宮崎県宮崎市在住のオタク系スイーツライター・和山エリーです。熊本生まれ熊本育ち、大学進学を機に宮崎市へ移住。人情溢れるあたたかいこの街に魅せられ、さらには宮崎の豊富な「食」の魅力の虜になりつつあります。今回は年末年始に注目していただきたい九州の隠れたお土産についてご紹介したいと思います。

「グルメな地域」として定評のある九州

熊本で生まれ育ち、進学や転勤で福岡や宮崎、鹿児島での生活を経験してきた私ですが、実際に九州内を転々としてみて各地のご当地グルメにもまだまだ世に知られていない美味しいものが数多く存在することを知りました。

もちろん王道のものは人気が高いだけあって喜ばれることがほとんどではありますが、その他の素晴らしいお土産の数々を知らないままでいるのはもったいないですよね。

博多揚げホルモン(福岡県)

名前を聞いただけでビールが欲しくなるような、抜群のネーミングセンスを誇る「博多揚げホルモン」。国内産のホルモンをカリカリに揚げた、新しい食感のおつまみです。

ホルモンと言えばあの独特の臭みが苦手だと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの揚げホルモンは臭いなどは全く気になりません。普段からホルモンを好んで食べるという方にはもちろん、老若男女全ての方に喜ばれる、おつまみとして、おやつとして最適な博多名物であると言えるでしょう。

恋する甘夏チーズケーキタルト(熊本県)

熊本県からは、その可愛らしい名前とくまモンのパッケージイラストが印象的な「恋する甘夏チーズケーキタルト」をご紹介します。

柑橘系の果物の一種である「甘夏」の名産地でもある熊本。その甘夏をじっくりと煮詰めてジャムに加工し、チーズケーキの中に入れてサクサクのタルトで焼き上げた絶品スイーツです。

そもそも「チーズケーキ」はレモンやオレンジなどの柑橘系との相性が抜群。甘夏もまた例外ではありません。チーズと甘夏のさっぱりとした甘さと、タルトのサクサク感とのコラボレーションがたまらない一品です。

8個入で540円(税込)、12個入で810円(税込)、16個入で1,080円(税込)と手ごろなお値段であるのも嬉しいですよね。ぜひ一度試して欲しいモン(くまモン風に)。

恋するラスク(長崎県)

長崎県のお土産と言えばカステラが王道中の王道であると言えますが、そのカステラをサクッと焼き上げたカステララスクが注目されています。

カステラの水分を飛ばしてラスクに加工、さらに、「ストロベリー」「キャラメル」「ホワイト」「ビター」の4種類のチョコレートがコーティングしてあり、それぞれの味わいを楽しめます。

一つ一つが個包装になっているので、お土産として配りやすいのも嬉しいですよね。パッケージもお洒落なので、この「恋するラスク」を選ぶと周りからも一目置かれるかも!?

いか鉄ちゃん(佐賀県)

九州の佐賀県のお土産と言えば、日本三大朝市の一つである「呼子」のイカが王道。そして呼子のイカ関連のお土産と言えば「イカしゅうまい」を選ぶがセオリーですが、イカをまるごと鉄板で焼き上げるという豪快な姿焼きせんべい、「いか鉄ちゃん」が密かに注目を集めています。

イカをそのまま焼き上げているので、見た目のボリュームも抜群。お酒のおつまみとして足をちぎって食べていると何とも幸せな気分になれます。たまり醤油の濃厚な風味は食欲をそそり、まさに「やめられない、とまらない」一品です。ぜひ一度お試しあれ!

都農ワイン(宮崎県)

宮崎県のお土産と言えば地鶏やチーズ饅頭などが王道ですが、ここでちょっとお洒落にワインを選んでみませんか?

宮崎県の「都農ワイナリー」の都農ワインは、その飲みやすい味わいとフルーティーな香りで非常に人気が高く、女性であってもぐいぐい飲めてしまうと専らの評判です(もちろん飲み過ぎにはご注意を)。

特に人気が高いのが「キャンベル・アーリーロゼ」という種類で、美しい赤色とコクのある甘口テイストはやみつきになること間違いなしです。ワインが好きな方にはもちろんのこと、普段あまりワインは飲まないという方にも自信を持ってお勧め出来る一品です。

このように、九州にはたくさんの隠れた名物がたくさん存在します。お土産と言うとどうしても「無難なもの」を選んでしまいがちで、「当店人気ナンバー1」などと謳われているものに目がいってしまいますが、レギュラー以外のものにも目を向けてみるとこんなにたくさんの美味しいものが隠されているというわけです。

普段あまり目にしないお土産をいただくと、「おっ」と嬉しくなってしまいますよね。九州を愛してやまない、わたくし和山が選んだお土産5選、「この人、なかなかの通だな」なんて思われたいなぁと考える方々の参考になれば幸いです。