最近は、スーパーなどでも乳製品売場が広くなり、その種類が増えたと思いませんか。牛のミルクからできる牛乳、ヨーグルト、チーズ…これら乳製品は私たちの生活に欠かせないものになり、また栄養的にも優れています。中でもチーズは世界で1000種類以上あるといわれ、私の住む北海道では個性的な酪農家が各工房でこだわりチーズを作っています。
チーズはそのまま食べてもおいしいですが、料理に使うことでさらに魅力的になります。最近は、あらかじめ切ってあるプロセスチーズやポーションタイプもあり使いやすくなっています。
ハレの日は高級チーズとワインで楽しみ、日々の食卓では入手しやすいチーズでいつものご飯をよりおいしくしてみましょう。

炊飯器で作るツナとチーズのピラフ

包丁不要の炊き込みご飯にチーズでうまみアップ! 休日ご飯にぴったりです。チーズに含まれるうまみ成分グルタミン酸と昆布で、調味料いらずの炊き込みご飯(=簡単ピラフ)です。

【材料】(5人分)
米 2合
ツナ缶 1個(70g)
冷凍ミックスベジタブル 1カップ(90g)
昆布5cm角 2枚
三角チーズ(6Pチーズ) 4個
バター 1切れ(5g)
塩 小さじ1
パセリ 適宜

【作り方】
1.チーズ以外の材料を炊飯器にセットし、2合より少し多めの水加減で炊飯する。

2.炊き上がったらチーズを手でさき、炊飯器に入れ少し蒸らす。

3.器に盛り付け、パセリを散らす。お好みでサラダ野菜を添える。

梅干&チーズおむすび

おむすびの具がない時も、チーズがよい具になります。

【材料】(8個分)
米 2合
梅干 1個
昆布5cm 2枚
粉チーズ 大さじ2
スライスチーズ 3枚

【作り方】

  1. 炊飯器に米、梅干、昆布を入れ、2合の水加減で炊飯する。
  2. 炊けたら粉チーズとスライスチーズを割いて加えしばらく蒸らす。
  3. ご飯とチーズを混ぜる。

ご飯に添えたいクイックオニオンスープ

オニオングラタンはじっくり玉ねぎを炒めるのが鉄則。ですが、市販の玉ねぎスープとラスク、スライスチーズでオーブン不要でそれらしく仕上がります。どれも簡単時短メニューですが、家族が笑顔になるスープですよ。

【材料】(4人分)
玉ねぎ 1個
玉ねぎスープ 2本
ラスク 4枚
スライスチーズ 2枚
オリーブオイル 大さじ1
塩・胡椒
水 3カップ
パセリ 適宜

【作り方】

  1. 玉ねは薄切りにする。
  2. 鍋にオリーブオイル大さじ1と玉ねぎを加え中火で5分炒める。
  3. 水とスープを加え5分加熱し塩・胡椒で味を整える。
  4. スープを器に入れ、チーズを重ねたラスクを添えパセリを散らす。余熱でスープがトロッとしてくる。
  5. 蓋をして蒸らし炒めをすることで加熱時間を短縮できます。

お子さんの成長にチーズはおすすめ

ミルクからチーズに加工すると重量は10分の1になります。乳脂肪とタンパク質はチーズに移行し、水分と炭水化物(糖分)はホエイとして排出されます。ミルクより高タンパク。カルシウムやビタミン類もバランス良く含まれています。

チーズは、乳糖が製造中に水分と共にほとんど排出されるので乳糖不耐症の方でもお腹を壊す心配はありません。カルシウムは成長期のお子さんの骨形成に重要で、そのまま食べられるチーズはおススメ食材です。