魚の骨や臭みを嫌がって子どもが魚を食べない…。そんなお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんなお悩みを解決すべく魚嫌いでも食べやすい魚料理のレシピを10選ご紹介します。簡単に作れて食卓の主役になれちゃうおかずばかりです。
もちろんどのレシピも15分以内で完成できる時短メニューとなっています。夕飯の献立に悩んだ時の参考にしてみてくださいね。栄養価も高い魚を積極的に摂っていきましょう!

サバ缶を使ったライスコロッケ

最初に紹介するのは、サバ缶を使って作るライスコロッケです。サバ缶なら加熱済みで丸ごと食べられますし、魚臭さも気になりません。また、揚げずにトースターでこんがりと仕上げるのでヘルシーに食べられるところも魅力です。

魚の味を感じてもらいつつ、子どもも食べやすいケチャップとチーズの風味なので魚嫌い克服に一役かってくれるレシピと言えるでしょう。詳しくはコチラ→【業務スーパー】サバ缶を使ったライスコロッケ15分レシピ!魚嫌いの子どもにも人気

【材料】(3人分)
ごはん お茶碗2杯程度
ケチャップ 大さじ2
スライスチーズ 2枚
サバ缶 1缶
顆粒コンソメ 小さじ1
黒コショウ 少々
パン粉 40g
溶き卵 1個

【作り方】

  1. パン粉をキツネ色に乾煎りする。
  2. 炊けたお米にスライスチーズを千切って加える。
  3. そこに顆粒コンソメ・ケチャップ・サバ缶・黒コショウを加えてよく混ぜる。
  4. ラップで丸めたお米を卵液にくぐらせたら表面にパン粉をまぶす。
  5. トースターで表面がこんがりするまで焼いたら完成。

サバ缶を使った麻婆なす

こちらもサバ缶を使って作るレシピです。子どもも食べやすい味付けの麻婆なすを、挽き肉ではなくサバ缶を使って仕上げていきます。

今回は、サバ味噌煮缶を使うのですでにしっかりと味が付いています。材料を混ぜてレンチンするだけで一品完成するので忙しい日にもぴったりのメニューです。詳しくはコチラ→さば缶で子どもが喜ぶ麻婆なす!ママ医師おすすめ15分レシピ

【材料】(2人分)
さば缶(味噌煮) 1缶
なす 中2本(200g)
パプリカ(赤) 1/2個
きざみ青ねぎ 25g

A しょうが(チューブ) 1.5cm
A にんにく(チューブ) 1.5cm
A オイスターソース 大さじ1/2

B 片栗粉 小さじ1
B 水 小さじ2

ゴマ油 小さじ1

【作り方】

  1. なすは約1cm厚さのいちょう切りにする。パプリカ(赤)は約2cm角のさいの目に切る。
  2. 耐熱ボウルに、さば缶(汁ごと)・(1)・刻み青ねぎ・Aを入れ、さばをスプーンでほぐしながら混ぜ、ラップをかけ、レンジ600Wで8分加熱する。
  3. 取り出し、Bで作った水溶き片栗粉とごま油を加えてよく混ぜ、ラップをかけず600Wで1分加熱する。

サバ缶を使ったカレードリア

3つ目もサバ缶を使って作ります。食欲の落ちる夏だけでなく、一年中楽しめるメニューです!子どもが好きなカレー風味に仕上げているのでとても食べやすくなっています。詳しくはコチラ→サバ缶がワーママのお助けに!お魚嫌いの子どももペロリ夏カレードリア15分レシピ

【材料】(3人分)
サバ缶 1缶
トマト缶 1缶
玉ねぎ 1個
ナス 1本
パプリカ 半個

カレー粉 小さじ1(お好みで)
ソース 大さじ2
コンソメ 小さじ1
ニンニクチューブ 2cm程度
塩 少々
オリーブオイル 大さじ1

ご飯 お茶碗3膳程度

ピザ用チーズ お好みで
乾燥パセリ お好みで

【作り方】

  1. 粗みじん切りにした野菜をオリーブオイルで火が通るまで炒める。
  2. 具材に火が通ったらサバ缶を汁ごと加えて、身をほぐす。サバ缶の汁には旨味もあるので汁ごと加えてOK。
  3. そこにトマト缶、合わせた調味料を加えて煮て水分を飛ばす。
  4. 水分が飛んだらご飯を加えて軽く混ぜる。
  5. 耐熱皿に(4)を入れ、お好みで上からチーズをかけ、200℃のオーブンで焦げ目が付くまで焼く。

焼き魚をリメイク!白身魚フレークパスタ

焼き魚が余ってしまったら次の日どうするか悩むときはありませんか?そのまま食卓に出しても「またー?」なんて言われそうだし、そもそも一尾しか余っていないなんてこともありますよね。

そこで今回は、残った魚をパスタにリメイクできるレシピを紹介していきます。詳しくはコチラ→子どもに人気の白身魚フレークパスタ!余った焼き魚をリメイクする15分レシピ 

【材料】(4人分)
スパゲッティやリングイネなどのロングパスタ 320g
焼き魚 切り身2切〜(たくさん入れたほうがおいしいです)
にんにく 1片
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1/2本(なくても可ですが、あればコクが出ます)
白ワインもしくは酒 50cc
トマト缶 100g
野菜だし (コンソメ可) 適量
オリーブオイル 適量
お好みでイタリアンパセリやタイムなどのハーブ

【作り方】

  1. 玉ねぎとセロリはみじん切り、焼き魚は皮と骨を取り除いておく。
  2. パスタ用にたっぷりの水を用意し、沸騰したらひと握り分の粗塩を加えてパスタをゆでる。
  3. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、それから点火。弱火でにんにくオイルを作る 。にんにくの香りがしてきたら、玉ねぎとセロリのみじん切りを入れる。
  4. 玉ねぎが半透明になったら焼き魚を入れ、木ベラでほぐしながらフレーク状にする。
  5. 白ワインを投入し強火にしてアルコール分をとばす。そのあと中火に戻し、トマト缶と野菜だし、お好みでハーブも入れて数分間煮込む。
  6. ゆで上がったパスタを(5)に入れ、しっかりと混ぜ合わせる。

鮭缶を使った豆腐バーグ

ピンクのオーロラソースが目をひくハンバーグは鮭缶を使って作っています。お豆腐も加えているのでもちもちふっくらとした食感を楽しめます。また、お豆腐でボリュームアップもできますよ。

冷凍のミックスベジタブルも入っているので手間なく野菜の栄養が摂れます。詳しくはコチラ→お魚が苦手な子どもにおすすめ鮭缶豆腐バーグ!15分でメインとスープを同時に作る栄養満点レシピ

【材料】(4人分)
木綿豆腐 1/2丁
鮭缶 大1缶(約180gのもの)
パン粉 1/2カップ
卵 1個
冷凍ミックスベジタブル 1カップ
塩、こしょう 各少々
バター 10g

A ケチャップ 大さじ3
A マヨネーズ 大さじ3

【作り方】

  1. 木綿豆腐は水気を切って2重にしたキッチンペーパーに包んでぎゅっと押さえ、ボウルに入れる。
  2. (1)に鮭缶を缶汁ごと入れ、パン粉を加えてなじませ、卵・冷凍ミックスベジタブル・塩・こしょうを加えて混ぜる。
  3. (3)を4等分して楕円形にし、フライパンにバターを中火で熱して並べ入れ、約3分蒸し焼きにする。
  4. 裏返して再び蓋をし、約3分加熱し、両面こんがりと焼けたら器に盛ってAを混ぜ合わせてかける。

シーフードトマトドリア

シーフードドリアって美味しいですよね!ですが自宅で作るとなると材料を揃えるのが手間だと敬遠している方もいるかもしれません。こちらのレシピは冷凍のシーフードミックスを使っているので手軽に作れ、しっかり魚介の旨みを感じられますよ。

トマトピューレを使っているので、簡単にトマト味のソース作りもできます。詳しくはコチラ→子どもがモリモリ魚貝を食べる!シーフードトマトドリア15分レシピ

【材料】(2人分)
シーフードミックス 200g
炊いたご飯 2人分
ピザ用チーズ 60g
トマトピューレ 45g
コンソメ顆粒 大さじ1
乾燥オレガノ 小さじ1
白ワイン 大さじ2
バター 5g
ガーリックパウダー 小さじ1/2
塩 少々
コショウ 少々

【作り方】

  1. フライパンにバターを入れて熱し、解凍したシーフードミックスと白ワインを入れる。
  2. 水分がとんだらトマトピューレ・コンソメ顆粒・オレガノ・ガーリックパウダーを加えて炒め、塩・こしょうで味を調える。
  3. 耐熱皿にご飯をしきつめ、上に(2)をのせ、最後にピザ用チーズをかける。
  4. 魚焼きグリルに入れ、8分程度強火で加熱し、チーズに焼き色がついたら完成。

冷凍白身魚フライで作る卵とじ丼

「今日は疲れたから料理を作りたくない!」そんな日の強い味方となってくれるのがこちらのレシピです。冷凍白身魚フライを使ってかつ丼のように卵とじをしていきます。

あっさりした風味の白身魚ですが、卵とじにすることで食べ応えもアップ!お腹も満足のレシピです。詳しくはコチラ→冷凍白身魚フライがワーママのお助けに!卵とじ丼15分レシピ

【材料】(2人分)
冷凍白身魚フライ 2枚
トマト 1個
玉ねぎ 1/2個
マヨネーズ 大さじ2

★溶き卵 2個分
★醤油 小さじ2
★みりん 小さじ2

パセリ 適量

温かいご飯 2膳分

【作り方】

  1. トマトは角切り、玉ねぎは半分の薄切りにする。冷凍白身魚フライは3等分に切る。
  2. 耐熱容器に(1)のトマトと玉ネギ・マヨネーズを入れかるく混ぜる。白身魚フライを加え、ラップをし、電子レンジ600W・4分加熱する。
  3. 白身魚フライの上下をひっくり返し、追加で2分加熱する。
  4. (3)に★を合わせたものをまんべんなくかけ、ラップをし、追加で2分加熱する。
  5. ごはんに盛る。好みでパセリを散らす。

自家製ミールキット使用!簡単和風お魚定食

こちらはミールキット感覚で、魚の味付けを事前にしておくレシピです。魚と調味料をジップロックなどに入れて冷蔵か冷凍保存をしておくだけでOKです。魚の臭みが気になる青魚も、味噌に漬けておくことで美味しく食べられますよ。

冷蔵→3日、冷凍→1ヶ月を目安に保管できるので休日に仕込んでおくと忙しい時の助けになってくれます。詳しくはコチラ→ワーママお助け自家製ミールキット作り置きレシピ!平日夜ごはん「和風お魚定食」が10分で

【材料】(4人分)
鯖 1匹

A 合わせ味噌 大さじ2(40gほど)
A みりん 大さじ1
A 砂糖 小さじ1

【ミールキットの作り方】
1.鯖は2枚おろしになったものを購入し、半分に切る。
2.Aの調味料をよく混ぜて(1)の鯖の表面に塗る。

【当日の調理】
1.保管しておいた鯖を魚焼きに置いて、10分上下弱火で焼く。

カツオの醤油バターステーキ

お手頃価格で入手できるカツオのたたきを使って作る「カツオの醤油バターステーキ」です。カツオのたたきなら火の通りも早いのですぐに作れるので忙しい時にもぴったりです。ポリ袋を使って作るので洗い物も少なくなって助かりますよ。

カツオのたたきなら骨の心配がないので小さなお子さんでも安心して食べられますよ。また、子どもも食べやすい甘辛い味付けなのでお魚嫌い克服にも役立ってくれそうです。詳しくはコチラ→ママ管理栄養士おすすめカツオの醤油バターステーキ!魚が苦手なお子さんも喜ぶ15分レシピ

【材料】(2人分)
カツオのたたき 1パック(200g)
小麦粉 適量
バター 10g
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
油 適量
ネギ お好みで

【作り方】

  1. カツオのたたきと小麦粉をポリ袋に入れてふり混ぜる。
  2. 熱したフライパンに油を入れて(1)を両面こんがりと焼く。
  3. (2)に火が通ったら余分な油をふき取り、バター・醤油・酒を加えて煮たたせ、絡めて完成。

サバ缶を使った絶品タコライス

最後もまたサバ缶を使ったレシピです。サバ缶と調味料を煮詰めて作っていきます。生の野菜もたくさん使うので野菜不足解消にもいいですよ。タコスのソースとしてサバ缶を使うので知らないうちに魚も食べられるレシピです。

サバ缶は味噌味を使う場合は少し味が濃くなるので調整をしてください。お子様が辛い料理を食べられるようであれば、チリペッパーの追加するとよりタコスらしさが再現できます。詳しくはコチラ→ワーママお助けサバ缶で絶品タコライス!魚も野菜もたっぷりとれる15分レシピ

【材料】(4人前)
オリーブオイル 適量
にんにく 1片
玉ねぎ 1/2個

サバ缶 1缶(190g)
☆トマトケチャップ 大さじ2
☆ウスターソース 大さじ1
☆醤油 大さじ1
☆カレー粉 小さじ1/2

炊いたご飯 4人分
お好みの野菜とトッピング お好みの分量

【作り方】

  1. にんにくと玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイルを入れたフライパンの中に入れてしんなりとするまで中火で炒める。
  2. サバ缶と☆を入れ、サバをほぐしながら水分がなくなるまで炒める。
  3. 皿に炊いたご飯、(2)、お好みの野菜とトッピングを盛り付けて完成。

さいごに

今回は「魚嫌いでも食べやすいレシピ10選」をご紹介しました。魚嫌いの子どもは魚の骨や臭みが苦手だと訴える場合が多いです。今回ご紹介したレシピは缶詰や刺身を利用したものも多く、味付けも子どもが食べやすいものばかりです。

まずは、食べやすい形から始めていって、魚を食べられた自信をつけていけたらいいですね!是非お試しくださいね。