ダイエット中にチョコを食べられる量は…管理栄養士がアドバイス
「ダイエット中はチョコなんて食べちゃいけないんでしょう?」
私のところに栄養相談にいらっしゃる方から、よく聞かれる言葉です。ダイエット中にお腹が空いたら「ところてん」「おしゃぶりこんぶ」など、なるべく低エネルギーなものを! ダイエットをしたことがある方なら誰もが知っている常識かもしれません。
でも、チョコを食べると幸せな気分になれるし、私はダイエット中でも我慢せずに食べたいです。ダイエット中にチョコを食べることの利点、注意点を栄養士の視点で考えてみました。
栄養価の高い“間食”チョコレート
チョコレートの注目すべき成分の1つにポリフェノールがあります。赤ワインやお茶にも含まれていて、ストレス、紫外線、喫煙、アルコールのとり過ぎなどで、肌や身体にダメージがある方に摂っていただきたい栄養成分です。
チョコレートの原料のカカオは、大昔は薬として扱われていたほど。ダイエットに直接関わる成分ではありませんが、チョコレートが栄養価の高い間食であることは間違いありません。
甘いチョコレートには砂糖が含まれています。空腹時に血糖が下がってイライラしているときは、この砂糖でなければ血糖が上がらず、脳が納得してくれません。
空腹でないのにダラダラ食べてしまう間食には低エネルギーの間食をオススメしますが、本当の空腹(血糖が下がっている状態)のときはチョコレートを食べて落ち着きましょう。次の食事の過食を防ぐことで、食事からのカロリーオーバーを防ぐことができます。
1日の目安量がわかれば安心して食べられる
とは言っても、チョコレートは糖質、脂質ともに豊富。食べ過ぎると太ります。でも、1日の目安量が分かれば安心して食べられるのではないでしょうか? ぜひ覚えておきましょう。
下の写真のチョコレートの量はいずれも150kcal程度で、ダイエット中の1日分の間食カロリーに相当します。
これだけ? と感じる方もいるかと思いますが、ダイエット中で甘い物を我慢している時のチョコレートは、いつもより一層おいしく感じられるはずですよ。
ダイエットに良さそうなチョコレートの効果は?
明治の「チョコレート効果 カカオ72%」は「通常のチョコレートに比べて甘さ控えめでビターだから、カロリーも低いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、カロリーは通常のチョコレートとほとんど変わりません。
しかし、こちらは高カカオのため、栄養価の高いポリフェノールが豊富です。ダイエット中の味覚が敏感になっている時だからこそ、カカオのしっかりとした味を感じられるはずです。
カカオの含有量によって商品を選べるため、食べ比べをして楽しめます。最近になって「カカオ含有量が高いほど苦いわけではない」ことを知った私は、チョコレートに夢中です。
▼こちらの記事もおすすめ♪
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。