テミタ夏です。ときどき、その時おうちにあるもので簡単にお菓子を作っちゃうことがあります。「おやつの準備、忘れた!」って時や、準備した分だけじゃ「足りない!」とセガレがうるさい時など、簡単お菓子作りに向かいます。
今回はあるものですぐできる簡単お菓子の代表選手「くずもち」とそのアレンジレシピをご紹介します!

でんぷんと水と甘味で簡単お菓子

私テミタ、先祖代々の食いしん坊。まずはくずもちについてもあれこれやってみた成果を発表いたします。

テミタ「はい!(挙手) でんぷん:水の体積比によって、固さ=食感が違うおいしいものが作れます!」

以下、でんぷんと水の体積比の違いでできる“おいしいもの”の解説をいたします。体積比なので、もし計量スプーンがなくてもお手持ちのカレー用スプーンなどで再現できます。まずは是非お試しください。

【くず切り】でんぷん1:水1 歯ごたえがおいしい

簡単で材料も少ないけど、本格和スイーツ!

テフロン加工のフライパンを使えば湯煎なしでも作れます。ちょっとコツが必要なのですが。

【作り方】
1. サッと水に濡らしたテフロン加工のフライパンを弱めの中火で温め、表面に残った水滴がふつふつしてきたタイミングで1:1の水溶き片栗粉を流し、ゆすりながら加熱します。

2. 固まって表面が白くなったら上から熱湯をそーっと注ぎ、軽くゆすって透明になったら冷水にとります。冷えたら麺状に切ります。
3. 黒蜜、はちみつ、チョコレートシロップ……甘みを添えたら「絶品・和スイーツ」ができあがり!

材料はなんと「でんぷん」「水」「糖(甘味)」だけ。黒糖をお湯で溶かした即席シロップでも本格的に味わえます。夏につるっと食べたら絶品!ですが、「和」の雰囲気は冬にだっておいしい!

さあどんどん参りましょう!以降のお菓子は、お鍋を火にかけて作ります。

【くずもち】でんぷん1:水2 もっちもちフルーティポンチ

【材料】(1人分)
でんぷん 大さじ3と1/2
水 大さじ7=50cc
白桃缶の桃 ハーフカット1/2切
白桃缶のシロップ 50cc

【作り方】

  1. 鍋やフライパンにでんぷんと水を入れ、へらなどで混ぜながら中火にかける。
  2. 透明なモチモチになったら、あと30秒ほどこねるように混ぜながら加熱し、ひとまとめにして冷水にとる。
  3. 冷やしながら一口のお団子状にちぎり(親指と人差し指で握りだすようにすると良い)、一口にカットした白桃とシロップと一緒に器に盛る。

くず切りやくずもちは、「黒蜜」「きな粉」が定番。でもフルーツやジュースと甘酸っぱく食べてもおいしいです。

でんぷんの分量のうち、大さじ1程度を小麦粉と置き換えてみても。食感と色が変化します。プルプル食感が少し歯切れよくなりますよ~。

【くずチョコクリーム】でんぷん1:水5 とろり、温かいままスプーンで

【材料】(1人分)
でんぷん 大さじ1
砂糖 大さじ1~
純ココア 大さじ1
牛乳 大さじ5=75cc
純ココア(仕上げ用) 少々

【作り方】

  1. 鍋に仕上げ用純ココア以外の材料をすべて入れ、へらなどで混ぜながら中火で加熱する。
  2. とろみがつき沸騰したらもうしばらく煮て、器に盛りつける。
  3. 仕上げに純ココアを好みで振りかける。

とろ~りクリームをスプーンで頂きます。くせになるおいしさ、ホットスイーツはやっぱりココア味です♪ 簡単お菓子はいつでもすぐ作れます。出来立てが一番おいしいのも良いところ。

【くずレモン】でんぷん1:水10 ほっこり、ゆっくり楽しめる

【材料】(1人分)
でんぷん 大さじ1
砂糖 大さじ1~
レモン果汁 大さじ1
水 大さじ10=150cc

【作り方】

  1. 鍋に材料をすべて入れ、へらなどで混ぜながら中火で加熱する。
  2. とろみがつき沸騰したらもうしばらく煮て、カップなどに注ぐ。

レモン果汁は生レモンを絞ってもいいし、市販の調理用100%ジュースを使ってもおいしいです。レモンと砂糖はお好みで加減してください。

ほかほかドリンクの定番、ホットレモネードにとろみをつけたらもっともっとホットになりました!

まとめ

もともとは「葛(くず)」と言う植物からとったでんぷん「くず粉」で作るから「くずもち」。でも現在は手に入りやすい「片栗(かたくり)粉」=「じゃがいもでんぷん」で作ることもあります。

簡単お菓子の代表選手、くずもちとそのアレンジ。ご紹介したレシピはすべて、体積比で作ることができます。しかも「片栗粉」「黒糖」「水」があればOK。これ以上ないほど、材料少ないわけです。

今ある材料だけで作れて、出来立てをすぐ食べることができる、手作りならではの和スイーツをぜひお試しください!