子どもは「コロッケ~♪」と言って満面の笑みで食べてくれました!
毎日の食事づくりは、学校の給食のように先々まで献立を決めている訳ではありませんし、冷蔵庫にあるものをどうにか組み合わせてつくる“名もなき料理”もたくさんあります。それでも、何となく「〇〇風」とメニュー名をつけてみると、それはもう立派な創作料理に!
どの料理にも仕事と家事を両立する努力と、家族を想ってつくった愛情がたっぷりなのですから。
そしてこのレシピは、豆腐をベースにすることや、油で揚げていないことでヘルシーに仕上がっています。リモートワークなどでおうち時間が増え、活動量が減ってきたことから、体型が気になるようになってきた方も多いのではないでしょうか。
子どもは大好きなクリームコロッケを楽しみながら、ママ(パパ)はちょっとヘルシーに食べられるのもうれしいですよね。
(野菜ソムリエプロ 小島香住 @kasumiii.mm)
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