焼酎スタイリストおすすめ!泡盛と沖縄料理を自宅で楽しむコツ
焼酎スタイリストyukikoです。沖縄料理は好きだけれども、どのように作ったらいいのか分からない、沖縄食材がないと作れないのでは?そのように思う方も多いようです。たとえば首都圏にある沖縄料理店も、お店によっては沖縄の現地の味をそのまま再現するお店もあれば、沖縄料理を身近に感じてほしいという想いからお客さまの味覚に合わせてアレンジをするお店もあり、実は様々。
そこで、今回は沖縄の食材や味付けも大事しながら、東京の人たちに好まれるようにメニューを考えているお店に伺いました。ご自宅でも泡盛と沖縄料理が楽しめる料理のポイントを紹介します!
沖縄料理をもっと身近に!“だし”を意識して泡盛を楽しもう!
沖縄料理は「夏に食べたくなる!」という方も多いと思いますが、冬のこの時期も美味しいポイントがたくさんあります。沖縄料理は好きだけれども、どのように作ったらいいのか分からない、沖縄食材がないと作れないのでは?
……という方に向けて、泡盛と沖縄料理をご自宅でも身近に楽しめるコツをご紹介します。
今回は、東京の人たちの味覚に合わせて沖縄料理を提供しているお店「沖縄島酒食堂 いちゃりばちょーでー」に伺いました。「いちゃりばちょーでー」とは沖縄の方言で、“一度会ったら皆兄弟”の意味です。沖縄の人たちの心の温かさや親しみやすさを表す言葉なのです。
このお店の特徴は、沖縄料理を東京の人たちにも気軽に食べてもらえるよう、沖縄の食材や味付けなどの食文化を大事にしながら、東京の人たちの味覚に合うように料理が作られています。そして、沖縄以外の食材とも合わせたお店オリジナルのメニューも豊富にあるため、自宅で沖縄料理を作ってみたい人にもおすすめのお店です。
上の写真の料理は「沖縄島酒食堂 いちゃりばちょーでー」オリジナルチャンプルーです。皆さんがよく知るチャンプルーもメニューにありますが、こちらはなんと、北海道産の鹿肉を使った「鹿肉のチャンプルー」!
「チャンプルー」は、「混ぜる」「炒める」の意味で、ゴーヤーチャンプルーが有名ですよね。
沖縄料理はかつおだしがよく使われており、チャンプルーもかつおだしを使用するのがひとつのポイントです。ご自宅ではめんつゆを使用すると簡単ですよ。
さらに、泡盛に合うメニューとして冬におすすめなのが「おでん」です。上の写真のように、しっかりとかつおだしを効かせたおでんは、泡盛によく合います。味がしみ込んだ翌日のおでんと合わせるのもおすすめです!
お店のメニューにもおでんがあり、コラーゲンたっぷりのテビチ(写真奥:豚足を柔らかく煮込んで味付けしたもの)が入っていました。しっかりとかつおだしが効いたお店のおでんは、やはり泡盛にとても合いましたよ!
自宅でも簡単にできる!泡盛に合う料理を作る時のポイント
沖縄料理の定番、ぜひ泡盛と合わせて楽しんでほしい料理が「ラフテー」つまり「豚の角煮」です。沖縄料理のお店で楽しむのも美味しいのですが、自宅でも美味しさをアップさせるポイントがあります。
今回は、お店のオーナー富澤さんに家庭で簡単にできるポイントをお聞きしました。「ご自宅で沖縄料理を楽しみたい時や泡盛のおつまみを作る時に、やはりポイントとなるのは黒糖と泡盛ですね。この2つを上手に使って、ぜひ皆さんにも沖縄料理や泡盛を身近に感じてもらいたいです」
例えば角煮(ラフテー)を作る時は、水や料理酒を入れる代わりにスーパーで気軽に購入できる泡盛を使用すると沖縄料理の雰囲気にぐっと近づきます。砂糖も、白砂糖ではなく黒砂糖にするとコクや旨みが引き立って角煮自体も美味しくなりますし、泡盛と合わせた時にとても美味しいコーディネートになります。
しかも、角煮はたくさん作っておいて、ジップロックのような保存袋に入れて冷凍にしておくと日持ちが可能です。レンジで必要な分だけ解凍すれば、忙しい日にも助かる一品になりますし、お子さんのお弁当にも使える食べ応えのあるおかずにもなります。
すでに角煮を作る時に実践している方は、ぜひご自宅で「泡盛とのコーディネート」を試してみて下さい!
沖縄料理に合わせたい、おすすめの泡盛
沖縄料理店「沖縄島酒食堂 いちゃりばちょーでー」でも取り扱いのある、皆さんにおすすめの泡盛を紹介します。先ほど紹介したかつおだしの効いたチャンプルーやおでん、他にも海ぶどうやラフテーと一緒に楽しんだ銘柄です。
泡盛は、本格焼酎以上にアルコール度数が高いイメージを持っている方も多いのですが、沖縄では水割りで飲む方も多いのです。加水することでアルコール度数が下がるため、飲みやすくなりますし、ご自宅での料理とも合わせやすくなりますよ。
・まる田(やんばる酒造)30度
地元で愛され飲まれている泡盛。なめらかさがあり、水割りにすると柔らかな口当たりが特徴です。地元で愛されているだけあって、素朴で飲み疲れがしない美味しさを皆さんも味わってみて下さい。海ぶどうやお刺身などにもおすすめです。
・龍泉甕貯蔵古酒(龍泉酒造)25度
写真の左から3番目の泡盛。老麹(ひねりこうじ)という熟成方法を用いて、手間暇かけて造られたものです。繊細な甘みが口の中に広がって、とても美味しい泡盛です。ラフテーなどの味の濃いものに対して、すっと口のなかのバランスを整えてくれるので、その感覚を楽しんでほしいですね。
・残波プレミアム5年古酒(比嘉酒造)35度
東京でも比較的手に入りやすい泡盛の銘柄が「残波」(ざんぱ)です。「残波」のなかでも5年間熟成させたものが「残波プレミアム5年古酒」です。熟成期間が長いため、角がなく大変まろやかです。古酒(クースー)は特に手に入る場所や飲めるお店も限られてしまうので、もし泡盛初心者の方が泡盛を気軽に楽しみたい時、身近に泡盛を楽しみたい時は首都圏のスーパーでも購入可能な「残波ホワイト25度」をまずは探してみると良いでしょう。アルコール度数も25度なので、ご自宅での様々な料理にも合わせやすいですよ!
泡盛は飲む楽しさもあり、料理酒のようにご家庭の料理を引き立たせる役割も担えるお酒です。味付けを少し意識するだけで泡盛と合う料理が自宅でも美味しく作れますので、ぜひ冬の時期も泡盛を楽しんでほしいです!
≪協力店≫
沖縄島酒食堂 いちゃりばちょーでー
住所:〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1-15-22イイダアネックス3F
電話:03-3420-7852
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。