アンニョンハセヨ! 埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家・李亜民です。夏といえばきゅうり! 夏から秋にかけて長〜く楽しめるきゅうりですが「いつも調理法が一緒になっちゃう」とか「食べ方が毎回決まっちゃってる」という声をよく聞きます。そんなときは韓国風に頼ってみてはいかがでしょうか? 今回も韓国風にアレンジした食べ方をおすそ分けしますね。

きゅうり料理のレパートリーを増やしたいと思ったらサムジャンを!

ぜひサムジャンをおうちで仕込んでください。きゅうりとサムジャンの相性は抜群。誰にも邪魔することはできません。

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きゅうりがたくさん出回る夏秋は「きゅうり&サムジャン」でしのげます。

年子の娘がきゅうりを切るのを手伝ってくれました。1本でも多く切るとズルイ〜と言い合い、あっという間に4本も切り、きゅうりがお皿にもりもりです。女子力に磨きがかかり最近は料理のお手伝いをたくさんしてくれるので母は助かります。

うちの子はいつでもお嫁に行けると思い込んでいる親バカですが、今から腕に磨きがかかっているのできっと料理上手になると思います(笑)

スティックだけにこだわらず、きゅうりとみょうがを千切りにして豆腐に乗せ、サムジャンも少し乗せて。夏に涼しげな料理です。のど越しもいいので、暑くて食べたくない日でもこれなら食べられるかも!

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冷麺もいいですね。きゅうりとしょうがをらっきょう酢に漬けて冷麺に乗せるのが好きです。暑い夏はお酢の力も借りてさっぱり食べられるのがいいですね。

もずく酢ときゅうりとしそはセットだと思ってください。子どもたちも「すっぱーい!」と言いながらよく食べます。

めかぶにとろろにきゅうり。そして韓国料理に欠かせない合わせ調味料、ヤンニョンを乗せました。ネバネバとピリッと辛い韓国代表ヤンニョンの融合です。めかぶは味が付いていないのでヤンニョンと絡めて食べるとマシッソヨ! ヤンニョンのレシピはまだ書いてないため、乞うご期待ということで!

きゅうりはやはり漬物で!

オイキムチもいいですね。もちろん仕込んでいますよ。キムチ冷蔵庫が欲しいと思っているくらい。誕生日プレゼントはキムチ冷蔵庫をリクエストしようかしら(笑)

きゅうりと赤たまねぎをざっくりと切り、塩でもんで水気をしっかり切ったらダシダで味付け。サラダ感覚で食べられます。ダシダやサムジャン、ヤンニョンを上手に使ってきゅうりのバリエーションを増やすと料理の幅が何倍も拡がります。

大きく育ちすぎてしまったきゅうり、どう使えばいいの? 食べられるの?

今回の本題は実はおばけきゅうり! 夏はきゅうりを植えるご家庭も多いと思います。欲張って苗を3本も買っちゃって、きゅうりがでっかくなりたい放題。こんなに大きくなっちゃって…食べられるの? と思いますよね。

おばけきゅうり、食べられますよ! 韓国家庭料理である「オイジ」にしましょう! すごく大きくなったきゅうりや曲がって切りづらいきゅうりも。

ピーラーや包丁で整え、鍋に塩を入れてくつくつしましょう。オイジとはきゅうりの塩漬物です。「オイ」がきゅうり、「ジ」が漬物を表します。

韓国家庭料理オイジのレシピ

【材料】
・おばけきゅうり 5〜6本
・水 きゅうりが浸かる量
・塩 150g

【作り方】
1.きゅうりをきれいに洗いお鍋に入れる。きゅうりがすべて水に浸っているか、水分量をチェック。
2.きゅうりを鍋から取り出して塩を入れ、10分くらいくつくつ沸騰させる。塩水を作る。

3.(2)の熱湯にきゅうりを入れて1日浸しておく。
4.次の日またきゅうりを取り出してくつくつ沸騰させる。火を止めたらまたきゅうりを入れる。
5.完全に冷めたら完成。

冷まして塩水に浸したまま冷蔵庫で保存。オイジはすごくしょっぱく作ります。私はあまりしょっぱく作らないので長期保存したい方は塩を加減してください。すぐ消費しちゃう方はしょっぱすぎずでOKです。塩辛いときは水に浸して塩抜きして使いましょう。

冷オイジスープが絶品!

冷オイジスープがおいしすぎてこの夏に欠かせない! 薄く輪切りにしてしょうがやみょうがとお酢と唐辛子の粉を入れてスープに。夏バテには冷オイジスープがおすすめです。

刻んで入れて混ぜて氷が溶けてきたらいただきまーす!

オイジはそうめんにも合います。オイジに唐辛子の粉を絡めてもよし。ヤンニョンを添えてもよし。韓国のお漬物も日本のお漬物もどっちも知っていれば今日の楽しみが倍ですね。ぜひ韓国のお漬物もサランへジュセヨ(愛してください♪)

唐辛子とごま油とごま、にんにくで辛く和えるのもおいしいです。コリコリした食感もたまりません。今年の夏はぜひきゅうり祭りで!