よく青汁の原料にもなっているケールは、アブラナ科野菜でキャベツの原種でもあります。βカロテン、ビタミン等を豊富に含むので、栄養価の高さはよく知られています。そんなケールですが、青汁以外にどのように調理したらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。今回は、栄養たっぷりなケールのおいしさの魅力をお伝えします。

十勝でケールを栽培している畑を訪ねました

十勝でケールを栽培をしている畑を訪問。ここでは、レッドロシアン、レッドカーリーケールなど葉の形状が違うケールが日差しを浴びすくすく育っていました! ケールは春先に定植し2ヶ月で収穫でき、10月まで収穫可能な野菜だそうです。

店主手書きのPOPに思わず目が行ってしまいます。いろいろ、身体に良いことが書いてありますね。こんなケール、もっと食卓に登場させたくありませんか?

ということで、手軽な調理法をご紹介します! ちなみに、ヨーロッパではケールはロールキャベツに使われ、葉は柄を除き炒め物、揚げ物、和え物に利用できるんですよ。

オーブンで作るパリパリ*ケールチップス

適当に切ったケールにハーブソルト、オリーブオイルをまぶして焼くだけ。そのままおやつやサラダのトッピングなどに使えて便利です。密閉容器に入れれば数日保存できますよ。

【材料】☆作りやすい分量(長方形オーブンのテンパン一枚分25cm×30cm)
ケールの葉 2枚(1枚約35g)
ハーブソルト 少々
EXオリーブ油 大さじ1

【作り方】

  1. ケールを茎と葉に分け葉を食べやすい大きさにちぎる。
  2. ボウルにケールの葉を入れハーブソルトとEXオリーブ油を加え全体にまぶす。
  3. 100度のオーブンで15~20分程焼く。
    ※ケールは薄いのでお手持ちのオーブン機能温度をご確認下さい。

ケールとドライトマトのソテー

【材料】(2人分)
ケール 1枚
ドライトマト 25g
にんにく 3g
ハーブパン粉 小さじ1
オリーブ油 小さじ1
塩 少々

【作り方】

  1. ケールは下の方の茎を外しざく切りにする。
  2. フライパンにオリーブ油小1を入れ薄切りにんにくを入れ香りがしてきたらケールを加えて炒める。
  3. ドライトマトを加え塩少々で味付けする。
  4. 器に盛り付けハーブパン粉をかける。(なければ粉チーズ等)
    * パン粉20gをオリーブオイルで炒めパセリ、オレガノ、タイム、ローズマリー等で香りをつけたもの。常備しておくと便利。

ケールとビーツの美肌サラダ

葉先の柔らかい部分はサラダで頂きましょう。ケールとビーツ、今話題の女性に嬉しいスーパー野菜で内側から綺麗に!

【材料】(2人分)
ビーツの葉 1枚
チーズ 30g
ミニトマト 5個
ビーツ薄切り 10g
クルミ 大さじ1
レタス 適宜

【作り方】

  1. ケールとレタスは食べやすい大きさにちぎる。
  2. チーズは1cm角切り、ミニトマトは湯剥きし4等分に切る。
  3. ビーツは細い千切りにする。
  4. クルミはオーブンで空焼きし粗く切る。
  5. 材料を合わせお好みのドレッシング、マヨネーズソースで頂く。

ケールたっぷりお好み焼き

【材料】(2枚分)
ケール 2枚(70g)
葱 10cm(25g)
お好焼き粉 50g
卵 1個
出汁 100cc
桜海老 10g
米油 適量
ソース、マヨネーズ、青海苔、削り節 適量

【作り方】

  1. ケールの葉は千切りにする。
  2. ボウルに卵と出汁をときほぐし、粉・ケール・葱・桜海老を加えよく混ぜる。
  3. 米油をホットプレートにひいて(2)のタネを流し入れ両面をこんがり焼く。
  4. 好みでソースやマヨネーズを添える。

ケールは、ヨーロッパ原産で古代ギリシャでは薬草として珍重されたといわれます。日本には江戸時代に伝わり、最初は観賞用だったそうで、食用になったのは明治以降とされています。とても栄養価が高い野菜のひとつなので、是非、いろいろなメニューで活用したいものですね。