麺・もち・ご飯メーカーの城北麺工(山形市)は、帝人が開発した機能性大麦「バリーマックス」を使った「スーパー大麦もち麦・玄米ごはん」(写真)を21日から全国のスーパー、百貨店、同社ネットショップで発売した。

バリーマックスは豪州連邦科学産業研究機構が開発した非遺伝子組み換え大麦で、通常の大麦に比べ2倍の食物繊維、4倍のレジストスターチ(難消化性でんぷん)を含むスーパー大麦。レジストスターチを大腸へ届け、腸内環境が改善されることが期待される。

同社は簡便、健康という切り口で消費者が求めるパックご飯の開発を進め、玄米とスーパー大麦、もち麦を合わせたハイブリッドな“スーパーパックご飯”が出来上がった。

玄米も山形県産特別栽培米「つや姫」を使用。商品化について「麦の人気が高まり、麦ご飯の開発を進めてきた。スーパー大麦も今春から原料が潤沢に調達できるようになり発売に至った」(同社商品管理部)と話している。

配合比率は玄米45%、もち麦40%、スーパー大麦15%。1パック150g、小売価格250円(税別)。

◇日本食糧新聞の2018年5月25日号の記事を転載しました。