薬膳のモッチーママです。薬膳料理教室で、よく胡桃を使いますが、効能などをご説明すると皆さんとてもビックリされます^^ 胡桃は薬用植物です。身体を温めて、精力をつけたり足腰を強くしたりする働きがあります。脳の働きを活発にして、腸を潤すので便秘解消にも効果的です。
オレンジは少し煮るとほどよい甘さがプラスされ、見た目もおしゃれなケーキが出来上がります^^。プレゼントにも喜ばれるオレンジベイクドショコラケーキのレシピをご紹介します。

ベイクドショコラケーキのレシピ

【材料】直径18センチ 1個分(6~8人分)
☆ブラック板チョコ 2枚
☆ココアパウダー(無糖) 大さじ2
☆小麦粉 30g
☆三温糖 40g
☆卵 2個
☆オリーブオイル 大さじ3
☆牛乳 大さじ1
☆ロースト胡桃 30g

オレンジ 1個
水 70ml
三温糖 30g
紙製デコ型(6号、18cm) 1個

【作り方】
1.小麦粉はしっかりと2度ふるい、胡桃はビニール袋に入れて上から麺棒で押さえて粗く砕いておく。
2.オレンジは表面をよく洗い、厚さ3mmの輪切りにし、皮の周りに食べやすいよう切れ目を入れる。
3.小鍋に(2)、水、三温糖を入れて中火にかけて、2分ほどしたら落としブタをし、弱火で10分ほど煮て冷ましておく。

4.板チョコをボウルに割り入れて湯煎で溶かす。
5.(4)に、(1)でふるっておいた小麦粉と☆を加えてスプーンでひと混ぜしてから、ハンドミキサーで6分ほど攪拌する。

6.オーブンを170度で30分予熱する。

7.ケーキ型に(5)をゆっくりと流し入れ、上に砕いた胡桃を散らして冷ましておいたオレンジ煮をきれいに並べる。

8.170度のオーブンで30分焼くと出来上がり。

胡桃の薬膳としての効能は

<血管を柔軟に>
胡桃のコレステロール値はゼロで、高血圧や動脈硬化を予防して、血管を柔軟にし、血液の流れを良くして心疾患のリスクを下げる働きが期待できます。

<高い抗酸化作用>
ナッツ類の中でも身体を老化させない抗酸化値は胡桃が最も高く、活性酸素の働きを抑え、細胞の老化を防止してシミ・シワ・たるみからお肌を守ります。

<糖尿病の予防作用>
ひとつかみの胡桃に含まれるポリフェノールの量は、リンゴジュース1杯、赤ワイン1杯の含有量を上回ると言われていて、胡桃はローストをすることで生のくるみの2倍近いクルミポリフェノールを含みます。

クルミポリフェノールには肝臓の保護作用や糖尿病の予防作用があり、メタボ対策にもよい成分です。

<乾燥状態を潤して美肌効果>
脂質が多いので食べ過ぎないよう、一日に5粒ほどがおすすめです。

<動脈硬化の予防>
胡桃の薬効は、滋養強壮、鎮咳、駆虫剤(虫下し)となり打撲傷にも良く、動脈硬化の予防にもなります。

くるみの脂肪酸の中に体内に摂取されるとDHAやEPAに変化するリノール酸が多く含まれることが判明し、認知症予防にも効果があったということから記憶力向上によい食材ということが研究発表されています。

胡桃の主成分は脂質で、70%以上がリノール酸やリノレン酸などの良質な不飽和脂肪酸です。胡桃は疲労回復のビタミンと言われるB1を多く含みます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え疲労物質である乳酸を分解する働きがあります。

胡桃に含まれる良質なリノレン酸が動脈硬化の原因の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。

参照サイト:
栄養と健康 カリフォルニア くるみ協会 公式サイト

オレンジの薬膳としての効能は

オレンジは涼性で「生津止渇」「開胃理気」「潤肺止咳」などの効能があります。つまり、体内に必要な水分を生み出して渇きを止めて、オレンジの芳香成分により神経疲労でイライラしたり落ち込んだりする気分を変えて、安眠作用もある果物なのですね^^

そして肺を潤して咳を止める効果もあります。咳が出やすいタイプなので、オレンジは食事の中にも良く取り入れます。

体質改善は、今日から行なって来週結果が出るというようなものではありませんから、日頃より食材の効能などにこだわりながら組み合わせるようにしています。

では、また次回に~^^(^0_0^)/モッチーママ