ボンジョルノ！イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、あったかいかぼちゃのポタージュスープです。圧力鍋とハンドブレンダーを使えば、ほんのり甘い旬のかぼちゃがあっという間にスープに早変わり！優しい甘さが子供にも人気なので、忙しい働くママの夜ごはんに最適です。これからの寒い季節には、美味しいだけでなく風邪防止にも大活躍のレシピです。

カボチャの簡単ポタージュスープのレシピ

皮は固いけど、実はあっという間に火が通るかぼちゃは、忙しいワーママの夜ご飯に最適な食材です。ここでは、子供に人気のポタージュスープを、圧力鍋とハンドブレンダーを使って、15分もあればあっという間にできちゃいます。

【材料】(4人分)
かぼちゃ（小）　1/2個
じゃがいも　1個
玉ねぎ　1/2個
牛乳　約2カップ
シナモン　少々
ナツメグ　少々
オリーブオイル　大さじ2
粉チーズ　大さじ4
塩、コショウ　適量
クルトン（お好みで）　適量

イタリアでも最近よく見かけるＨＯＫＫＡＩＤＯという品種のかぼちゃ

【作り方】
1.玉ねぎは薄切り、かぼちゃ・じゃがいもは皮をむいて2～3cm角に切る。

2.圧力鍋にオリーブオイルを入れて弱火で熱し、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒め、かぼちゃ・じゃがいもも加え、サッと炒める。

3.野菜の上に約1/2カップの水を入れ、圧力鍋のふたを閉め強火にかけるしっかり圧がかかったら（圧がかかったかは各メーカーの取り扱い説明書をご覧ください）弱火にし2分間加圧し、火を止める。そのまま自然放置する。

4(3)の圧力鍋の圧が抜けたら、なめらかになるまでハンドブレンダーにかける。鍋を弱火にかけ、少しずつ牛乳を加え混ぜる。

5.スープが温まったら、塩・シナモン・ナツメグ・コショウを加え調味して火を止める。

6.スープをお皿に入れて、上から粉チーズ・お好みでクルトン・オリーブオイル（分量外）をかけていただきます。

圧力鍋とハンドブレンダーは働くママの強い味方！あっという間にポタージュスープができる

ポタージュスープと言えば、粉末にお湯を注ぐだけのインスタント食品がおなじみですね。そのため、なんとなく家で作るものではないような印象をお持ちの方もいらっしゃるようですが、圧力鍋とハンドブレンダーがあれば、簡単に家で手作りできます。

今回のかぼちゃ以外にも、カリフラワー・ニンジン・カブなどの冬野菜や、冷蔵庫に残っている野菜を混ぜ合わせても、いろんな種類のポタージュスープが簡単に作れます。

ほとんどの野菜が圧力鍋を使うと、3分くらいで柔らかくなりますし、ハンドブレンダーを直接入れてスイッチオンするだけです。本当にインスタントのような手早さです。

圧力鍋がない場合は、レンジでもいいですし、時間は少しだけかかりますが、従来の蒸し器を使っても大丈夫です。

ポタージュスープは消化がいいから夜ごはんにぴったり！形がないから嫌いな野菜の克服にも

面倒くさがりの子供たちにとってポタージュスープのいいところは、噛まずに楽にのどを通るところかもしれません。しかも、野菜そのものの形が見えないから、意外に抵抗なくなんでも食べてくれます。

ポタージュスープが大活躍する寒い季節の野菜は、どれもピッタリの食材です。その中でもかぼちゃはきれいなオレンジ色が子供たちの食欲をそそるので人気ですね。

今回のレシピでは、子供に必要なカルシウムも対応するために牛乳を使いましたが、牛乳なしでも作れます。牛乳のかわりにスープを使ってください。また、牛乳アレルギーの方は豆乳を使っても、また違う美味しさです。

ポタージュスープは、とにかく消化がいいので夜ごはんにはぴったりです。でも、多めに作って、翌日の朝食にしても喜ばれること請うけあいです。

これから寒くなって風邪がはやる季節です。旬の野菜を使った温かいポタージュスープを飲んでお元気にお過ごしください。