Ciao a tutti !! みなさま、こんにちは。ローマ在住、イタリア料理研究家のTsugumiです。こちらローマはすっかり真夏日和で、セミの鳴き声がうるさいくらいとなりました。炎天下が続くと、手軽に作れてさっぱりとしたものを欲してしまいますよね。夏の定番といえば、やはり冷製パスタでしょう。冷水でしっかりとしめたパスタに、身体から熱をとってくれる夏野菜をプラスすることにより、食欲のない夏でも食がすすむ、そんな冷製パスタを3選ご紹介していきましょう。

ツナと夏野菜の冷製パスタ

【材料】(2人分)
乾燥パスタ 160g
ミニトマト 7~8個
モッツアレッラチーズ 1個
バジルの葉 2~3枚
インゲン 15本程度
ツナ缶 1缶
オリーブオイル 適量
塩・こしょう 適量

【作り方】
1. 大鍋に1.5リットルのお湯を沸かし、沸騰したら15gの塩を加え、インゲンと一緒にパスタを表記時間より1分長めに茹でる。
2. インゲンが柔らかくなったら鍋から取り出し、冷水をかけ半分に切る。
3. ミニトマトは4等分に、モッツアレッラもトマトと同様のサイズに切る。ボウルに入れ、バジルも手でちぎって入れ、オリーブオイルと塩・こしょうであえる。

4. パスタが茹で上がったら流水でしっかりと熱をとる。ざるにあけ、しっかりと水分を切る。
5. 大きな器にパスタ、(3)のモッツアレッラとミニトマト・インゲン、そして最後に油をしっかりと切ったツナ缶を加えてよく混ぜ合わせる。
6. オリーブオイルをひと回しいれ、お好みで塩・こしょうで味を整える。

自家製ズッキーニペーストを使った冷製パスタ

【材料】(2人分)
乾燥ショートパスタ 160g
ニンニク 1片
オリーブオイル 大さじ1〜
ズッキーニペースト 大さじ6

【作り方】
1. 大鍋に1.5リットルのお湯を沸かし、沸騰したら15gの塩を加え、インゲンと一緒にパスタを表記時間より1分長めに茹でる。
2. フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、弱火で点火。ニンニクの香りをオリーブオイルになじませていく。
3. (2)にズッキーニペーストを入れ、火から下ろして冷ましておく。
4. パスタが茹で上がったら流水でしっかりと熱をとる。ざるにあけ、しっかりと水分を切る。
5. (4)と(3)を絡める。絡みが悪い場合にはオリーブオイルも追加し、ソースとパスタを馴染ませる。

数日間保存可能なズッキーニペーストのレシピ

ご飯を作りたくない、などという日のために、週末にパスタペーストを作っておきましょう。今が旬のズッキーニを使ったものがおすすめです。

【材料】(4人分)
ズッキーニ 2本(約200g)
フレッシュバジルの葉 20g
松の実 30g
アーモンド 30g
パルミジャーノ 40g
オリーブオイル 100ml
塩・こしょう 適量

【作り方】
1. 松の実は乾煎りする
2. スライサーを使いズッキーニを細切りにする。

3. パルミジャーノ以外のすべての材料をミキサーにかける(オイルは一番最後に入れる)
4. 最後にパルミジャーノも加え、しっかりと混ぜ合わせる。

アーモンドは胡桃やピスタチオなどのお好みのもので代用することが可能です。

めんつゆを使ったマグロとアボカドの冷製パスタ

【材料】(3人分)
まぐろ(生食用) 150g
アボカド 1個(150g)
完熟トマト 大1
めんつゆ(ストレート) 200ml
フェデリーニやカッペリーニ 240g

【作り方】
1. 大鍋に1.5リットルのお湯を沸かし、沸騰したら塩15gを加え、フェデリーニを表記時間より1分長めに茹でる。茹で終わったらすぐにザルにあけ、流水でしっかりと洗う。(氷水につけてもよい)その後、しっかりと水気を切る。
2. トマトは湯むきをして皮と種を取り除き、1cm角に切る。まぐろとアボカドもトマトと同じ大きさに角切りにする。
3. ボウルにめんつゆ・まぐろ・トマト・包丁の背で潰して半ペースト状にしたアボカドを加え、よく混ぜる。
4. 水気を切ったフェデリーニを(3)のボウルに入れ、ソースをしっかりと絡める。 (ひとつのボウルで二人分が味がしっかりと絡んで美味しく仕上がる)

パスタ鍋を上手に活用して時短!

パスタ鍋でパスタを茹でる時に夏野菜も一緒に茹でていきましょう。洗い物もパスタ鍋一つになりますし、パスタも野菜も同時に加熱できます。今回はインゲンを紹介していますが、ブロッコリーもおすすめです。あとは加熱する必要のない食材と一緒にあえるだけ。

めんつゆを使ったパスタのように最初から加熱しなくても良い食材を選んでしまえば、さらに時短になりますし、ズッキーニペーストのように作り置きが出来るものを時間のある時に用意しておくのも良いですね。

冷製パスタをおいしく作るコツは茹で方に

冷製パスタをおいしく作るコツはなんと言っても茹で時間です。通常のパスタは表記時間より短めに茹でて、その削った分の時間を具材と煮込むことでパスタにしっかりと味を絡めていくのですが、冷製の場合、表記時間に1分プラスした時間で茹でてください。

流水でしっかりと熱をとった後(氷水につけても良い)はしっかりと水切りをしましょう。ここで水分をしっかりと取っておかないと、パスタの味がピンボケになってしまうのでご注意くださいね。

そして最後に重要なポイントは、素材ひとつひとつにしっかりと味をなじませてからパスタとあえることです。これで美味しい冷製パスタの出来上がりです。旬の夏野菜をふんだんに使って、さまざまな冷製パスタを楽しんでみて下さいね。