高田馬場名物「アトム七味」は上品な辛さと旨味が特徴という伝統江戸東京野菜「内藤とうがらし」を使っているだけあって、料理の味を邪魔しない…いや、むしろしっかり調和した上でランクアップしてくれる優れモノです。和山椒がピリリと効いて存在感は抜群なのに、料理の味を引き立ててくれるから不思議です。「小柄だけど十万馬力を持つアトムのよう」といううたい文句は大げさじゃない! 辛い物が得意じゃないたべぷろ編集部員もハマった、アトム七味の魅力に迫ります。

和山椒の豊かな香りがたまらない

過去のアトム七味の記事はこちら
「アトム七味」は高田馬場の新しい名物!内藤とうがらし×手塚プロのコラボスパイス誕生物語【たべものがたり対談】

たべぷろ編集部員にとって、「辛み」とは刺激であり「おいしさ」とは別次元のものでした。うちにある七味はどこのスーパーでも置いてある一般的なものですが、料理の味を感じる前に口の中を占領してしまう凶暴さがどうも苦手。小さい子供がいるせいもあり、我が家の食卓に登場するのは年に数回程度です。

そんなたべぷろ編集部員にとってこのアトム七味との出会いはまさに目からウロコ。「味覚の奥深さ、食べることの楽しさを再発見させてくれた」と言っても過言ではありません。だって一振りでいつもの料理をランクアップさせてしまうんですから。

まず特徴的なのが、封を切った瞬間からふわっと鼻腔を刺激する山椒の豊かな香りです。結構強めに香るのに、清涼感があってとっても上品なんです。一般的な七味と比べると一目(鼻)瞭然。うちにあった方の七味は、鼻を近づけるとつーんという刺激が鼻を突き、もれなくくしゃみが出る感じです。

(左がアトム七味)

アトム七味はその見た目の美しさも特徴です。粒は大きめで、内藤とうがらしの鮮やかな赤、和山椒や黒ごまとの色のコントラストもはっきりしているので料理に映えるのです。

食べ(舐め)比べてみると、その違いはますますはっきりします。うちにあったものは「辛い!っつーか痛い!」と、旨さとか風味というより「刺激」が前に来ます。

対するアトム七味はその見た目とは違い、「ん?辛く…ない?あ、辛いか…」という感じで後からふんわりくる辛さ。辛さはとってもマイルドで、それよりも先に山椒の香りとピリッとしたしびれが来ます。そして何より、大粒ならではのサクサク、ぱりぱりとした食感も楽しいのです。

試しにポテトサラダに振って食べ比べてみると、その差は歴然。普通の七味は辛さを足す感じで、辛味が主張してしまうのですが、アトム七味は料理の味を殺さずうまーく調和する感じなのです。

「これはいける」と感じた筆者、ありとあらゆるものにアトム七味を試してみたくなりました。さあ、アトムと一緒に食欲爆発のツアーに出発です!

【和食おすすめ7選】クセになる美味しさです

まずは絶対美味しい卵がけごはん、納豆、味噌汁。これは合います。料理の優しい味、お味噌や醤油の風味も壊しません。むしろ、お米や卵、納豆などの隠された甘味・旨味を引き立ててくれる感じです。

和食にはほぼ万能で合うのではないでしょうか。浅漬けなどのお漬物ともバッチリでしょう。

枝豆と塩昆布の混ぜご飯にも。いつものご飯があら不思議、上品な和食のお店で出されていそうな風味に。そして格段に味が深まるのです。アトム七味をちょっと振りかけるだけで味の層が1層どころか3層くらい加わるような感じになるんです。まさに十万馬力!

我が子も大好き、困ったときのごはんのお供海苔の佃煮にプラスすれば、一気に大人の味に! ちびっこのために辛いものを我慢している、パパ&ママの強力な助っ人参上。

マヨネーズ風味のポテトサラダにも。じゃがいものほくほく、キュウリのパリパリに、アトム七味のサクサクがプラスされ、食感も楽しいです。色のコントラストもキレイですよね。

でももっとマヨネーズ多めでこってり系のポテサラの方が合うかも…?

ということで、マヨネーズ増量、クリームチーズといぶりがっこを入れたポテサラを作りました。完全に酒のつまみです。

おおお!いい!誰か、ビールかワイン持ってきて!

【麺おすすめ2選】本格料理に早変わり!

当然ながら、焼きそばにも合います。普通のソース焼きそばもエスニック感が加わって別物に。

オイスターソースを使った焼きそばならもっと合うかも?

もう、試さずにはいられない。シーフードミックスでオイスターソースとソースを使った焼きそばを作りました。

そのまま食べると甘みが強くてお子ちゃま向けなんですが、アトム七味をかけると、一気に本格中華料理の味に。箸が(ビールも)止まりません。

うちの定番作り置き惣菜「肉みそ」を使った肉みそうどんですが…、

アトム七味をプラスすれば「ジャージャー麺、四川風」に早変わり。文句なしに美味しいです。

【洋食おすすめ5選】野菜の甘みが生きる

アボカド、キュウリ、香菜に塩レモン風味のドレッシングを和えたサラダにトッピング。スパイスの効いたワンランク上のサラダに変身。アボカドのまろやかさともバランスがいい。

作り置きのラタトゥイユに。これもうまい! 煮込んだ野菜の甘味とトマトの酸味との相性が抜群。食べ飽きていた3日目の総菜に命が吹き込まれました!

ポテトグラタンにも。ジャガイモの甘味、チーズのコクと塩気と相性バッチリ!ともすれば単調になりがちな味に深みを持たせてくれました。ワインとも合いそう。

某チェーンイタリア料理店のドリアに。乳製品との相性ばっちりですね。チーズのコクとベストマッチ。

ちなみに、マスタードソースを付けたチキンナゲットにも合いましたよ。甘酸っぱいこってりソースと相性が良かったです。

【スイーツ系おすすめ6選】バニラアイスにもバッチリ

最近話題の七味onバニラアイス。甘さが際立ち、目からウロコの美味しさです。辛味はほとんど感じず、山椒のピリッとした痺れが後から追ってきます。

アイスに合うなら怖いものなし!…と、ここからは少し飛ばし気味で挑戦していきます。

フレンチトーストにも。粉砂糖、メープルシロップをかけ、その上にトッピング。甘さにスパイスがプラスされ、本格的なレストランのデザートみたいな感じです。

自家製ミカンジャムを塗ったバタートースト。アトム七味をプラスするとミカンジャムが「オシャレなパティスリーで売ってるマーマレード」風に変身。手の込んだジャムってスパイスの香りしませんか?

練乳トーストにもいけますよ。辛味は全く感じないです。

ピーナツバタートーストにフリフリ。これはつまみにとしてもいけそう。

週末、娘と訪れたマクドナルドにて。ごそごそとバックからアトム七味を取り出し、ソフトクリームにサササ!と振りかける母を不安そうに見つめる娘。

横の席に居合わせた白人男性2人(推定20代)が、私の奇行にザワついている様子…。だれど、かけずにはいられない!

「見ろよ、あれ!なんか赤いのかけてるぜ!」「Oh…クレイジーなジャパニーズだ」という会話が交わされていたとは思うけど、OK。だって、この後からくるピリリがたまらな~い!

最後に、辛い物好きのみなさん。七味初心者のたべぷろ編集部員の意見だけでは心もとないかと、マイ七味を携帯するほどの“通”2人、唐子さん(仮名、43歳)と辛美さん(仮名、45歳)にも実際に試してもらいましたよ。参考にしてください。

唐子「あ、いい香りだね。担々麺や麻婆豆腐に入れたら一気に本場感が増しそう」
辛美「刺激というより風味をプラスする感じ?」
唐子「うんうん、高級感がある」
辛美「山椒が上品。辛味系というよりしびれ系かな」

いかがでしたか? 食欲の秋、みなさんもアトム七味を手に、自分のベストマッチを探してみてください! 意外な発見があると思います。

私の「+アトム七味」ナンバー1はフレンチトースト! お試しあれ♪

「バル辛フェスタ」でアトム七味のプレゼント企画も

アトム七味にも使われている「内藤とうがらし」を、心ゆくまで堪能できるイベント「バル辛フェスタ2018」が、9月29日から10月3日まで東京・高田馬場で開催されます!

辛いモノ好き女子注目!高田馬場名物バル辛フェスタ! 今年はプレゼント企画も

アトム七味のプレゼント企画もありますので、しっかりチェックして参戦しましょう~♪

画像提供:手塚プロダクション