キユーピーは今春、マヨネーズの調理用途提案を加速させる。1日の「マヨネーズの日」を皮切りに、毎春好評を得ている「キユーピー マヨカフェ」で主要都市でのキャラバンを実施。同社初のキッチンカーでのキャラバン活動となるもので、東京・大阪・名古屋の3都市で順次、マヨネーズを活用したオリジナルメニューを提供する。マヨネーズの調理用途は近年大きく拡大しており、注目を集めそうだ。

家庭用マヨネーズでは従来までのサラダ用調味料としての位置付けから、「炒める」「焼く」「膨らます」などの万能調味料としての活用が浸透。17年は消費量ベースで約半分にまで達しているというデータもある。最大手の同社でもマヨネーズを調理に活用する「マヨネーズマジック」を業界に先駆けて長く提唱しており、多彩な調理活用を提案している。

「キユーピー マヨカフェ」は毎春、渋谷や名古屋などで限定オープンするマヨネーズ料理の“専門店”。毎シーズン高い反響を得ているが、今春は初となるキャラバン形式を採用し、従来以上に手軽に楽しめるマヨネーズ料理を用意する。

キャラバン活動は「マヨネーズの日」の1日から4日までの東京・六本木を始点に、17日から18日まで名古屋、31日から4月1日まで大阪で実施する。六本木会場では主婦層に加え家族連れやカップル、若者や女性層などで盛況となり、多くの注目を集めた。

提供メニューは、味噌マヨに漬け込んで焼いた鶏むね肉と鮮やかなサラダが楽しめる「味噌マヨ鶏と5種の野菜のサラダライス」、マヨネーズを加え食感を大幅に高めた「なめらかマヨプリン」など6品。いずれも200~500円(税込み)の手軽な価格帯で、カフェオレなどのドリンク類(税込み100円)も用意する。

また、数量限定でオリジナルグッズも提供。キユーピー人形ストラップやマヨネーズスタンドに加え、特別卵「エグロワイヤル」を使用した「たまごサブレ」や通常の1.5倍の卵を使用した「たまどれ~ぬ」などの菓子類も販売する。

〈概要〉▽会場=東京:東京ミッドタウンガレリア「アトリウム」、名古屋:SUNSHINE SAKAE1階イベントスペース・地下1階グランドキャニオン広場、大阪:グランフロント大阪うめきた広場サブスペース▽営業時間=午前11時から午後5時▽特設サイト

◇日本食糧新聞の2018年3月9日号の記事を転載しました。