鹿児島県鹿児島市出身のたべぷろ編集部員・横路あるくです。今回は小腹がちょっとすきがちな食欲の秋にピッタリ! 鹿児島県民に愛されている和菓子「しんこだんご」の食べ方をご紹介します。
高齢者からお子様まで幅広く愛されているしんこだんごは、大きく言ってしまえば、他県でいうところの「しょうゆだんご」にあたると思います。しかし鹿児島県では「しんこだんご」の呼び名がメジャーです。しんこだんごが長く鹿児島県民に愛され、食べられてきた証ですね。

もっちりとしたおだんごの甘みとお醤油の上品な味が…

しんこだんごが売られているのは、やっぱりおだんご屋さん。今回は、鹿児島市中心部から少し離れたおだんご屋さんにお邪魔しました。

こちらのお店では、しんこだんごを1本から購入可能で

・1本80円(税込)
・5本400円(税込)
・10本800円(税込)

というラインアップがあります。

今回はお土産として購入したかったため、5本入りをオーダー。お店の方がさっそく、目の前でしんこだんごを焼いてくれました。香ばしいイイ匂いがたまりません。

家に帰って包みを開き、オヤツとして一口パクリ。もっちりとしたおだんごの甘みとお醤油の上品な味が口の中に広がります。あっという間に1本食べきってしまったのは言うまでもないでしょう。

とはいえ、しんこだんごだけでは口寂しいものです。そこで、しんこだんごのオトモとして出てくるのは、やっぱりお茶。鹿児島県はお茶の産地としても有名ですもんね。

アレンジ!しんこだんごが余った場合はこんな食べ方も

しんこだんごが硬くなって食べるのが難しくなってしまった場合は、ラップをかけてレンジで温めれば美味しく食べられます。

でも正直、「もう、しんこだんごはいいかな……」と思ってしまうことがあるんですよね。そんなときには、しんこだんごをアレンジして食べてみましょう。

しんこだんごを串からはずして、耐熱皿に入れてレンジでチン。様子を見ながら温めると良いでしょう。
今回は、しんこだんご2本分を1分弱温めました。

だんごが温まったら、お鍋に

・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2分の1
・酒 大さじ2分の1

を入れて、中火であたためます。

鍋がフツフツしてきたら水溶き片栗粉を入れ、トロミをつけましょう。温めておいたしんこだんごに、作ったタレをかけてできあがり。コッテリとした甘さがたまらない、ひとくちみたらしだんごの完成です。

お皿からとって食べるので、タレがボトリと落ちてしまう心配もなく、とっても食べやすいですよ。

しんこだんごはお祭りでも食べられる!

しんこだんごは、お祭りの屋台でも食べられています。歩くことが多いお祭りでも、串物ならサッと食べられますもんね。

今年の夏祭りで「しんこだんごの屋台はどこだろう?」と探していたら、向こうから小学生と思われる子どもたちがワラワラと団子を片手にやってきました。

彼らのきた方向へ向かって歩くと、しんこだんごの屋台に到着。しんこだんごは「串モノカテゴリ」として、イカ焼きなどと一緒に売られています。

こちらの屋台のしんこだんごは前述したお店のしんこだんごと違い、タレが少しトロリとしていて、だんごが大ぶりで甘めの味付けでした。

「しんこだんご」はオンラインショッピングでの購入も可能ですが、個人的にはしんこだんごは香りも楽しめる食べ物だと思っています。鹿児島県に来てコバラがすいたときには、ぜひ1本どうぞ!