風邪に負けない子どもに!毎日の食事から考える体調管理
3児のママ、スポーツ栄養士の馬明真梨子です。新年がスタートし、あっという間に1ヵ月が経ちました。インフルエンザが猛威をふるっておりますが、皆さんのご家庭で風邪をひいている方はいませんか。今回は風邪の流行期に我が家でも心がけている子どもの食事についてご紹介したいと思います。
朝ごはんこそしっかり食べよう!
皆さんは朝食にどんなものを食べていますか? 体調管理の鍵になる食事は「朝ごはん」。これは、朝ごはんのメリットだけでなく、自分自身や子どもたちの体調を見ていて実感しています。
まず朝ごはんをしっかり食べることは「免疫力アップ」につながります。私たちは寝ている間に体温が低下します。平熱は37度前後と言われており、朝食でよく噛む食事、温かい食事を食べることで、胃腸のぜん動運動が活発になり体温も上がります。
体温が1度下がることで免疫力が約30%落ちると言われていますので、朝食で体温を上げることは一日のスタートを切るうえでとても大切なポイントになります。
「パンだけ」「おにぎりだけ」といった単品の食事にするのではなく、身体を温める汁物も一緒に揃えるようにしましょう!
こちらでもご紹介しています。
毎朝食べたい万能料理「味噌汁」を子どもの朝食に【ママ栄養士の幼児食奮闘記】
良い菌を食事から摂る意識も忘れずに!
年長の息子が、あるお話を園で聞いてきて以来、「俺に良い菌を買ってほしい」と言うようになりました。彼の良い菌とは、「乳酸菌飲料」のことです。
「腸を元気にする食べ方で免疫力を高めて寒さを乗り切ろう!」の記事でもご紹介しましたが、近年、乳酸菌飲料や乳酸菌入りの食品が非常に増えました。乳酸菌食品はインフルエンザ予防に効く! と目にしますが、実験結果などを見ると、数週間継続的に摂取した場合、罹患率が低くなったというようなものが多くあります。
インフルエンザが流行り始めてから摂っては遅いのです。流行る前から継続的に飲む必要があります。流行期だけ乳酸菌食品を摂るというよりも、日々の食事の中で良い菌である「発酵食品」を取り入れていくほうがいろんな食品があるので食卓も多彩になって良いなと私は思います。
風邪をひきたくない! そんな時はまず日常の食事から見直してみましょう!
体調の変化をお通じで確認!
体調を確認する上で、熱や咳、鼻水以外にお通じチェックをしています。我が家の末っ子にはおむつなので、回数や便の状態、色、においを園の先生とも共有しながら、便から体調を確認しています。
食べ過ぎたのか、体調が悪いのか、食べた物が合わなかったのか、まだ上手くお話しできませんので、便チェックがマストです。このチェックをすることで、体調悪化を防ぐこともできます。
上の子たちも、何回行った? 今日はどう? と日常会話で確認しています。こういった会話の積み重ねも子どもたち自身が体調管理する時に自ら気づくきっかけになります。
お通じについてはこちらの記事もご覧ください。
便秘解消に必要なのは「食物繊維」以外にも…
食事から免疫力を高める食べ方をするだけでなく、今の体調を確認し、食べ方や日常生活を見直して風邪にも負けず春を迎えたいですね。
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