アンニョンハセヨ!埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家でキムチ大大大好きな李亜民です。小さいころからキムチを食べて育ちました。発酵パワーによりおかげさまでお肌ツルツルのスベスベです。子どもたちも離乳食から食べさせたりと早いうちからキムチ生活です。わたしみたいにキムチを大好きな方、たくさんいらっしゃると思います。今回はキムチを食べて残った汁の活かし方をおすそ分けしますね。最後までぜひお楽しみください。

キムチを食べて残った汁は捨てるなんてもったいない!

キムチの残り汁は「捨てる」方が大半だと思いますが、わたしは捨てません。捨てるなんてもったいない!全て使い切ります。

キムチを作るのにたくさんの食材&調味料が使われています。あみの塩辛やいかの塩辛、いわしのエキスとだしがいっぱい使われ、旨味成分がぎっしり詰まっているキムチ。とことん活かしたもん勝ちです。

はちのすキムチ

寒い季節はキムチ鍋が一番ですかね!自宅で集まった際のパーティーに持ってこいの鍋料理。

人がたくさん集まるときなどに作ってみてはいかがでしょうか?取っておいたキムチの残り汁はキムチ鍋の素に代用できます。でもキムチ鍋には残り汁だけでなくキムチも入れましょう!

味の整え方は簡単。お味噌とめんつゆとすりおろしたにんにくです。あと万能だしのダシダ!ダシダは本当に便利です。

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「豚キムチ」にも残り汁を活かしてくださいね。キムチの残り汁とお肉を炒めて、一口サイズに切ったキムチとダシダで炒めたら完成。ごま油を使うとより韓国風ですが、オリーブオイルで炒めても唐辛子の辛さを包み込み、まろやかさが増しオススメです。

ちょいピリ辛なおとな用と辛くない子ども用で分ける際に便利!

辛さの加減はいつも子どもに合わせて物足りないな、と思っているそこのママさん。キムチの残り汁がそのお悩みを解消してくれます。

チャプチェ(韓国はるさめ)を作ったら子ども用に取り分けておいて、おとな分にキムチの残り汁を絡めましょう。あまり入れるとべちょべちょっと汁っぽくなりすぎてしまうので注意。ちょいピリ辛になるだけで「いつもと違う」ものが味わえて、新鮮な気持ちになりますね。

おうちで作る野菜炒めやおじやにも活かしてみてください。おとな用と子ども用を別々に作らなきゃなんて思うと、面倒ですよね。でもあとから汁を追加するだけなら簡単です。美味しく楽しくみんなの笑顔が増えてステキな食卓になりますね。

キムチの残り汁(ヤンニョン)にまた野菜を漬けたらキムチになりますか?の質問が多いですが…

ずばり、オススメはしません。すでに野菜を漬け込んだヤンニョンは、野菜から水気も出ているので薄くなってしまっています。

ですが、たくさんの食材&調味料で作られたキムチです。だしも旨味成分も最後まで活かすにはほかの料理に絡ませることが大事です。上手に使ってだしと旨味を存分に発揮させましょう!

お肉とキムチの残り汁を炒めてチャーハンを作ったり、先ほどの豚キムチも肉を豚スライスから挽肉に変えるだけで、またレシピが一つ増えます。

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スプーン1杯垂らすだけで料理が無敵になるヤンニョンジャン【レシピ付き】

ひき肉を使った豚キムチ

チーズキムチチヂミのレシピ

チーズをトッピングしたり、いろいろな具材を混ぜてチヂミパーティーもいいですね。ホットプレートでチヂミパーティー楽しんでみませんか?

▼材料(4人分)
・小麦粉 300g
・片栗粉 50g
・卵 2個
・水 500cc
・塩 小さじ1
※塩、砂糖の代わりに韓国牛肉だしのダシダでも◎

・砂糖 小さじ1
・キムチ 適量
・キムチの残り汁 50g
・ごま油 少々
・チーズ  80g
◇ねぎ 1本
○ポン酢、ジャン(韓国付けだれ)

▼作り方

  1. ねぎとキムチを食べやすい大きさに切る。
  2. 小麦粉と片栗粉を水で溶きほぐす。卵も溶いて入れる。
  3. 塩、砂糖を入れてかき混ぜる。1も入れて混ぜる。
  4. ごま油をしいて焼きチーズをパラパラ乗せて焼く。生地が固まったら周りにごま油をもう一度垂らして、フライパンを回しながら外側だけをカリッと焼くのがオススメ。
  5. ポン酢やジャンを付けて食べる。