一流シェフや料理人が講師、全国の小学生に「味覚の授業」
味覚の一週間実行委員会は10月23~29日、第7回「味覚の一週間」を全国展開する。「味覚の授業」「味覚の食卓」「味覚のアトリエ」の三つの活動で構成される同イベントの中核になる「味覚の授業」に、田中健一郎帝国ホテル総料理長、坂田幹靖GINZA・kanseiオーナーシェフをはじめとする全国の和・洋・中の料理人と生産者らがボランティア参加する。
8月30日現在、講師約180人と開催校211校の参加が決定。同実行委員会の瀬古篤子事務局長は「年々開催希望校が増え講師が不足している。料理人の皆さまにぜひご協力いただきたい」と呼び掛けている。参加申し込みは味覚の一週間事務局(電話03・3402・5616、公式ホームページ)まで。
「味覚の一週間」は1990年、ジャーナリストで料理評論家のジャン・リュック・プティルノー氏を中心にフランスで始まった認知度90%の国民的食育活動で今年28回目。日本では2011年に初開催され7回目。文部科学省、農林水産省、厚生労働省、在日フランス大使館が後援、東京ガス、築野食品工業などの企業が協賛する。
今年の「味覚の授業」は味蕾(みらい)が発達している小学3年生以上を対象に、塩、米酢、チョコレート、砂糖、だしなどの匂い、食感、味の体験を通して味の基本となる5味、または4味を説明。5~6年生はさらに調理実習を実施。食べ物を大切にし、生産者や作り手に感謝する気持ちを育む。
「味覚の食卓」は、味覚の授業に参加する料理人の店を中心に、五味がバランスよく取り入れられた料理と写真付きレシピを提供。「味覚のアトリエ」では協賛企業や協力組織がさまざまな味覚体験イベントを企画。世界中からBENTOレシピを募集する「インターナショナルBENTOコンクール」の取り組みでオリンピック・パラリンピックを盛り上げる「Beyond2020」の承認を申請し、世界へBENTO文化を発信する。
◇日本食糧新聞の2017年9月8日号の記事を転載しました。
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