アンニョンハセヨ!埼玉県狭山在住の在日コリアン3世で、韓国語も話せる韓国家庭料理研究家・李亜民です。常日頃、知り合いの棚倉ばあちゃんの畑に遊びに行っては、韓国語ドリルの宿題を解いています。立派に育てた野菜もたくさんくれます。新鮮な野菜をどんな韓国おかずに料理しようかな〜と考えるのがすごく好きです。そして皆さんに韓国風をおすそ分けできるのがもっともっと好きです。
今回は大根の葉っぱを韓国風に!いろいろなおいしい食べ方をご紹介します。

大根の葉っぱは捨てずにキッチンへ

旬のものって、頂くタイミングがかぶってしまうことがありませんか?

実家から送られてきたと思ったら、お隣さんからも!なんてことありますよね。いろいろな調理法が分からず、だめにしてしまう食材も多いと思います。しかも、大根や白菜など大物はかさばりますよね。冷蔵庫にも入らず困ることも。

かさばるから…といって、大根の葉っぱは切ってすぐ処分してしまいませんか?

切ったらゴミ箱へ、ではなくキッチンへ!わたしはまずナムルにしちゃいます。ナムルにして食べて残ったらビビンバやキンパの具に。以前のナムルの記事を参考にしてみてください。

ほうれん草もズッキーニも!ナムルのおいしい食べ方【レシピ付き】

韓国では野菜をとことん活用

韓国ではこれでもか!!ってくらい食材を捨てずに使います。狭山ヶ丘にある韓国家庭料理「マンナょ!」の店長は、私が畑で大根を抜いていくと、まず葉っぱを切り落として外に干します。干すと保存性を高め長持ちもするしビタミンも増します。お天道様の恵みをとことん大事にします。

韓国は、野菜摂取量が日本より多いと言われています。捨てずに全て調理し本当になんでも食べるのでわかるような気がしますね。キムチも葉っぱごと漬けるのですから!韓国料理の合わせ調味料=ヤンニョンもほぼ野菜でできています。大根の葉っぱも入れてヤンニョンを作ります。

霜げたり虫に食われたところは切り落としますが中のきれいな葉っぱは全て使います。お家に干す場所がなかったり干すのは面倒だわ、という方は一口サイズに切り、茹でて冷凍保存がおすすめです。

大根の葉っぱを韓国風ふりかけにアレンジ!

大根の葉っぱを小さく刻んでフライパンに放り込みましょう。子どもたちにも食べやすくお弁当にも入れると色鮮やかです。みどり色が入るだけでお弁当がパッと明るくなりますね。

大根の葉っぱ韓国風ふりかけ

●材料
大根の葉っぱ・・・3本分
ねぎ・・・1/3本~細かく刻む
にんにく・・・1かけら~すりにんにく
◇ごま油・・・少々
◇塩・・・少々
◇砂糖・・・小さじ1
◇ダシダ・・・少々
ごま・・・少々

●作り方
1.大根の葉っぱを1cm間隔に小さく切る

2.フライパンにゴマ油を引いて(1)を入れ、塩をふって炒める

3.(1)がしんなりしてきたら細かく刻んだねぎ、すったにんにくを入れて炒める
4.砂糖とダシダで味を調える

5.ごまを混ぜたら完成。タッパーに入れて3日間保存がききます

納豆と混ぜてご飯にかけて食べてもおいしいです。大根は煮て葉っぱは韓国風ふりかけに!捨てるところがないですね。

辛かったり、すっぱくなったキムチに混ぜるのもおすすめです。辛さをおさえてもくれるし、すっぱさも緩和してくれます。

チヂミやお好み焼きの具にもナイス!大根の葉っぱに味付けをしているのでそのまま食べてもおいしいです。

大根の葉っぱは捨てずにぜひいろんな食べ方で楽しんでみてくださいね。