くれおーるは、6月30日に「0度C熟成ステーキ本店」(大阪市中央区)をオープンした。同店は最新鋭冷却装置で管理した熟成肉のステーキを提供する、同社新業態の1号店店舗となる。
提供するステーキで使用するアメリカ産牛肉は、今回新たに開発した冷却装置で牛肉全体の温度を0度Cに保ち240時間管理熟成させることで、軟らかさを増し肉自体のうまみを引出したもの。

肉の風味が増すだけでなく、この管理装置を使うと、肉の中の水分の偏りがないために肉全体の硬さが一定となり、ブロックから肉を切り出しやすい、ドリップも出ずに焼き回りも早い、短時間で提供できるなどの店側のメリットもあるという。

同店で提供されるコメや野菜、飲料水なども同じ冷却装置で管理され、新鮮さと素材本来の風味を楽しめる。

加西幸裕専務取締役は「FC化も視野に入れて展開するため、タイマー管理での調理などオペレーションも効率化した」と語る。

客単価は平日限定ランチ980円、通常メニュー約3000円からと熟成肉ステーキとしてはお値打ちに提供。インバウンドの多いエリアに所在する同店の近隣には、競合ステーキ店が複数店舗あるが、同じエリアにステーキ店が集中することでより多くの集客につながると見込んでいる。

〈店舗概要〉▽所在地=大阪市中央区千日前1-8-18▽電話=06・6211・2236▽営業時間=午前11時30分~午後3時、午後5時~午後11時30分▽席数=カウンター10席/テーブル22席

◇日本食糧新聞の2017年7月14日号の記事を転載しました。