香りのインドと旨味の日本。カレーうどんが教えてくれる美味しいカレーのポイントとは【レシピ付き】
カレーうどん、好きですか?
お昼時、「そば・うどん」と書かれた看板を見かけてお店に入ると、ついつい頼んでしまったのはカレーうどん。あれ、カレーを食べるつもりはなかったのになと思いつつ、食べてみるとカレーうどんってやっぱり美味しいんですよね。出汁とカレーが合わさったカレーうどんはいかにも日本的なカレーだと思うのです。
季節はすっかり秋。温かいものが恋しくなる季節です。カレーうどんのおいしい食べ方のご紹介です。
カレーうどんを美味しくするポイントはスープにあり?
煮物を作る時やそうめんやうどんのスープを作る時、お湯よりも出汁を使ったほうが美味しく仕上がりますよね。だしの素は、出汁をひく時間を短縮して出汁の旨味を補います。お湯に醤油とみりんを加えたスープと、出汁に醤油とみりんを加えたスープでうどんを食べ比べると旨味の大切さがよくわかると思います。
同じようにカレーにも旨味(出汁以外の旨味も含めて)は大切で、上手に旨味を補うと美味しいカレーが出来上がります。
カレーの本場インドでは、調理過程で食材そのものから旨味を引き出しますが、スパイスの香りに重点が置かれているため出汁をひく文化はありません。
旨味の日本と香りのインド。2ヵ国間のいいとこ取りをすると美味しいカレーうどんが出来上がります。
手作り固形ルゥで作るカレーうどん
前回ご紹介した固形ルゥを使ってカレーうどんを作ってみましょう。旨味は鰹出汁で補います。
<材料>2人分
うどん 2玉
ネギ 1本
人参 1/3本
しめじ、舞茸、エリンギ 各1/2パック
鶏むね肉 100グラム
鰹出汁 600cc
濃口醤油 60cc
みりん 60cc
手作り固形ルゥ 75グラム
油 適量
<作り方>
- ネギは斜め切り、人参は短冊切り、鶏むね肉は一口大に切り、しめじ、舞茸、エリンギは食べやすい大きさにする。
- 鍋に油をひいてネギを炒めて香りが出たら、人参、鶏むね肉、しめじ、舞茸、エリンギを加え炒める。
- 火が通ったら鰹出汁、濃口醤油、みりんを加える。
- 手作り固形ルゥを加えて溶かし、全体になじませる。
- うどんを茹で、4とともに盛り付けしたら完成。
手作り固形ルゥを使ってツナ缶カレーも
ツナ缶はお肉がない時の代用品として活躍してくれます。カレーうどんと同様、きのこ類とネギを使ったカレーのご紹介です。日本にカレーが伝わった当初のレシピ本では、玉ねぎの代わりにネギが使われていたのです。
<材料>2人分
ねぎ 1本
しめじ、舞茸、エリンギ 1パック
GGペースト 大さじ1
ツナ缶 1缶
手作り固形ルゥ 60グラム
水 500cc
油 適量
<作り方>
- ネギを小口切り、しめじ、舞茸、エリンギをほぐし、GGペーストを作る。
- 鍋に油をひいてネギを炒めて香りが出たら、GGペーストを加え炒める。※GGペーストは、香りが出て青臭さが飛ぶまでしっかり炒めるようにする。
- しめじ、舞茸、エリンギを加え、ツナ缶も加え炒め続ける。
- 水を加え約10分煮込み、手作り固形ルゥを全体になじませ完成。※味に物足りなさを感じる時は、みりんとお酢などの隠し味を加えてください。
2回に続けてお伝えした手作り固形ルゥ。市販の固形ルゥと同じように使ってみてください。その時は、旨味を補うことを忘れずに。手作りだから化学調味料が気になる方にもおすすめですね。
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