元・偏食ガール、現・食いしん坊おばちゃんのテミタ夏です。うちのセガレですが、どうやら野菜は「好きじゃない」みたい。そしてキノコに関しては・・・もう「食べられない」レベルの苦手食材・・・。そんな天敵レベルの苦手食材「きのこ」が食べられなくなってかれこれ5年、実はたった1度だけですが、食べられたことがありました。
今回は勇敢にも、セガレの一番の苦手食材を食べてもらうべく戦いを挑んでみたけど、あえなくバッサリと切り捨てられてしまったお話です・・・

「どろぼう料理」のキノコスープは食べたので…

セガレが食べられたキノコ料理とは、以前作ってみた「どろぼう料理」(by大どろぼうホッツェンプロッツ)のキノコ山盛りスープ、よりによって仕立て(今命名。笑)の、スープ部分のみ。過去の記事をご覧いただくと幸いです。

息子の憧れの絵本メシ「どろぼう料理」を作ってみた【毎月第4土曜日は、こどもの本の日】

「姿そのまま」のキノコたちが、キノコ嫌いのセガレを威圧しているから食べなかった?と考え、後日このスープ部分のみをこそっと出してみたところ・・・食べたんです。

でもそれから約1年。「どろぼう料理」のキノコスープ以来全然キノコを食べていないセガレ。「また作ったら、もしかしたら食べるかしら・・・」ふと頭をよぎって、再挑戦することにしました。

さて、セガレは今度もキノコスープを食べるでしょうか!(この時はテミタも勢いがありました)

<パターンA>また作ってみた!キノコどっさりスープ

「大どろぼうホッツェンプロッツ」に登場したのは極うまキノコ、「ロートカッペ」のスープ。以前作ったことを思い出し、再現してみました。

ジャーン!おいしくできました

【材料】(2人分)
しめじ、エリンギ、舞茸のセット 1パック
ブラウンマッシュルーム 1パック
(キノコは好みのもの、市販品を2パック程度)
玉ねぎ 半玉
にんにく 1片

<即席ルゥ>
小麦粉 大さじ1
バター 大さじ1

サラダ油 適宜
コンソメキューブ 1個
塩、コショウ 適宜

【作り方】

  1. キノコをすべてと玉ねぎ、にんにくをみじん切りにする。バターと小麦粉を耐熱容器でレンジに10~20秒かけて溶かし混ぜ、即席ルゥが完成。
  2. 鍋にサラダ油を薄く引き、みじん切りにしたにんにくとキノコをこんがりと良く炒める。
  3. 玉ねぎを加え炒め、さらに即席ルゥを加えて軽く炒める。
  4. 水を300cc加え、コンソメキューブを入れて煮込み、塩、コショウで味を調える。

※美味しいキノコスープを作るポイント
キノコをみじん切りにしてこれでもか、と炒めましょう。キノコが平気な方は、仕上げにほぐしただけのしめじや舞茸、丸のままのマッシュルームなどを加え、ひと煮立ちさせても格別です!

とりあえずこの状態なら、キノコがどっさり、1人前あたり1パックも入っているなんて、ほとんどわかりませんよね!

以前は、この状態でペロッと食べたのですが、今回はどうでしょう。ワクワクしながら食卓に並べたのですが・・・

セガレ「う!・・・かあちゃん、これ無理!」
テミタ「え!前は食べたのに!!」ガーン!

もしかして炒め方が足りなかったかな?

<パターンB>またまた作ってみた!ブラウンマッシュルームでリベンジ

テミタはあきらめません。もう一度、翌週にブラウンマッシュルームでリベンジすることに。それこそ「親の仇」と言わんばかりにマッシュルームを小さく切って炒めて炒めて!そして今回はベーコンもみじん切りにして投入しました。

さあ、これならどうだ!

【材料】(2人分)
ブラウンマッシュルーム 1パック
(キノコは好みのもの、市販品を1~2パック程度)
にんにく 1片
ベーコン 1切

<即席ルゥ>
小麦粉 大さじ1
バター 大さじ1

サラダ油 適宜
塩、コショウ 適宜

【作り方】

  1. キノコとにんにく、ベーコンをみじん切りにする。バターと小麦粉を耐熱容器でレンジに10~20秒かけて溶かし混ぜ、即席ルゥが完成。
  2. 鍋にサラダ油を薄く引き、みじん切りにしたにんにく、ベーコンとキノコをこんがりと良く炒める。
  3. 即席ルゥを加えて軽く炒める。
  4. 水を300cc加え、塩、コショウで味を調える。

パターンAの玉ねぎの甘みもよく合いましたが、ベーコンのうまみはキノコのうまみを引き立たせてくれて、コンソメなどのうま味調味料も不要になりました!

「さあどうだ」と言いたい勢いを押し殺し、シレッとセガレの前に置いたところ・・・

セガレ「・・・かあちゃん、またキノコスープ作ったの?」
テミタ「・・・うん。」

どうやら、においで分かるようです・・・ショボーン・・・

キノコをみじん切りにしてよーく炒めると、うまみの塊に!

今回メインターゲットのセガレには全く歯が立ちませんでした・・・が、収穫もありました。

キノコをたっぷり使ったスープには、コンソメも顆粒だしも要らないほど自然のうまみが現れる、ということです。特に今回みじん切りにし、「具」としては使わなかったことで、一層「だし」食材の本領発揮をしたのかも知れません。

キノコが好きな方も苦手な方も、ぜひ一度、キノコをみじん切りにしてよーく炒めてみてください。キノコの風味は炒めていく中で、(セガレは違ったようですが)まるでスパイスのような香りに変化したように感じました。

炒めてかさが減りましたが、マッシュルーム3個分のキノコスープ・ドライストック(大さじ1.5杯くらい)です。スープにすると1~2人前。

あとよーく炒めたみじん切りのキノコをストックしておくと、お出汁の代わりにスープのベースに使えます。是非お試しください!