管理栄養士おすすめ!おだしの簡単なとり方と活用レシピ3選
イートリート所属の管理栄養士・大内美幸です。皆さんはお料理するときの「だし」は何を使っていますか? 多くの方は簡単に手に入る、市販の顆粒だしを使用しているのではないでしょうか。
今回は、いつものお料理にひと手間加える、かつお昆布だしのとり方と活用レシピをご紹介します。難しいイメージのあるだしですが、実はただ火にかけるだけ。市販の顆粒だしとは違う、風味豊かなかつお昆布だしを作ることができますよ。
「だし」を使って塩分の過剰摂取を防ぎましょう
かつお節や昆布、しいたけや煮干しなどを火にかけて煮出した汁のことです。料理にうま味を添えるものなので「味付け」とは少し違いますが、だしのおいしさである「うまみ」が効いていると、料理はより風味豊かにおいしくなります。
また、だしを効かせることで味付けは控えめでも満足できるものとなり、塩分の過剰摂取を防ぐことができます。味覚の発達が著しい成長期のお子さまには、ぜひだしを効かせたやさしい味付けのお料理を作ってあげてくださいね。
かつお昆布だしのとり方
今回は、和食の基本とも言えるかつおと昆布の「合わせだし」をご紹介します。
かつお節と昆布から取るだしは、かつお節に含まれるイノシン酸と、昆布に含まれるグルタミン酸を合わせることでうまみの相乗効果が生まれます。そのため特に強いうまみのだしとなり、素材の持ち味を生かしたい幅広い料理に使えるので覚えておきたいだしの一つです。
【材料】
かつお節 10g
昆布 10g
水 5カップ
【作り方】
1.水に昆布をつけ、30分おいてから中火にかけます。
2.沸騰直前に昆布をひき上げ、沸騰したら火を止めます。
3.かつお節を加え、そのまま1分程おきます。
4.キッチンペーパーを敷いたザルをボウルで受け、だしをこします。
あっという間にかつお昆布だしが完成しましたね。火にかけてこすだけでなのでとても簡単です。黄金色のだしの香りは食欲もそそります。
シンプルなわかめうどん
【材料】(1人分)
うどん 1玉
乾燥わかめ 1g
かつお昆布だし 250ml
A しょうゆ 大さじ1
A みりん
【作り方】
1.乾燥わかめは水で戻します。
2.鍋にかつお昆布だしを入れて火にかけ、沸騰したらうどんを加えます。
3.表記通りの時間茹でたらAを入れて味を調えます。
4.器に盛り付け、水気を切ったわかめを添えて完成です。
サッと簡単!レタスのお味噌汁
【材料】(2人分)
レタス 60g
かつお昆布だし 400ml
みそ 小さじ2
【作り方】
1.レタスはざく切りにします。
2.鍋にかつお昆布だしを入れて火にかけ、フツフツしてきたらレタスを加えます。
3.ひと煮立ちしたら弱火にし、みそを溶いて完成です。
鶏肉と大根の煮物
【材料】
鶏もも肉 1枚(200g)
大根 1/4本(250g)
かつお昆布だし 200ml
A しょうゆ 大さじ2
A みりん 大さじ1
A 砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ1
小ねぎ 適量
【作り方】
1.鶏もも肉は一口大に切ります。大根は皮をむいて1cm幅の半月切りにします。
2.中火に熱した鍋にごま油をひき、(1)を炒め、鶏もも肉に焼き色がついたらかつお昆布だしを加えます。
3.沸騰したらAを入れて味を調え、鶏もも肉に火が通るまで煮込みます。
4.汁気が少なくなったら器に盛りつけ、小口切りにした小ねぎを散らして完成です。
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