Ciao a tutti !! 皆さま、こんにちは。ローマ在住、イタリア料理研究家のTsugumiです。この時期になると、ドレッシングを用いたさっぱりとしたものが食べたくなりますよね? 実はイタリアにはドレッシング文化が存在しません。サラダには何をかけるの?そう思われますよね。実は良質なオリーブオイルとビネガー、そして塩と至ってシンプル。食材の持ち味を生かすためでもあります。とはいえ日本人の私。時にドレッシングが恋しくなります。

手作り洋風ドレッシングを使った豚しゃぶ

ドレッシングは調味料を混ぜ合わせるだけの至って簡単な調味料です。とはいっても、忙しいワーママにとってはそんな時間さえ持てない時もありますよね。そんな時は週末のゆっくりと時間のある時に作り置きをしておきましょう。

無添加ですので1週間くらいの日持ちとなりますが、翌週の帰宅後にはドレッシングが用意されているのは嬉しいことです。冷蔵庫で寝かせている間に、味がマイルドにもなり一石二鳥でもあるんです。

しゃぶしゃぶ用少し洋風なドレッシングのレシピ

【材料】(3~4人分)
醤油 大さじ4
酒 大さじ4
みりん 大さじ4
オリーブオイル 大さじ2
白ワインビネガー 大さじ2
砂糖 大さじ1

【作り方】
材料を全て混ぜ合わせる。

ピンクグレープフルーツが決め手の洋風豚しゃぶのレシピ

【材料】(3人分)
豚ロース薄切り 500g
玉ねぎ 1個(輪切りにしグリルしておく)
きゅうり 1本
ラディッシュ 3~4個
ピンクグレープフルーツ 1個(皮を剥いておく)
レタスやサラダ菜などの葉 4~5枚
しゃぶしゃぶ用少し洋風なドレッシング

【作り方】
1. ドレッシングにピンクグレープフルーツの果汁を少し加える。
2. 豚ロース薄切り肉は熱湯にくぐらせ、キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、(1)のドレッシングにあえておく。

3. お皿にサラダ菜を敷く。

4. (2)の肉・グリルした玉ねぎ・輪切りにしたきゅうりやラディッシュ・ピンクグレープフルーツをのせ、最後にドレッシングを上からかける。

玉ねぎをグリルする時間のない時には、無しでも構いません。きゅうりやラディッシュ以外にもお好みの野菜で作ってみてくださいね。

手作りにんじんドレッシングを使ったイタリア定番サラダ

野菜が嫌いなお子様に作ってあげたらとても喜ばれたドレッシングがあります。それはにんじんドレッシング!にんじんの甘みと加熱したタマネギの甘みがベースとなったドレッシングです。

私はここにりんごを追加することもあります。味だけではなく、見た目のとても爽やかなオレンジで夏にぴったりです。サラダだけではなく、フライやステーキソースとしてもおすすめの優れものです。

やみつきになる人参ドレッシングのレシピ

【材料】(200ml分)
人参 小2本(120g)
玉ねぎ 小1(60g)
白ワインビネガー 30ml (米酢で代用可)
醤油 30ml
オリーブオイル 30ml
砂糖 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2

【作り方】
1. 人参は皮を剥き、ざく切りにして、フードプロセッサーにかける。
2. 玉ねぎはざく切りにし、レンジで1分加熱してしんなりさせた後、(1)に加える。
3. 白ワインビネガー・醤油・オリーブオイルを(2)に加える。
4. みりんと砂糖も加えてしっかりと混ぜる。

うずら豆とツナのサラダのレシピ

イタリアの夏のサラダの定番にうずら豆とツナ、そして赤タマネギを合わせていただくサラダがあります。豆と赤タマネギの相性は抜群!うずら豆に限らず、白花豆や紫花豆、ひよこ豆などお好みの煮豆で気軽に作っていきましょう。ツナと合わせるのが定番ですが、鯖缶でも美味しくいただけます。

本来はオリーブオイルや塩、ビネガーでいただくのが定番ですが、今回は少しのオリーブオイルとにんじんドレッシングでおしゃれにいただきましょう。

【材料】(1人分)
うずら豆などお好みの煮豆 100g
ツナ缶 1/2 個
赤タマネギ(なければ白や茶でも)  1/2個
サラダ菜やサンチュ 4~5枚
オリーブオイル 大さじ1
にんじんドレッシング 大さじ2〜

【作り方】
1.タマネギは千切りなど好みの食べやすい大きさに切る。
2. 器にサラダ菜を敷き、その上に煮豆をのせる。
3. オイルをしっかりと切ったツナとタマネギものせる。
4. オリーブオイルをひとまわしふりかけ、その上にドレッシングをかける。

食物繊維が豊富な豆類、その中でも特にインゲン豆属は煮込むことでさらに食物繊維が増加するという、とても嬉しい食材でもあります。

ビタミンBが豊富なツナやビタミンAやCが豊富なにんじんドレッシングと合わせることで一皿で栄養価の高い、しかもヘルシーなワンプレートディッシュとなります。お好みでコーンやキノコソテーなどいろいろな食材と合わせてお楽しみくださいね。