王道のオムライスから進化形オムライスまで、全国の予選を勝ち抜いたオムライスが登場する「カゴメ オムライススタジアム 2019」が先日、東京・豊洲にて開催され会場は大盛況でした。カレー、ラーメン、餃子など国民食といわれるメニューはいくつかありますが、令和時代はオムライスも入りそう? な盛り上がりでした。さて、オムライスは国民食になれるでしょうか?

国民食っていったいどういうの?

国民食の定義は明確にはないのですが、私が思う国民食はこの5つ。

・老若男女が好んで、かつ安心感をもって食べられること。
・食べるのに時間がかからない(食べやすい)こと。
・家でも外食でも問わずに食べていること。
・安価で手に入ること。
・各人が好みの味や好みのタイプがあること。

これらを満たすのが国民食だと思っています。家だけででもなく外食だけでもなく、どちらでも食べうる料理であることって大切かなと。食生活に浸透しているといえそうです。子どもも大好き、男女ともに大好きな人が多いことも必要ですよね。そうなると、専門店や気軽に食べられるお店が家の近所にも職場の近所にもなくてはいけないんです。

多くの来場者がオムライスを楽しんだ「カゴメ オムライススタジアム 2019」

オムライス専門店は女子力が鍵!ゆったりしたま~るい幸せ

カレー、ラーメンと比べるとオムライスってお店が少ないですよね。餃子に関しても、最近は女性一人客も入りやすいオシャレな専門店も増えています。もちろんチェーン展開している中華料理店でおいしい餃子は食べられますし。ファミリ―でも入りやすい。

そうなんです! オムライス専門店って、女子が好きなカフェタイプが多く、ほかは老舗の洋食店か、ゆったりとした空気の喫茶店とか…。どちらかというと「ゆとり系」。子ども連れや一人でも、時間がなくてもサクッと食べられる店って少ないんですよね。

デートや女子ランチに利用度大なのが、創作オムライス専門店「ポムの樹」。包み系の王道のオムライスタイプで味も盛り付けも店の雰囲気も女子受けする要素が満載で、デザートも豊富。女性客が入りやすい店です。

1963年創業のオムライス・オムレツ専門店「ラケル」は、イギリスの農園をイメージした内装が楽しい店。ハンバーグとのセットも人気メニューで、ジューシーなハンバーグとふんわりオムライスを交互に食べると至福の時間が作れます!

そのほかにも洋食店では日本で初めてオムライスを出した店といわれる東西2店、東の「煉瓦亭」はご飯と卵を最初から混ぜたバージョンもあって、西の「北極星」は老舗洋食店ならではの手間暇かけたソースがトロトロ。

そのほか新鋭店も全国にはたくさんあって…、もうきりなくオムライスのおいしいお店はたくさんあります。みんなゆったり落ち着くタイプのお店です。

日本初のオムライスチェーンは、時間がなくても子連れも入りやすい

そんな中、珍しいオムライスチェーン店が「神田たまごけん」。路面店やフードコートなどに出店していて、時間のない時やお子様連れでもサクッとオムライスが食べられるお店です。券売機で食券を買うあたりもフランチャイズの店ムードたっぷり。

私はこちらの店のメニュー等のご協力をしているのですが、「オムライスって皆をほんわか笑顔にしていくなあ、気軽に食べられるお店が増えたらいいなあ」と思って「オムライスを国民食にしたい」という社長の考えに賛同!

オムライスは上乗せタイプで、注文してからすべて手作りしている特製。ふわとろ、とろりん、本格的で毎日食べても飽きない味だと思います。「これこれ、国民食!」って思ってしまう(笑)

考えてみたらオムライスって、スプーンひとつで食べられるし、忙しい人にはもってこいのメニューなんですよね。カレーやラーメンのように私たちにオムライスの選択肢も広がるといいな、って思っています。