アンニョンハセヨ!在日コリアン3世で韓国家庭料理研究家の李亜民です。今回は万能調味料「ダシダ」を活かした韓国風肉じゃがの簡単レシピをおすそ分けしたいと思います。
肉じゃがのイメージはおふくろの味。がっつり日本料理ですが、今晩は韓国とコラボしませんか?

時間短縮には圧力鍋を!

圧力鍋を使って野菜を一気に柔らかくして!

鍋一つでたくさんの野菜を柔らかくしてくれるのが圧力鍋。バンバン野菜を切って、圧力鍋におまかせしましょう。忙しい時間帯はしっかり鍋まかせ! 圧力鍋にお願いしている時間にもう一品作れちゃいます。

結婚して家を出るときにアボジ(お父さん)からもらった圧力鍋。わたしの宝物です。今までもこれからも愛用〜♪

ひき肉を使った韓国風簡単肉じゃがレシピ

ひき肉でシャレオツ肉じゃがに仕上げましたよ。野菜の味付けはダシダのみ。ひき肉はヤンニョンジャンで。簡単すぎてびっくりしますよね。ピクニック用のお弁当にもぴったり♪

【材料】(4〜5人分)
・じゃがいも 4個
・にんじん 1と1/2本
・玉ねぎ 1と1/2個
・にんにく 1かけら
・水 600ml
*しらたき 1袋 ※子どもののどに詰まらないようにはさみを入れるといいでしょう。
*ダシダ 大さじ1
◇ひき肉 200g
◇ヤンニョンジャン 大さじ1 ※ヤンニョンジャンは焼肉のタレでも可
ヤンニョンジャンのレシピはこちら
スプーン1杯垂らすだけで料理が無敵になるヤンニョンジャン【レシピ付き】
◇ごま油 小さじ1

しらたきは水洗いでそのまま使えるのが便利!

【作り方】
1.野菜は食べやすい大きさにカット。じゃがいもと玉ねぎは2cm扇切り、にんじんは乱切り、にんにくはスライスして入れる。
2.(1)と水も入れて圧力鍋におまかせ。
3.圧力鍋にしらたきとダシダを入れてもう一度2〜3分煮る。軽く混ぜてダシダを馴染ませる。

4.熱したフライパンにひき肉を乗せてヤンニョンジャンで炒める。
5.どちらもお皿に盛ってごま油を垂らして完成。

肉じゃがの残り汁とめんつゆで「チーズおじや」も楽しもう!

【材料】(4〜5人分)
・残りご飯 250g
・水 300ml
・めんつゆ 適量
・卵 2個
・チーズ 50g

【作り方】
1.肉じゃがの残り汁に残りご飯と水を足してめんつゆを入れる。あとで、卵を溶いて入れるので、気持ち濃いめの味付けで。

2.沸騰したら溶き卵とチーズを入れる。器に盛りチーズを少し乗せておしゃれに盛り付けたら完成

めんつゆはどこのご家庭にもあると思うので存分に活かしくださいね。汁一滴も残らない肉じゃが。ぜーんぶお腹の中に納めて、捨てるとこなし!エコですね(笑)。

和風だしをきかせた肉じゃがでほっこりしましょう!

私はいつも、韓国家庭料理でアレンジしてしまうので「日本料理は作るんですか?」とよく質問されます。

基本的には何でも作ります!万能つゆを切らすとハラハラします。わたしも育児・家事・仕事してるので、時間短縮を常に考えていると、つゆはとても助かるアイテムなんですよ。

ということで、かつおぶしとこんぶを入れてだしをとって、万能つゆで味を整えて食べました。一気におふくろの味になります。忙しい中にもひと工夫を忘れずに。

豚肉を使うときは、最後に入れて蒸し豚にしてみてくださいね。お肉もとり肉や牛肉といろいろ変えてアレンジしましょう。

にんにくスライスを入れるとコクが出ます。寒くなる季節にはどこか懐かしく、温かいおふくろの味に包み込まれながら、にんにくパワーも借りて風邪知らずな冬を過ごしてくださいね。

ダシダとめんつゆ・韓国と日本の味付け。どちらもお楽しみいただけましたでしょうか?

レパートリーがまた増えて夕飯が困らなくなったら嬉しいです。今回2パターンは初心者の方でも簡単に作れると思うのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

オススメのじゃがいもは

今回は、今が旬の男爵いもを使いました。特に圧力鍋を使うと、じゃがいもなどは煮崩れしやすいので種類をよく見て選びましょう。実は、男爵いもも煮崩れしやすいです。キタアカリも男爵いもを品種改良したものなので、煮崩れしやすいです。男爵いもやキタアカリは、コロッケやポテトサラダ向きなのです。

ただし、ホクホク感を出したいのなら男爵いもを。むっちり感を出すのならメークインを。姿かたちを残すのならメークインの方をオススメします。

まだ誰もいない寒い部屋で、先に起きて温めて朝食の準備、みんなの出る支度をする世の中のお母さん、素敵ですよー! わたしも家族みんなを送りだし、バランスボールインストラクター代行レッスンに行く電車の中、揺られながら記事書いています。