夏の簡単みそ汁レシピ6選!野菜の目利きオススメの関西地野菜たっぷり
簡単・手軽に野菜がとれて、家族のつながりを感じられるみそ汁の良さを再確認する、味の素「ほんだし」の「うちのみそ汁」応援プロジェクト。その一環として展開されている47都道府県それぞれの「地元応援みそ汁」をベースに今回、イオンリテール近畿カンパニー商品統括グループの各県農産バイヤーが、「私の担当県 夏のみそ汁」を考案しました。伝統野菜ももりだくさんの関西、その野菜の目利きたちがオススメするみそ汁。これはおいしそうです!
<滋賀>オクラとトマトのふわたまみそ汁
<材料・4人分>
・オクラ……6本
・トマト……1個
・溶き卵……1個分
A・水……3・1/2カップ
A・「ほんだし」……小さじ山盛り1
・みそ……大さじ3
<作り方>
- オクラは2cm幅の斜め切りにし、トマトはひと口大に切る。
- 鍋にAを入れて火にかけ、沸騰したらいったん火を止め、(1)のオクラ・トマトを加えて、みそを溶き入れる。
- 再び火にかけ、煮立ったら、溶き卵を加えて大きくゆっくりかき混ぜ、卵が浮いてきたら、火を止める。
琵琶湖や鈴鹿山系に囲まれた東近江地域、7~9月のおすすめはオクラ。ネバネバの正体、ムチンとペクチンは夏バテ解消に最適です。オクラは成長が早く、大きくなりすぎるとスジがたちかたくなります。収穫を1日2回するなど、手間ひまをかけたものはやわらかいです。
<京都>豚バラとたっぷりねぎのみそ汁
<材料・4人分>
・豚バラ肉(薄切り)……120g
・九条ねぎ……2束
・えのきたけ……1袋
A・水……3カップ
A・「ほんだし」または「ほんだし いりこだし」……小さじ山盛り1
・みそ……大さじ2
<作り方>
- 豚肉は3cm幅に切る。九条ねぎは5cm長さに切る。えのきたけは長さを半分に切る。
- 鍋にA、(1)のえのきたけを入れて火にかけ、沸騰したら、(1)の豚肉を加えてアクを取る。
- (1)の九条ねぎを加え、しんなりしたらいったん火を止め、みそを溶き入れる。再び火にかけ、沸騰直前で火を止める。
葉ねぎの代表品種、九条ねぎ。名前の由来は、南部の九条地区で品質の良いものがつくられたことから。葉の中にぬめりがあってやわらかく、甘さもあります。精進料理やおばんざいを支える京野菜、歴史の滋味を味わって下さい。
<奈良>なすと豚バラ肉のみそ汁
<材料・4人分>
・大和丸なす……1個(100g)
・豚バラ肉(薄切り)……120g
・えのきたけ……1袋
A・水……3・1/2カップ
A・「ほんだし」……小さじ1・1/3
・みそ……大さじ3
・「AJINOMOTO サラダ油」……小さじ1
・小ねぎ(小口切り)……適量
<作り方>
- なすは5mm幅の半月切り、またはいちょう切りにし、水にさらして水気をきる。豚肉は1cm幅に切る。えのきたけは根元を切って、長さを半分に切る。
- 鍋に油を熱し、(1)の豚肉を入れてサッと炒める。A、(1)のえのきたけを加え、沸騰したら、(1)のなすを加え、中火~弱火で時々アクを取りながら煮る。
- なすに火が通ったら、いったん火を止めてみそを溶き入れ、再び火にかけ、沸騰直前で火を止める。
- 器に盛り、小ねぎを散らす。
ツヤのある紫黒の丸形。ヘタには太いとげ。肉質はきめ細かくやわらかい。主産地は大和郡山市。大和朝廷時代から栄えた奈良には固有の食文化が。それを支える大和伝統野菜のなかでも中心の野菜です。(長尾和明 滋賀・京都・奈良エリア担当バイヤー)
<和歌山>冬瓜のかき玉みそ汁
<材料・4人分>
・冬瓜……300g
・溶き卵……2個分
・わかめ(戻したもの)……6g
・長ねぎ……適量
A・水……3・1/2カップ
A・「お塩控えめの・ほんだし」……小さじ山盛り1
・みそ……大さじ2
<作り方>
- 冬瓜は1cm幅の短冊切りにする。わかめは食べやすい大きさに切り、ねぎは小口切りにする。
- 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(1)の冬瓜を加えてひと煮立ちさせ、(1)のわかめ・ねぎを加える。
- みそを溶き入れ、溶き卵を流し入れてひと煮立ちさせる。
和歌山の冬瓜は砂地の畑で丁寧につくられます。ビタミンC、カリウムを含み低カロリー。夏バテ、ダイエットの強い味方です。涼しげな見た目と淡泊な味。旬は夏なのになぜ「冬の瓜」なのかといえば、冷暗保存なら冬まで保つからとも。中国料理の冬瓜スープが有名ですが、日本人ならおみそ汁で。(深津孝彦 和歌山エリア担当バイヤー)
<大阪>枝豆のみそ汁
<材料・4人分>
・八尾枝豆(さやつき)……200g
A・水……3カップ
A・「ほんだし」……小さじ山盛り1
・みそ……大さじ2
<作り方>
- 枝豆は塩(分量外)でもみ、水洗いをして、さやの両端を切る。
- 鍋にAを入れて火にかけ、沸騰したら、(1)の枝豆を加えて、3~4分煮る。枝豆に火が通ったら、みそを溶き入れ、ひと煮立ちさせる。
※食べる時はさやから豆を取り出してお召し上がりください。
収穫適期が2~3日と短い枝豆の命は、鮮度。八尾市は消費地・大阪にあり市場が近いため、昔から枝豆産地として高い評価があります。大きく張った実、たっぷりの甘みが特徴の八尾枝豆。これはアミノ酸や糖分から。ともに収穫後、2日で半減してしまうため、鮮度の良さで食味に差が出ます。(安東政男 大阪エリア担当バイヤー)
<兵庫>たまねぎと落とし卵のみそ汁
<材料・4人分>
・淡路産たまねぎ……1個
・卵……4個
A・水……3カップ
A・「ほんだし」……小さじ山盛り1
・みそ……大さじ2
<作り方>
- たまねぎは薄切りにする。
- 鍋にAを入れて火にかけ、沸騰したら、(1)のたまねぎを加えてサッと煮る。
- たまねぎがしんなりしたら、みそを溶き入れ、卵を1個ずつ割り入れ、好みの固さになるまで煮る。
ほどよい肉質とやわらかさ&甘さが特徴の淡路産たまねぎ。兵庫県のたまねぎ生産量は全国3位、その9割以上が淡路島で生産されています。栽培の歴史は100年以上。独特の甘さは風通しの良い「たまねぎ小屋」で1カ月つり下げ、自然の風でゆっくり乾燥させることで生まれます。(本岡恒夫 兵庫エリア担当バイヤー)
関西で人気のみそ汁具材は
みそ汁をつくる時に重視する点や具材をエリア別にみると、「関西圏」と「その他地域」で特徴が見られます。(2016年2月25日 intage ニュースリリース)
<みそ汁をつくる時に「冷蔵庫の残り物を処理する」割合(%)>
関西圏:32.2 その他の地域:27.7
<みそ汁に最も使う具材(%)>
・(絹)豆腐 関西圏:25.2 その他の地域:23.7
・乾燥わかめ 関西圏:10.9 その他の地域:9.0
・油揚げ 関西圏:10.6 その他の地域:9.1
・たまねぎ 関西圏:8.7 その他の地域:6.2
・しめじ 関西圏:1.7 その他の地域:0.8
◇百菜元気新聞の2019年8月1日号の記事を転載しました。
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