ポーランド在住のたべぶろ編集部員・polskamiiです。季節はもう春!ポーランドの家庭ではピクルス作りが始まる時期でもあります。冬になると氷点下が続くポーランド。そのため夏頃から冬~春にむけた保存食を各家庭で作るのが一般的です。
ピクルスはポーランドの国民的食材といってもよいほどで、どの家庭にもあり親しまれています。ここではピクルスを使ったちょっと1品足りない時に役立つポーランド流の食べ方とレシピをご紹介します。

ポーランドでピクルスは家庭の味

多くのポーランドの家庭では、ピクルス用のキュウリが安く出回る春~夏にかけて自家製ピクルスを作り込みます。その量なんとキュウリ10~30キロ分!近所の方ではなんと100キロ近く作ったという方もいます。

冬になると極寒で市場に出回る野菜はハウス栽培のみになりますし、おそらく国民性からかお肉が主流なので野菜の需要はあまりないように感じます。そのため、冬になるとお肉以上に野菜が高いなんてことも良くあるのです。おかげで冬の食費は大変です。

野菜が不足しがちな土地柄だからこそ、こうして各家庭でピクルスを作り長い冬に備えるというわけです。ピクルスと一言にいってもたくさんの種類があります。マックに代表されるような一般的なピクルス、何となくカレーのような風味が香るピクルス、お砂糖とお酢で甘く仕上げたピクルスなどなどです。

また、各家庭によってレシピも少しずつ違うので、味に飽きることはありません。ポーランドでピクルスと言えば、先代から受け継がれた伝統的な家庭の味なのです。

ポーランド流ピクルスの食べ方:卵料理

〈材料〉
茹で卵…好きなだけ
マヨネーズ
黒コショウ
ピクルス

〈作り方〉
茹で卵を作り、半分にカットしたのちマヨネーズ・細かくカットしたピクルス・黒コショウをトッピングして完成! カリカリにしたベーコンを一緒に乗せると見栄えUPと味のバリエーションが増えますよ。

ポーランド流ピクルスの食べ方:サラダ料理

〈材料〉
ピクルス
玉ねぎ
サラダ油(オリーブ油でもOK)
黒コショウ
砂糖少々

〈作り方〉
ピクルスと玉ねぎを薄くカットして、サラダ油少量、黒コショウ、砂糖少々を加え混ぜます。30分~1時間置いて食べると味がなじんで美味しさがアップします。

ポーランド流ピクルスの食べ方:パンのおともに

〈材料〉
パン
フレッシュチーズ(クワルク)
スライスしたピクルス
黒コショウ

〈作り方〉
お好みのパンにスライスしたピクルスとフレッシュチーズを乗せて、最後に黒コショウを振りかけます。ピクルスの酸味がまろやかになって優しい味わいになりますよ。

フレッシュチーズは低カロリーなのでカロリーが気になる時にもおすすめです。朝食にいかがでしょうか?

ピクルスをもっと楽しもう!

ピクルスがとても身近にあるポーランドでは、日常的にピクルスを料理に活用しています。ご紹介したレシピの他にもピクルスを使ったスープもあり、とにかくバライエティに富んでいます。今回はササっと簡単に作れるレシピと食べ方だけを厳選してお届けしました。

あと1品欲しいとき、小腹がすいた時、ホームパーティーなどで、ぜひポーランド流食べ方を活かしてもらえたら嬉しいです。