5月24日は「菌活の日」。「菌活」とは、きのこなど身体に良い菌食材を積極的に食べて、キレイで健康な生活をめざす生活習慣のこと。私たちの腸の中にはたくさんの菌が存在しています。菌活によって腸内環境を整えることで、健康・美容へのうれしい効果が期待できます。

きのこは「菌食材の王様」

菌食材には、みそやキムチ、酢、乳製品などたくさんの発酵食品があります。そして、きのこは菌そのものを食べられる唯一の食材。“菌”という漢字の訓読みは、実は“きのこ”と読みます。

「菌食材の王様」であるきのこを中心に、他の菌食材を組み合わせて「菌活」生活をするだけで、あなたの腸は確実にキレイになります。

ヒトのカラダの中にある免疫細胞の約6割は、腸に存在しているって知っていましたか?

その免疫細胞の活性化の役割を担っているのが腸内フローラ(腸内細菌叢)。善玉菌と日和見菌、さらに悪玉菌で構成され、善玉菌は健康を守りますが、悪玉菌が増えると生活習慣病やガンなどを引き起こす原因になると言われています。

つまり、腸は食べ物を消化吸収し、外敵と戦い、健康を保ってくれる“要”なのです。腸がきちんと働かないと、栄養素を十分に吸収できないだけでなく、免疫力が低下して体調不良を起こす恐れがあります。

また、善玉菌が減ることで便秘から肌荒れを引き起こすなど、美容面にも大きな影響が。菌類や発酵食品を毎日取る「菌活」で、腸内フローラを整え、健康でキレイな身体を手に入れましょう!

きのことなす、トマトのガーリックマリネ


きのこ×酢 調理時間:15分 エネルギー1人分124kcal

<材料・作りやすい分量>
・エリンギ………………………………1パック
・ブナピー(またはぶなしめじ)……1パック
・なす……………………………………3本
・トマト…………………………………1個
・にんにく………………………………2片
・甘酢(市販のマリネ酢など)………100ml
・塩・黒こしょう………………………少々
・オリーブオイル………………………大さじ2

<作り方>

  1. エリンギは長さを半分に切ってスライスする。ブナピーは石づきを切って小房に分ける。
  2. なすは乱切りに、トマトは大きめのざく切りにする。にんにくはみじん切りにする。
  3. フライパンにオリーブオイルをひいて、にんにくを炒める。香りが出たら、きのこ、なすを炒め、塩こしょうをふる。
  4. 器に(3)とトマト、甘酢を入れ、混ぜ合わせる。

きのこのみそマヨトースト


きのこ×みそ・チーズ 調理時間:2分 エネルギー1人分150kcal

<材料・4人分>
・エリンギ……………………………1/2パック
・霜降りひらたけ……………………1/2パック
・食パン(6枚切り)…………………2枚
・みそ…………………………………小さじ2(食パン1枚につき小さじ1)
・「キユーピー マヨネーズ」………小さじ2(食パン1枚につき小さじ1)
・とろけるチーズ………………………2枚
・味付けのり……………………………4枚

<作り方>

  1. みそとマヨネーズを混ぜ合わせ食パンにぬり、味付けのり、手でほぐしたエリンギ、霜降りひらたけ、スライスチーズの順にのせてトーストする。

作り置きできるきのこのオイル煮「きのこダネ」


調理時間:5分 エネルギー400g 483kcal

<材料・作りやすい分量>
・ホクトのきのこ……………………………400g
・オリーブオイル……………………………50ml
・塩……………………………………………小さじ1/2
・こしょう……………………………………少々

<作り方>

  1. きのこは食べやすい大きさに切る。
  2. きのこを電子レンジ(600W)で約3分加熱する。
  3. オリーブオイル、塩・こしょうを入れて混ぜる。

◇百菜元気新聞の2019年5月1日号の記事を転載しました。