まだ菊芋が出ていますね^^ 菊芋は薬用植物で食物繊維やビタミン、血糖値に深く関わるミネラル類も豊富で、糖尿病だけでなく生活習慣病全体の予防にも役立っています。食感がシャキシャキしていてオリーブオイルで焼く食べ方が私は大好きです。

「はっと鍋」は菊芋のおいしい食べ方♪

菊芋の主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維で、通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれていません。食物繊維がタップリ含まれていますので、腸内の掃除をしながら、美容の大敵である便秘を改善してくれます。

トップの写真は、岩手県の名産「はっと」ではっと鍋を作りました。はっとは、すいとんを薄くしたような食べ物でモッチリとしていてとっても美味しいです。

岩手県一関市産の小松菜を小麦粉に練り込んだグリーンの「小松菜はっと」、南部一郎の名がつくヒョウタンのような形のカボチャを小麦粉に練り込んだ「かぼちゃはっと♪」を使いました。

具材は一関 南部一郎かぼちゃ(切るとびっくりするくらい黄橙色です)、矢越カブ(加熱すると黄色くてさつま芋のような甘いカブ)と、菊芋、牛蒡、小芋、金時人参などをイリコ出汁で煮込みました。

つるつるモチモチのはっとや、菊芋のシャリシャリとした食感、イリコ出汁の味わいがクセになりそうなくらい^^

菊芋をパリパリの素揚げにして水菜の胡桃味噌和えと共にいただきました♪

菊芋は生姜のような形の野菜ですので洗うときはブラシですみずみまで良く洗い、皮付きのままで調理します。

しばらく置くと、変色してきますので、出来れば調理直前に切るようにしてくださいね。気になるときには少し酢水につけて^^
薄切りにして炒めたり、天ぷらにしても美味しく頂けます。

*菊芋:菊芋の旬は11月頃から寒い冬の間ですね。ところによっては今も見ることが出来ます。菊芋の主成分である「イヌリン」は水溶性の食物繊維です。腸内で善玉菌のエサになって善玉菌が増えるのを助ける役割を持っているため腸内環境が整い、ぜん動運動が活発になって便通が改善して便秘解消にも効果があるのですね。

便秘が解消されれば老廃物が排出されて肌荒れの解消や消化器官の改善、新陳代謝の向上が期待できます。

また「イヌリン」は血糖値の上昇を抑える働きをするので、菊芋は「天然のインスリン」と呼ばれているのですね^^。

血糖値の上昇を抑える菊芋とかぼちゃコロッケのチーズクリームシチュー♪

上の写真はかぼちゃコロッケを作って、菊芋や人参を煮込んだ中に加えてピザ用チーズのクリームシチュー仕立てにしました。菊芋はあまり火を入れ過ぎないように最後に加えて煮込むとサクサク感があります。

ようやく暖かくなってきましたが、冬場は寒さから体を守るために夏場よりも多くのカロリーを摂取しますね。寒さが厳しかったころは運動不足になりやすく、必然的に「糖」を摂りすぎてカロリーオーバーになってしまいます。

冬場に菊芋を食べることでイヌリンが食後の血糖値の急激な上昇を抑えてインシュリンを出す膵臓の負担を軽減します。

つまり水溶性植物繊維のイヌリンが消化する過程で水分を含んで腸の中にある余分な糖や、高血圧の原因となるナトリウムやコレステロール、脂肪などを包み込んで排出してくれるのですね。

頑固な便秘症の方におススメした時、「便秘薬と違って野菜としていただくだけだから、お腹も痛くならずに美味しくいただけて効き目も嬉しいです。」と大変喜ばれたことがあります。

ご多忙な毎日をお過ごしの皆さま、めずらしい菊芋を見つけられたらぜひ召し上がってみてくださいね^^

ではまた次回に~^^(^0_0^)/モッチーママ