にんじんリゾットで苦手克服!野菜ソムリエおすすめ15分レシピ
にんじんは子どもが苦手な野菜のひとつ。細かくしてハンバーグやミートソースに混ぜ込んで食べさせているママも多いのでは?今回はにんじんが苦手な子どもでも食べられる、にんじんリゾットのレシピをご紹介します。
生米を使っても電子レンジを活用すれば、短時間でもちもち食感の本格リゾットに。材料を準備してボタンを押すだけなので、火加減を気にする必要もありません。お米は浸水せずに直接調理OK!お米を研ぎ忘れた時や、急な献立変更の時にも助かる時短レシピです。
生米でOK!レンジでつくるにんじんリゾット
すりおろして加えたにんじんのオレンジ色が可愛らしい見た目のリゾット。牛乳やチーズなどの乳製品や油を組み合わせると、にんじん特有の香りをやわらげながらも、栄養素の吸収率がアップします。
本来リゾットは生米をじっくり炒め煮してスープを吸わせてつくるものですが、レンジを活用して手軽にかつ時短で仕上げることができるようにアレンジ。お米を浸水する手間を省いてみたら、リゾット特有のもちもちとした食感に仕上がりました。
子どもがにんじんを食べられるのはもちろんですが、お米の浸水時間がないこと、耐熱容器ひとつでつくれること、火加減を気にする必要がないことは、どれもワーママにはありがたいですよね。
【材料】(3人分)
にんじん 中1/2本(70g)
米 1合
オリーブオイル 大さじ1
水 1カップ(200cc)
牛乳 1/2カップ(100cc)
粉チーズ 大さじ1
コンソメ顆粒 小さじ1/2
塩こしょう 少量
【作り方】
1. 耐熱容器(耐熱ボウルでも可)に洗ったお米と水をいれ、かるくふたをして(もしくはふんわりラップをかける)電子レンジで600W×10分加熱する。
2. お米を加熱している間に、にんじんを皮つきのまますりおろす。
3. (1)の加熱が終わったら、(2)と残りの材料をすべて加えて混ぜ合わせる。
4. ふたをして再び電子レンジで600W×2分加熱する。
5. 器に盛り、お好みでパセリをトッピング。大人はブラックペッパーをプラスしても◎。
にんじんはすりおろして食べやすく、油と組み合わせれば栄養価もアップ
にんじんはその見た目が苦手という子どもも多くいます。鮮やかなオレンジ色は加熱しても退色することなく、料理の彩りとしては欠かせないのですが、逆に少量しか入っていなくても目立ってしまうという欠点でも。すりおろして形を変えて、乳製品などを組み合わせると淡い色合いになり、見た目が苦手な子どもにも受け入れられやすくなります。
さらに、オリーブオイルやチーズなど脂質を含むものを組み合わせると、にんじんに含まれるβ-カロテンは吸収率がアップ。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの健康維持に欠かせない栄養素です。抗酸化力が高いため、免疫力を高めたいこれからの時期には特に意識的に摂りたいですね。
主食のごはんに取り入れることで、しっかりと量を食べられるようになりますよ。
【働くママへのエール】好き嫌い・食べムラには形状や味付けをアレンジしてみる
我が家の2歳の息子も、基本的には食べることが大好きで野菜も好きなのですが、ある時からにんじんを受け付けなくなったことがありました。
絵本などを見ていればにんじんに興味を示しますし、買い物に行ってもにんじんを手に取りたがるので、にんじんが嫌いという訳ではなさそうなのですが、料理にして食卓に出すとにんじんだけは食べないことが続いていました。
そこでこのリゾットを試してみたら、「あまくておいしいね」と言ってパクパク食べるように。にんじんが入っていることはもちろん伝えていますし、本人も“にんじんごはん”と解釈して食べている様子を見て、固形の鮮やかなオレンジ色が原因だったのだなと学びました。
好き嫌いや食べムラがまだまだ多い年齢の子どもには、苦手なものを無理に食べさせるのではなく、食べやすい形状・味付けに応用してあげることがとても大切です。離乳食や幼児食のように別調理や取り分けにする必要はなく、大人も一緒においしく食べられるリゾットレシピで、苦手なにんじんを抵抗なくたのしめるとうれしいです。
(野菜ソムリエプロ・管理栄養士 小島香住 @kasumiii.mm)
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