蒸し暑くなって、アイスクリームがおいしい季節になってきましたね。みなさん、市販アイスのパッケージに記載されているカロリーを見たことはありますか? アイス1個分のカロリーはおよそ200〜300kcal。これは、ご飯茶碗およそ1杯に相当します。ダイエットをされている方は、食べ過ぎに注意したいものです。私のところへ栄養相談に来る糖尿病患者さんも、夏だけ高血糖になっていたのですが、お風呂上がりにアイスを食べていたのが原因のようでした。
今回は、上手にカロリーコントロールしながら、ひんやりできるおすすめ食品をご紹介します。

甘さすっきり、ひんやり手作り氷を作ってみましょう!

「手作りなんて手間がかかりそう」と感じる方もいますよね。普通のアイスは材料をきちんと計量し、冷凍庫に入れた後も何度もかき混ぜなければなりません。

今回は氷を作る要領でいいので、計量もなく、冷凍庫に入れるだけ。食べる時、お好きな量を取り出して食べられます。

作り方は、製氷皿に低エネルギーのドリンクを入れて、冷凍庫で冷やし固めるだけ!です。水で作った氷より固まりにくく、噛み砕くのにちょうど良い固さになります。

低カロリードリンクとして使用する商品はこちら。

・日本コカ・コーラ アクエリアス ゼロ
100mlあたり エネルギー:0kcal

・アサヒ飲料 「カルピス」 カロリー60%オフ
希釈時100mlあたり エネルギー:16kcal

友人が10kg減量を成功させた!手軽に食べられる市販氷とは

暑くて、とりあえず早く冷たいものを食べたい方はこちらがおすすめ。

・森永製菓 アイスボックス〈グレープフルーツ〉

だれでも目にしたことのある定番商品ですが、1カップ13kcalと低エネルギーでダイエットの強い味方です。グレープフルーツが定番の味ですが、この夏はアイスボックス〈ビタCオレンジ〉(1カップ13kcal)も販売されています。

おやつをアイスボックスに切り替えて、なんと10kgの減量に成功した友人がいます。彼女はアイスボックスがおいしくて、無理なく続けられたようです。

おいしさはそのまま! 昼休みに管理栄養士が買いに走るアイス

「氷もいいけれど、普通のアイスが食べたい」という方には、低カロリーなこちらがおすすめです。


・グリコ SUNAO<バニラ>
1個(120ml)あたり エネルギー:80kcal、食物繊維:13.4g

カロリーは通常のアイスのおよそ半分に抑えられていますが、おいしさは通常の商品と変わりません。私の職場の管理栄養士たちも、昼休みにこのアイスを買いに走るのが習慣になってしまいました。

カロリーの低さでも優秀なのですが、豆乳やとうもろこし由来の食物繊維が豊富に含まれている点も魅力です。食物繊維は血糖の上昇を緩やかにするので、アイスがやめられない糖尿病患者さんにも提案しています。