Ciao a tutti !! 皆さま、こんにちは。ローマ在住、イタリア料理研究家のTsugumiです。小さなお子さまがいるワーママの知人より、余った焼き魚のリメイク方法を教えて欲しいとのリクエストをいただきました。確かに、小さなお子さまは焼き魚を残してしまいがち。かといって、残った焼き魚をそのまま食べたいとはなかなか思わないもの。そこで今回は、わが家で大人気の白身魚を使ったフレークパスタをご紹介しましょう。魚が苦手でもこのパスタは好き!というお子さまも多い、人気のキッズメニューでもあります。

フレーク状にすることで加熱時間を短縮

余った焼き魚(できれば白身魚がおすすめ)は皮や骨を取り除きましょう。とはいえ、この時点で魚は細かくフレーク状にする必要はありません。加熱時に自然とフレーク状となります。

ただし、小さなお子さまがいらっしゃる場合には、小骨を取り除くためにフォークでつぶしても。余った焼き魚に限らず、長く冷凍している切り身などもおすすめです。生で食べるにはもう鮮度はイマイチという切り身などは、電子レンジで一気にチンをしてしまいましょう。

【材料】(4人分)
スパゲッティやリングイネなどのロングパスタ 320g
焼き魚 切り身2切〜(たくさん入れたほうがおいしいです)
にんにく 1片
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1/2本(なくても可ですが、あればコクが出ます)
白ワインもしくは酒 50cc
トマト缶 100g
野菜だし (コンソメ可) 適量
オリーブオイル 適量
お好みでイタリアンパセリやタイムなどのハーブ

【作り方】
1.玉ねぎとセロリはみじん切り、焼き魚は皮と骨を取り除いておく。パスタ用にたっぷりの水を用意し、沸騰したらひと握り分の粗塩を加えてパスタをゆでる。

2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、それから点火。弱火でにんにくオイルを作る ( お好みでペペロンチーノにしても ) 。
3.にんにくの香りがしてきたら、玉ねぎとセロリのみじん切りを入れる。
4.玉ねぎが半透明になったら焼き魚を入れ、木ベラでほぐしながらフレーク状にする。

白ワインを投入。強火にしてアルコール分をとばす。
5.火を中火に戻し、トマト缶と野菜だし、お好みでハーブも入れて数分間煮込む。

6.ゆで上がったパスタを(5)に入れ、しっかりと混ぜ合わせる。

パスタソースは5分で完成!

玉ねぎやセロリのカットにフードプロセッサーを利用すれば、ソースは5分で完成します。パスタをゆでながら、同時にソースを作っていくと15分でおいしいパスタのでき上がり!

しかも火を通すだけという簡単さです。余った焼き魚ではなく切り身を使って作る場合にも、レンジで数分間加熱をしてから使用するため、魚焼き機などの洗い物は一切不要となるのも、ワーママには嬉しいですよね。

魚嫌いなお子さまや大人にも大人気のメニュー

魚が苦手なお子さまや大人の主な理由は、食べにくさと骨取り、そしてパサつき感のようです。こちらのフレークパスタは、嬉しいことにこれらのすべての要素を取り除いてくれますので、魚が苦手というお子さまや大人にも喜ばれます。魚とは気がつかずに食べてくれたお子さまもいるほど!

デリケートな白身魚に野菜やトマトの旨味がコーディングし、さらにはパスタの脇役になることで可能となる一皿なのです。是非、お試しくださいね。